只今、6月21日の発表会にむけて練習中です

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                    東海学園大学 飯田和也

 

1      ねらいと内容の言葉の使い方の統一を各自の園は園長と主任を交えて統一を図ることです。例えば「楽しむ・味わう」について、指針の中の言葉を意思統一することから始めます。保育指針の中の第三章ねらいと内容において「味わう・楽しむ」といった言葉が混在しています。

 

  各園でねらいは発達の方向性で心情・意欲・態度を身につけさせる教育として園長を含めて統一する事が求められます。特に、園長や主任が保育者から質問をされたときに答えがブレた「異なる答え方をする」と全員が不安感となります。

 

  ねらいは「楽しむ・味わう・広める・深める・しようとする」といった発達の方向性であり心情・意欲・態度の言葉の使い方を園内で話し合って決めたいものです。

 

  発達援助事項としての内容は「知る・世話する・遊ぶ・親しむ・参加する」といったようにねらいの言葉と明確に区別をした言葉にする事で保育者全員が納得となります。発達過程「おおむね○歳」を会得した一人ひとりの発達を抑えた指導計画の点検・評価そして改善する時の具体的な理解の参考になります。

 

演習「子どもの発達過程における保育の視点 例 言葉から」自分のねらいの立案はどこを根拠としているかを点検・評価する資料とします。

 

演習で様式評価  「自分の指導計画を持ち寄り、発達の捉え方の癖を探る」自分の指導計画でねらい・内容を点検すると発達の捉え方が方向性やおおむね○歳を考慮しているか点検・評価する資料とします。目標がただのスローガンでなく発達を捉えた文章か評価します。

 

 ねらいが発達の方向性と発達過程のおおむね○歳で二カ年捉えているか評価します。内容が発達の多面性として五領域で偏っていないか評価します。環境構成が子どもの発達の相互作用として物的・人的・雰囲気として立案されているか。予想される活動がいきいきと環境に積極的にかかわるように予想して立案しているか。援助が具体的な共感・問い・見守り・助言など記入しているかを評価する力を持ちたいものです。

 

演習 二人一組で先生役と子ども役で手遊びをして「どのようにかかわったか」先生の言葉をノートに記入します。この最初の文章がどのように記述したかが点検・評価の最も重要な原点になります。研修が終わったときにこの文章に戻ると、自身の発達理解が出来保育の質が高まったことを自覚し改善に結びつく事になります。

 

演習2   交代して発達過程「おおむね○歳」を参照して共感した言葉をノートに記入します。ここで演習2は発達を見つけ、それを気づかせる言葉を書く能力が求められます。演習1と異なった視点を自覚できたらスキルアップとなります。

2      養護のねらいと内容の言葉についても統一を図ることです。養護に包まれて教育があるという生きる喜びと生きる力を大切にする保育の基本があります。

 

  養護は季節の変わり目・暑さや寒さ対策、家庭での環境の変化・弟や妹の誕生・親との別れ、集団感染・インフルエンザ・ロタ・ノロ、地震・津波対策など保育者が命を守り、保健衛生的なためと情緒の安定のために保育所全体で大人がするという共通な考えと言えます。

 

  養護「大人がする」の書き方としてねらいは「図る・する」という言葉で統一します。そして養護の内容は「・・に対応する。・・を把握する。・・の調節をする。・・する。・・適切に対処する。・・過ごせるようにする」といった園の中で統一したいものです。

 

  特に、保育者が子どもに身につけさせる教育、五領域「健康」の内容である生活習慣の自立と異なっている事を認識したいものです。津波の後何日も親に引き渡す事ができない間、命を守り、情緒の安定を図り、生理的欲求を満たし病気にさせないための保健衛生的な環境を作るとき、自分で生活習慣の自立をさせる事はできません。保育者が乳幼児や障がい児を含めて保育者がすることが養護です。

 

  演習「養護の基本とは、命を守るため二人一組になって・・・」

  演習3・怖い・恐ろしい演習体験から大人『保育者が命を守る』生活習慣の自立でないことを再確認する事で立案と実践が異なります。

 

    演習4心の安定とは「保育者と乳幼児が心の絆となる一生のふれあい」を理解し養護の大切さを体験したいものです。

 

3      環境構成の中に雰囲気の立案により園全体が変化する事を認識する事です。雰囲気を単なる物的空間として捉えるのでなく、人的環境を含めて乳幼児が自分からかかわりたくなる環境とすることが最も重要になります。

 

 「温かい雰囲気を作る」と言う中身は「乳幼児がこの場・時で失敗しても良い・一つで良い・自分は先生や友達から認められている・愛されている・受け入れられている」といった多くの友達や先生から笑顔の関わりが最も重要になります。

 

