共に育つ喜び 令和5年3月13日
No 467 誠和幼稚園 誠和あい保育園 info@seiwa-kg.jp
子どもと歳をとった自分の親への働きかける愛情は、相手を素直に受け入れ・認め・具体的なほめ上手・笑顔・手を握り肌と触れ合うぬくもり・ありがとうの言葉と優しい態度があれば、幸せな時間を共に過ごし生きている喜び味わうことに結び付きます。 飯田 和也
温かい愛のある雰囲気の家族の中で育った人と最後を送ることができる人は幸せといえます。子どもも人生の最後を自分の家族と一緒に過ごそうとしている人も家庭に笑顔があり、ありがとうの言葉が飛び交い、相手の言葉や態度を受け入れさらにほめ上手な家族の中で生活できている人は、幸せなひと時に結び付くことになり安心して最後を充実したことになります。
このような愛のある家庭の中の子どもは心が安定して人の話を聴く態度ができ、中学生になっても落ち着いて最後まで我慢して話が聴くことができ、さらにおおらかで人に好かれる態度が身についている場合が見られます。
歳をとって何度も繰り返し言葉を言うようになった人、物忘れが激しくなった人、動くことが遅くなりやっと動くことができる人、聴くことやしゃべること食べることが不自由になった人、痛くてつらいときに温かい愛に包まれていると感じ生きていてよかったという思いに浸れることで穏やかになると思います。
しかし、文句やケチばかりが家庭の中にあれば反発・反抗・ストレス・イライラ・暗い顔・悲しい表情に結びつきます。子どもはそのような愛の少ない家にはいたくなく外ばかりに心を向けてしまいます。
言ったことを否定され、やろうとしていることにケチ・文句を言われ、できたと喜びを言うともっとできるでしょうと指摘されることで拒否的な愛情の反対と言われる無関心な雰囲気を味わってしまいます。
歳をとった相手に何度も聞いて嫌がられ、言うことをくどいと言われすぎると相手は話したくない、そばにいないで遠くに行きたい、パニックが激しくなります。言っていることが聞こえない、ごはんこぼしてダメ、自分で頑張って片づけて、早く服着て、ごはん最後まで全部食べなさい。
小さなことに目くじらを立て、しつっこくいわれすぎると余計に言わない・動きたくない・物に当たり癇癪おこすといった行動に結び付く子どもも年老いた大人も見られます。
子ども・そして大人でも温かい愛のある雰囲気づくりとして、「カバンゆっくりかけていいよ」「ありがとうとはっきり言えなくてわかるよ」「ボタン外すの一つずつゆっくりでいいよ」「ご飯も食べられるだけでいいよ、食べてよかったね」「靴履くの急がないで待っているよ」「スプーンで食べてもおいしく食べられればいいよ」このように子どもと自分の年老いた親に温かい雰囲気で触れ合うことで家族の中に生きていてよかった、子どもを授かった喜びを味わうことになります。
子どもと年老いた大人に対して、家族で一緒に生きている喜び、親子で楽しくもっと生きていたい意欲を育てることで家族の愛が深まり、充実した最後の生活にも結び付きます。