  人は環境を通して相互作用で発達するという言葉を大切にするとき、乳幼児が環境に自発的にかかわるという態度により知的発達や身体的発達などが保障されます。「有難う・幸せ」と言う言葉が飛び交っている保育室が求められます。しかし、冷たい・怖い・恐ろしい雰囲気には自分からかかわりたくなくなります。

 

 演習5「温かい愛のある雰囲気とは」体験すると指導計画の立案と保育実践ががらりと異なります。隣り同士ノートを交換し相手のいいところを五か所かきます。そして「お互いがその書いた文章を説明します」この書く事で環境構成の雰囲気を味わうことになります。

 

演習6さらに、自分の受け持ちのクラスの名簿の一番の子のいいところを10個書いてみて下さい。保育者のほめる姿から子どもが子どもをほめる保育に結びつきます。

 

4     予想される活動と予想される姿の区別を必要と思う園は統一を図ることです。活動と姿の違いを辞書で明確にします。

  保育の基本 114   予想される子どもの姿と予想される子どもの活動の違いを明確にした立案と実践について「点検・評価・改善へ」

                     

 姿「身体つき、身なりなど形あるものの全体的な外見、様子、風采、なりふり」

活動『生き生きと行動する事、働き動く事』広辞苑・岩波書房

 

姿『見たときの全体的な視覚印象。その時々の様相』

活動「積極的にいきいきと絶えず動いたり働いたりする様子」国語辞典・三省堂

 

このように子どもの姿と子どもの活動の違いを辞書から参考にすることで環境構成「物的・人的・雰囲気」の立案と実践が異なります。指導計画に記入するには「予想される活動」として生き生きと絶えず動いたりする子どもの様子とすることで、一人ひとりの発達を大切にした保育実践に結びつきます。さらに、発達支援として幅広い立案と援助が広がる事を理解し保育の奥の深さを味わいたいものです。

 

予想される子どもの姿は、子どもの姿をその時々の様子として保育者が見た時の具体的な視覚印象として考えた立案となりやすい。環境にかかわるのでなく一日の行動の姿・様子となりやすい。

例として縄跳びに対して(前跳びする子がいる。前跳びしない子もいる。・連続で何回も跳べるようになる)友だちとの関わりでは(ともだちとブロックで仲良くする姿が見られる。喧嘩しない子もいる。友だちと仲良くする)教材のはさみに対して(はさみで直線に沿って切る姿が見られる・はさみを上手に使えない子が見られる)を使う場面では(箸を使ってこぼさないで食べることができる・箸を使えない子がいる」といった全体的な外見の視覚印象の事例となります。

 

このような子どもの姿の様子の立案により物的環境は(前跳びするために縄跳びを準備しておく)と言った発想だけになり他の活動を理解しない場合があります。他のどのようにかかわるかを予想できなく首に巻いて窒息したり、振りまわした縄跳びが眼に当たり失明する大事故に結びつく場合となります。

 

また「予想される姿」の欄があり、その欄には偏った立案の文章として「友だちと仲良くする」といった例が時々あります。この考えは(仲良く遊ばせたい)保育をしたいという内容を立案することに結びつきます。このように予想される姿が指導したい内容を立案することで「仲良くさせる保育実践」となり偏ってしまいます。

子どもは最初から仲良くしません、自分勝手な行動をするのが当たり前です。仲良くするような生き方・仲良くしたくなる行動を身につけることが教育です。

従って、子どもの姿を子どもの様子・全体的な視覚印象は保育者の主観となりがちとなり偏った指導計画の立案と実践に結びつきやすいという事を理解したいものです。

 

これに対して予想される活動は、週案や日案の環境構成にどのようにかかわるかを予想することで援助が幅広くなります。活動は「子どもが生き生きと行動すること・積極的に絶えず動いたりする子どもの様子」を捉えることになります。

 

縄跳びの事例では(前に出してぴょんと一回跳ぶ・前に出してぴょん・前に出してぴょんと二回飛ぶ。先生見て、五回跳べるようになったよと言う。縄跳びを首に巻いてみている。縄跳びを振りまわす。縄跳びを滑り台に引っ掛けてぶら下がる・引っ張る)と縄跳びに対して積極的にかかわることを予想します。

 

このように絶えず動いたりする様子を立案することで発達支援の「問いかけ・はげまし・慰め・見守り・共感」などを立案することが幅広くなります。発達支援では「わあ、5.9回、また5.4回跳んだね」と共感する。「縄跳びを首に巻くとしまって死んでしまうからやめようね」と助言する。「滑り台にぶらさがると外れて大けがするからやめようね」と指示する。

 

はさみの立案の事例では「はさみを右手に持って紙に書いてある線に沿ってチョキチョキと切る。ハサミの持ち方が反対になって切る。ハサミをチョキチョキとするが途中でびりびりと破いてしまう」と言った物的環境のはさみに対してどのようにいきいきと積極的にかかわるかを予想することで発達支援が幅広くなります。発達支援では(線のとおりにチョキチョキ切れて気持ちいいね)と共感する。「はさみのもち方が反対だと手を切るよ」と指示する。「びりびり破くと紙がもったいないね、持ち方変えるときれいに切れるよ」と助言する

 

友だちとのかかわりの事例「友だちとブロック」では「ブロックを線路に見立てて電車を作り走らせる。ブロックで駅をつくり電車を停まらせる。電車同士をぶつけて譲れないで喧嘩する。ブロックがぬけなくなって癇癪を起こしてなげる」といったいきいきと動いたりすることが立案できます。

 

発達支援では(○○電車みたいだね、△△駅に着いたね、かっこいいね)と言葉をかける。「電車がぶつかって大事故だ、救急車を呼んだらいいのかな」と問いかける。「ブロックを投げたら他の友だちに当たって怪我するから気をつけてね)と注意するなど幅広い立案が工夫されます。ごっこ遊びの場面での立案は(男の子のグループでライダーごっこしているADをじっと見ている。Aは自分が思った以上の力で叩かれたのでやり返す)

 

このような立案に対して「○○ライダー見たいでかっこいい」と共感する。「目をついたり、顔に当たらないように気をつけて遊んでね)と助言する。と言った記入もできルールを丁寧に伝えることもできます。

 

箸の事例では『箸を握って食べてこぼす。先生、箸これで良いという。箸をソーセージに突き刺して口に入れる』と箸をどのようにもったり、どのように使うかを具体的にかかわることを予想した立案になります。援助では「箸が上手にもって使えてよかったね」と声をかける。「最初はソーセージだけ食べられるだけで良いよ」と箸が使えた喜びを味合わせる言葉をかけるなど幅ひろい発達支援の立案ができ、一人ひとりの発達を抑えた実践に結びつきます。

 

このように子どもの姿でなく指導計画に予想される子どもの活動を立案する事で環境構成が子どもの立場に結びつきます。そして物的環境・人的環境・雰囲気までねらいと内容に相応しい立案ができるようになります。

自分が立案している「予想される姿」と「予想される活動」に対して、どのように理解し指導計画に結び付けているかを点検・評価し、園の中で意思統一する手がかりにしていただければ幸いです。

 

演習7「○○にどのようにかかわるかとは」答えてみてください。子どもの姿を観察していないと「予想される活動」を立案できません。

 

演習8業務上過失致死罪逮捕にならない指導計画になっているか点検・評価」してください。なっていなければ何処を改善したらいいですか。

 

5     保育者の援助は乳幼児の発達支援のため点検・評価・改善しやすい文章に統一する事です。「愛のある温かさが感じられる文章を取り入れる事」上手にさせるための文章だけでなく(共感・励まし・慰め・問いかけ・見守り)といった具体的な発達支援の言葉が書かれているかを評価したいものです。

 

例として「排泄できた時には、出たね、オムツ濡れなくて気持ち良いね」と嬉しい気持ちに共感する。乳児は気持良いという気持を言葉で表現する事は不可能です。そのような言葉で言い表す事ができない快い状態を代弁される事で情緒的発達の分化を保障することにもなります。

 

「保育士が仲立ちとなり「一緒に貸してっていってみようか」「○○ちゃんおわったら貸してもらおうね」など声をかけたり、「○○チャンと一緒に遊べてよかったね」などと共感したりする。人とのかかわりの中で相手の気持をどのように理解して良いか判らない時に保育士が仲立ちとなる事で人とのかかわり方や理解する方法を学ぶ事になります。おもいやりの基本である道徳的発達の原点に結びつきます。

「○○ちゃん、手がピンと伸びていてかっこいいね」などと具体的に示してほめていく。体操の場面やリズム・また踊りなどで自分の形は評価できません、それを保育士が具体的に評価してくれる事で行動に対して自信がつきます。このようなほめ上手により身体的・情緒的発達を大切にした発達支援となります。

 

「早く前行ってよ」と怒る子には「教えてあげたい気持ちがあったんだよね」と共感しながら「でも○○ちゃんもしかしたら行こうと思ってたかも知れないから次は見ててあげよう」と優しく声をかける。

 

 共感されることで愛されていると感じます。愛されているから人の話をじっと聴く態度が育ち社会的発達を保障します。

「様々な怒り・悲しみ・悔しさに対して言葉で言い表す事ができない時にとりあいのトラブルがあったらお互いの気持ちをしっかり受け止め、納得できるように心情を代弁する。」また、子どもが遊んでいる時の楽しさを「楽しいね」「嬉しいね」などと声をかけ子どもの気持ちを代弁し共感する。おもいやり・道徳的発達情緒的発達に結びつきます。

 「かして」「いいよ」「有難う」などのやり取りが見られた場合は「ありがとうって言えたね」とその姿を認める。

子どもが『おいしいね』といったことに対して『おいしい?よかったね』と子どもの気持ちに共感する。

 母親と離れたくない子がいた場合は、母親にそばによりそってもらい、母親と離れたくない気持ちに共感し、優しく言葉かけすることで安心して自分から遊べる環境を整えるようにする。情緒的発達を保障する保育です

  

 年下の友達の世話をする姿を見守り、『大変だったね』『助かったよ』と共感したり、感謝の思いを伝える。また、異年齢の子どもに言葉で言えない心情を時には代弁したり声をかけたりするなど一緒に楽しく遊べる雰囲気を作る。社会的・道徳的発達となります。

 

 園外に出かけるときには、集団行動の仕方やマナー、ルールなどを再確認し『どうすれば良いかな』と問いかけたり、具体的に気づけるような言葉をかける。社会的発達を保障する保育に結びつきます。

 

演習9「自分の指導計画を持ち寄り、保育者の援助・配慮」の欄を身体的・知的・情緒的・社会的・道徳的発達を保障しているかを分析し偏っていないかを点検・評価します。上に記述した文章が自分の発達援助欄に記入されていればハートマークを記してください。そして、子ども同士の発達特性「身体・知的・情緒・社会・道徳的発達」の何に結びついているかを自己分析する事で発達に結びついた援助が自覚できます。

 

 大切な事は自分にあった発達理解の方法を見つける事と自覚して、次に発達を大切にした具体的な援助に結びつくような改善しようとする考えを持つ事といえます。 様々な発達理解の方法があると思われますが、保育者として子どもの行動を通して保育の質を高める場を与えられていることに感謝したいと思います。

 

6     個別の保育記録は監査のためでなく、子どもの姿だけでなく発達支援の具体的な記入をとりいれること。そして次の保育の出発点とすることが重要と言えます。子どもの姿だけを描かれても次に受け持つ先生は「どのように働きかけたり、環境を構成して良いか」参考になりません

 

  保育課程を基にした指導計画と結びついた保育実践が必要になります。保育所保育指針第二章にあるような子どもの発達を大切にした保育を理解することが最も重要になります。様々な発達の考えがあり保育所として参照する例として指針の第二章を園全体が取り上げて検証するチャンスが求められます。

 

演習10「行事で○○を・・・」記述してください。例「夏祭り・運動会・発表会で親に発達をどのように伝えましたか」

 

演習11「昨日一番近くにいた○子・または○クンの・・・姿」約200字で記述してください。

ここで自分の癖をみつけたいものです。

 

    保育の基本 38  発達変容を抑えた記録とは

                   

 日誌や保育要録の記録を記入する時に発達を観察すること、第二章の発達過程にあるおおむね○歳と発達特性の中にある個人差子ども同士のかかわり「身体・知的・情緒・社会・道徳的発達」を考慮しながら五領域で簡潔に記入することが求められます。

平成に入ってから「ねらい」は子どもの発達を五領域で捉える窓という言葉で説明する学者が多くいました。しかし、具体的にどうかというと子どもの姿だけを五領域で捉えることだけでした。おおむね○歳の発達過程を会得し、発達特性にある「人への信頼感・環境へのかかわり・子ども同士のかかわり・個人差・遊びを通して育つ・生きる力の基礎を培う」を把握した記入が大切という研修会・講習が少なく、保育者の自己満足な子どもの姿を捉えることで書かれていました。

 

このおおむね○歳をただ読むだけ、ざっと見ただけ、聞いただけで本当に自分の知識として身につけていないため保育者が自分の得意な技術や知識だけで姿を捉えたり、また不得手な知識や保育技術を捉えることをしないといった偏りのために変容が異なっている場合を見直すことといえます。

 

見直すために自分が担当しているクラスの乳幼児のおおむね○歳を熟読し重要な単語を取り上げることを進めます。これは指導計画を立案し保育実践に結びつくときに発達過程としておおむね○歳を常に意識した保育になります。

 

当然おおむね○歳は担当の前後の歳も把握することになります。このキーワードを捉えることを今までしていなかった保育者はぜひ抑えることで発達特性もさらに幅広く考慮した立案と実践に結びつきさらには、五領域で発達しているかどうかの観察も的確になります。

何故発達変容が大切かという理由に次に受け継ぐ担任や小学校の教師にとって、四月の発達の姿から保育者の発達援助によって変容したことを明確に記入されていることで、次にかかわるときの参考となり一人ひとりの発達支援のために重要となります。

 

指導計画を点検・評価すると援助に具体的な働きとして「共感・見守り・受け入れる。慰め・励まし・問いかけ。助言・指示など」が立案に少なかった実態がありました。そのため具体的な保育実践において点検・評価されてなく改善に結びついていかない実態が見られました。

子どもの発達の姿を発達過程と発達特性を考慮して五領域で捉えた文章により子どもの姿の偏りが少なくなります。従って発達変容を記録するには入園の時「四月の時期」に同じようにおおむね○歳と発達特性を考慮し五領域で観察し個人記録を書くことになります。

 

健康A君は、身体を動かすことが大好きで縄跳びで前とびを78回跳びクラスチャンピオンになった。また鉄棒でも逆上がりを連続2回するなど運動遊びに意欲がみられた。保育者は、そばでできた数を数えたり・失敗したときは慰め、手の持ち方を工夫させ努力をほめた。Aは努力を認められて自信をもち縄跳びと鉄棒にさらに積極的な態度となった。」

 

人間関係Bは、友達と遊ぶとき自分の思いが通らないと泣いて要求を通そうとしていた。保育者はBの伝わらないもどかしさ・つらさをじっくりと聞いて共感した。Bは保育者に言葉で伝わらない気持ち・心情を共感されたことで落ち着き泣くのを止めた。また相手の気持ちを保育者から代弁されたことを受け入れて仲間の意思を大切にかかわることができるようになった。」

 

環境Cは朝顔の種をまいた花壇に毎日水をあげて芽が出てきたことを観察していた。保育者が毎日水をあげた努力で朝顔が大きくなってきたね。葉がふたつになったね。つるが長くなってきたねと一緒に共感をした。朝顔の生長を一緒に見つけたことで次はどうなるかなと不思議さや面白さを味わい自然への観察力も大きく伸び深まっていった」

 

言葉「困ったことがあると自分から言えずに黙っていたDでした。しかし、自分の気持ちを言いたそうな表情のときにはっきりいえなくてもいいよと温かい雰囲気で見守り、少しずつ言えるときを共感した。この困ったときの感覚を大切にDの心情を一緒に味わい、話すことができた充実感を通して自分の意思を伝える意欲が見られるようになった。」

 

表現「自分から絵を描こうとしなかった。しかし、節分のとき赤鬼に連れて行かれそうになり泣いて嫌がっていた。次の日に鬼が金棒をもち赤い顔で黄色のパンツをはいて襲ってきたことを思い出して怖い鬼の顔と身体を今まで描いた事がない色づかいと形を描いて周囲からほめられ、共感されて自信を持った。それから雪の日に遊んだ雪だるまにバケツをかぶせ、石で手をつけたことなど自分なりに表現して楽しむようになった。」

 

このように発達の姿を発達過程にあるおおむね○歳と発達特性を考慮し五領域で主観を入れないで保育要録や日誌・個人記録に記入します。当然、乳幼児の最善の利益となり一人ひとりの可能性を捉えることを基本姿勢にしたいものです。

 

しかし、だらだらと何が書いてあるか理解できない文章や主観を入れた書き方は控えたいものです。将来、この書かれた乳幼児が困難に出会ったときに乗り切る力を持っていますよ、また、自分から人や物・事象にかかわり地球や人類を大切にする力がありますよ、ということを相手に理解できる書き方が原則になります。

保育園の先生は全員この子の能力があることを信じていますよ、学校の先生も可能性を見つける参考にしていただくことを願っています。

書きたいこと、それは一人ひとりの発達を見つめ、発達を気づかせ、発達変容を具体的に書くことが保育のプロとして求められます。

 

演習12跳んで見せる「一回目、跳びにくい紐を跳んだ時のほめ方」「二回目、一回目より数多く跳んだときの発達を保障した支援を記録すること」・・この違いを自覚することがスキルアップです。ここで保育の質を高めるになります。 

 

最後に最初の演習1の文章に戻って違いを気づき、自覚していただき明日からの保育に活かそうとする乳幼児を愛する保育に結び付けてください。

 

いまさら保育指針・解説書なんてと言う態度でなく、一人ひとりの発達を理解した保育の質の高い保育実践を見直したいものです。この研修を通して、保育の立案を点検・評価し、自分の保育観・立案の癖・記録の偏り・発達の捉え方の見直しなど再検証し、乳幼児を愛し養護に包まれた教育があることを実践したいものです。

 

 持参するもの

1保育所保育指針 解説書   発達を説明するため

2自分が立案した指導計画で「保育者の援助・配慮」欄に記述してある資料

              自分の立案の癖を分析するため

 

このような研修を通して一人ひとりの発達を愛することが出来れば幸いです。

             統括園長 飯田 和也

 インドネシアのジャカルタにあるテリロギ大学で記念講演とパネルディスカッションを通して、大人が命を守り、情緒の安定を図り、知識や技術を身につけさせたい心は世界共通と確信しました。

 大学の講演では、インドネシアは日本と同じ地震国のため東北大地震の保育中の話しとして、地震の後津波が襲ってくる海に向かって『車取りに行って』といわれ靴が脱げて裸足で取りに行き先生たちの合言葉『小学校で会いましょう』と避難した。

 各自がとっさの判断で裏道を通って命を守り助かった保育。避難所では水がないため流れてきたコカコーラの車の水を分け合い生理的欲求を満たす保育。

 オムツ代わりにタオルとガムテープを使ったこと、朝起きると運動場は遺体の山で『子どもたちに遺体を見せないで』と叫んで心に傷をつけない保育

 逃げ場がないため屋上でマットと布団を敷き屋根にブルーシートをかけ雪や寒さをしのいだ時『ママは、お母さんは』と言われたときのどから血ができるほど歌い、のどがかれるまで手遊びをして笑顔と先生のぬくもりで過ごした。

 子どもの手をひいて津波の中を逃げる時「コレで自分は保育士と言う肩書きで死ぬのだ」と言う言葉を通訳していただいた時に通訳の人が感動して涙となり、さらに会場には涙があふれるのでした。


 乳幼児が自分で〇〇する主体性を伝える時に『勉強とウンチは人に言われてするものでない』この言葉を使っていいかガルーダ航空のキャビンアテンダントに聞くとここまでインドネシアのことを考えて話す人はいなかったうれしいという言葉をもらい使うと大きな拍手と共感を得ました。

 

 会場で『手遊び』花火をして「今、見てと言いません・今、聴いてと言いませんでした・真似してとも言いません。しかし、全員が自分から見て・自分でしっかり聴いて・一人で真似しました。これが自分からという主体性です。」


 全国から来た先生たちに納得と共感され、子どもを愛する心は人類共通と実感しました。

      発見シリーズ 4  統括園長 飯田 和也

新学期が始まりました。泣いているのか、元気に遊んでいるか、トイレ失敗しているのでないか、友達ができるか不安な時期の母さんと思います。特に、初めて集団入れる子に対して心配と思います。

ぜひ、わが子の能力を信じてあげてください。

次のような見守り方を参考にしてみてください。

幼稚園・保育園・子ども園で友達を発見することは自分でする事と気付かせるのが教育[子育て]の第一歩です。

友達を自分で発見した時、自分で考え、さらに遊び方を工夫する思考力が育ち、いじめられた時、一人だけの時困難を乗り切る力が身につき一生の宝物となります。

泣く子発見観察力」・・大きな声で泣いている。悲しそうに泣いている。[どうして泣いていると考える」・・ママーと泣いている。会いたいと泣いている。[そこで自分は「工夫する」・・我慢する。かわいそうだな。慰める。かかわり方を身につけます。

おもちゃ盗る子発見「観察力」・・遊んでいるのに盗った。[どうして盗ったと「考える」・・すきがあった。同じもの欲しかったかな。[そこで盗られないため「工夫する」・・しっかり持っている。来たら逃げる。困難の乗り切り方を身につけます。


遊んでくれる子発見観察力」・・●●どうぞと遊んでくれる。[どうして遊んでくれるかなと「考える・・僕がやさしいかな。[そこで一緒に遊ぶには「工夫する」・・笑顔かな。有難うを言うことかな。一緒に遊ぼうかと言うことかな、遊んでいいよと言えば仲良くなれるかな。


傍にいるだけの子発見・・じっとしてみているだけの子。どうしてみているだけの子かなと考える。遊んでいる姿を見ているだけで楽しい・声を聴いているだけで面白いかな。そこで一緒にいるだけを工夫する・・・近くでたっていればいい・一緒に見て、聴いているだけでも始めては楽しい。

子どもたちが幼稚園・保育園・子ども園などで友達の動きを見て・声を聞いて・匂いをかいで・遊んでもいいか判断している時を大人が温かい雰囲気でにこにこと見守ることが最初です。


大人が、先回りしないことで新しい発見/気づきを受け入れることで初めての環境に少しずつ慣れて生きる力「かかわり方」を身につけます。

子どもは友とかかわる力を持っていることを信じることです。 

見シリーズ 3   園長 飯田 和也


 教育は周囲から与えられると思うのでない、学校に行けば教育を受けられてそこで知識や技術が身につくと思うことでない。

 学校でも幼稚園・保育園でもほとんど自分で〇〇するのが教育です。少しは示し・説明して身につけさせる親の力もあります、また、教材を与える先生の力と周囲の社会の力で教育を受けている事を子どもに自覚させる事も必要と言えます。

 教育を効果的に受ける基本は、「発見は自分でする」という考えを幼稚園・保育園・子ども園のときから気付かせる教育をすることです。

「お母さんはあなたの代わりに勉強出来ませんよ・勉強とウンチは人に言われてするものでない」先生も親も教育のあり方を理解しなければなりません。

 職員室に子どもが「ボール頂戴」と来た、先生が「ボールはあげられないよ」というと「エ!」という顔になった。

「ここで子どもは先生を観察/発見した」どうしてかな、と「考えた」いつも優しい先生が何でという表情になった。

 そこで先生が「幼稚園のボールは●●ちゃんにあげてしまうと他の子が使う事ができないからあげられないよ」というと子どもは自分で先生の言葉から「発見」したのが自分の言い方の間違いを気付いて[考えた]のであった。

 そして、工夫したのが先生に教わった言葉「ボール貸して下さい」と真似をした。

 すると「ハイ・●●チャンどうぞ大事に使ってね」という言葉がでた。ここでボールを受け取った子は安心した顔をしてボール遊びを始めるのであった。

 自分で間違った言葉を発見することで、ここでしてはいけないことを気づく生き方が出来ます。

 「●●ダメ」「△△しなさい」と押し付けるのでなく自分で発見し、考える時を幼児期に与える事で工夫する能力が育ちます。

 社会にはルールがあることを発見できた教育と言えます。発見は一生涯の宝物です。

なかなか朝、起きることができない時があります。お母さんのことばかけと態度により変わります。参考にしていただければ幸いです。

「早く起きなさい・いつまで寝ているの」「いつまでぼーと立っているの」「着替えないと○○遅れちゃうよ」「本当に××だから」このような朝の言葉と雰囲気を味わっている子どもたちがいます。

 しかし、日曜日になると別人となり早く起きて自分で着替えて行動している子どもたちがたくさんいます。本当は、朝起きて自分で○○する主体的な行動ができている子です。


 どうしてこのように違いがあるでしょうか。日曜日は自分から起きたくなる雰囲気としてお母さんがゆったりしていること、ゆとりがあるために温かい雰囲気を持っているので言葉が分かりやすく、笑顔になっています。

 また、テレビの番組でみたいものもあります。それによって自分で○○するという態度となり起きています。大切なことは温かい言葉と受け入れる態度の雰囲気を作ることです。

 習慣化するまで誉め上手と失敗してもいい・早く出来なくてもいい・間に合う力を持っているから信じていますよ。

 そのような自分から○○するには、大好きな友だち○○君が待っているよ、大好きな××先生が一緒に給食食べたいと言ってるよ。面白い紙芝居を読んでくれる△△先生がいるよ。○○ちゃんが一緒に手をつないで歩いていこうと言ってるよ。

 今日はお母さんの顔を描く日だってね、可愛く眼描いてね、など朝起きたくなる言葉をかけることです。大切なことは母親が『この子は起きる力を持っていること』を信じることです。


 信じていないと言葉のイントネーションや語尾、言い方が冷たい感じを与えてお母さん信じていないと見抜かれています。この子はできる子と思っているときの穏やかな眼、しかし何とか起こそうと願っていると一生懸命となりきつい眼の表情になります。

 子どもは知っています。自分で出来るのにしつっこい言葉に対する怒り、何度も言われて信じられていない悲しみ、せっかく起きたのに誉めてくれない悔しさ、、、、、。

   解ってね。お母さん。  園長 飯田 和也

                 園長  飯田 和也

 幼稚園・保育園・子ども園の時代は親として、言葉を話した、立った、見ているだけで可愛いと感じ、手をかけ世話をすることで親子の絆が深まります。

 親から子どもに何を身につけ生きていってほしいか考える時も必要です。小学校に入るまでに困難を乗り越える力と様々な環境に自分から〇〇する能力を身につけさせたいものです。

 子どもの命を守る事と大きな怪我をさせないで、自分で生き抜く力の基礎「人や物を大切に我慢することなど」を育てるために家庭だけでなく集団の力が必要になります。


 特に、保育者の温かい「自分で○○できたね」と笑顔でほめられたらうれしくなり自分からさらに××したいと感じます。大きな声でなく耳元で静かに「○○素晴らしかったよ」とささやかれると心に響きます。 

 先生がしゃべらなくてもアイコンタクトの眼で合図をすることで自分から動いていいと気付きます。また、先生の肌のぬくもりで手を握ったり、「先生タッチ」と手をつなぐこと、大好きな先生を見つけて先生と抱きつくと温かく抱き返してくれることでぬくもりと匂いを感じて安心する保育場面に結びつきます。

 温かい愛のある家庭と同じ雰囲気の保育場面を味わうことで発達が保障されます。

 この家庭と同じように自分のこと可愛がってくれる・愛してくれるという雰囲気を与えられることで生きる喜びを与えられます。乳幼児期に笑顔と優しさとぬくもりを与えられる子は幸せと言えます。

 

 大人から温かい世話と保護を受けることで愛される雰囲気を味わい、先生や友達に愛されることで人を愛することを気付きます。さらには我慢できてじっと人の話を聴く態度が身につきます。

 「がんばれ、やれば出来る」といった精神論の励ましだけでなく具体的にわかりやすく・優しい言葉の中で愛されていると感じる雰囲気を子どもは待っています。

幼稚園・保育園・小学校の連携の会議に出席しました。司会者が『幼保の教育は発達の方向性、小学校は到達目標を重視した教育です』と言われました。

この幼稚園・保育園と小学校の違いをお母さんも学校の先生も正しく理解して欲しいと願っています。

特に、小学校一年生を受け持つ先生は入学当初から厳しくして一生懸命がんばらせて発達を身につけさせる事が教育と思っている場合が見られます。

しかし、入学まで子どもたちは幼稚園や保育園で「今は上手に絵を描けなくていい、うまく形にならなくていい、全部数えなくていい、次に描くときに今日より形になっていれば良い、卒園する時まででいいよ、今は鉄棒失敗しても良いよ、来週できるようになるのを信じているよ。」などと先生方は・又今日上手に完璧にさせる事をしていません

次のチャンス、来週、来月、さらには一年先に上手になりたいという意欲を大切にしています。そのために今日は『すこしだけ出来てよかったね、聞けて良いね、傍にいるだけでよいね』といった教育を心がけています。

しかし、今日ここまで上手にしなければならないという到達目標の考えであると『失敗してはいけません』「絵が上手に描けなければ○○しなさい・こうすれば描けるでしょう」「全部きれいにがんばって食べなさい」限られた時間の中で完成・完璧に身につけさせることが到達目標の教育となります。到達目標を持って努力させ、身についたときは先生も子どもも達成感が与えられ大きな喜びとなります。とても大切な体験になります。

しかし、小学校一年生の先生が新入児童は育った家庭環境が違う事、教育を受けた幼稚園や保育園の方針も異なっている事を理解することが第一といえます。

そして、入学当初は子どもの発達の個人差を見つけること、傍にいることがやっとの子、見ているだけで精一杯の子、言葉に出す事が得意でない子、先生の話を聞いているだけの子、しかし、積極的に先生や友達にかかわり楽しんでいる子も大勢います。

一人ひとりの身体のこなし、手先の器用さ、ことばの理解の仕方や表し方の異なる事、友達との距離感が違う事を入学当時一年生の担任全員が共通に理解して四月だけでも幼稚園や保育園と同じような温かい雰囲気を学校の中に環境として作ってあげてほしいものです。

さらには幼稚園・保育園での環境の違いを把握し言葉に言い表す事が出来ない子と出遭ったら「今、考えているのだね」と言う受け入れる態度があればすぐに自分を出す事ができない子は愛されている・認められていると感じてその担任の温かい愛を感じ、自分を少しずつ言葉や態度で表すことができるようになります。

このように幼稚園・保育園、小学校一年生の担任と全国のお母さん方が教育の違いを正しく理解することで四月は「多くのことを要求しません・ひとつで良い・失敗してもいい」といった温かい愛のある雰囲気の中で生活できるようになり、子どもたちは困難を乗り切る力や人や物を大切にする生き抜く力を身につける教育が行われます。

四月にお母さんが『自分の子は出来ないから仕方ない』そして先生は『この子は出来ない子』と言うレッテルを貼ったり、決め付けたりして劣等感を与えない触れ合いが求められます。

四月は一生懸命がんばりすぎる教育をして、ここまで出来ることと言う厳しい態度だけでなく、温かいほめ上手な笑顔を見せれば日本の教育は変わります。

 

          園長 飯田 和也

子どもが遊んでいる時、けんかしている時、道具を使う時、勉強する時、ゲームに熱中している時など「○○して」「それは駄目」「やっては危ない」「いつまでしているの」「よく見て」「それで大丈夫よ」このような大人の言葉を聞いて子どもたちが約束は理解できません。

また、子どもも大人もなかなか大切な約束を守る事ができない事が見られます。約束をさせたい方は何度も言っているのにどうして約束が守れないのか、次には大きな声を出してしまいます。それでも守れないとついに感情が爆発して怒鳴ったり、言ってはいけない事まで言って後で自分に腹をたててしまうことがあります。


そして反省している自分となります。特に、自分は先生だから、また親だからこちらの言うことや約束したことを子どもだから守るのは当たり前という、上から目線の態度で言ってしまい相手に通じない場合があります。

このような態度から見直したのが「子どもに解る言葉を使っていますか、そして、やさしく言っていますか。さらには、言いっぱなしの態度で触れていませんか」という言葉が出てきました。子どもは約束を守っているのに、ほめる事をしなかったり、先生やお母さんは『ワア、上手』と言うだけで終わる態度があります。

先生やお母さんは、「おもちゃ片付けてね」といった後、子どもが丁寧に片付けたり、元の場所に戻したり、絵本は絵本の箱、ボールはボール入れに戻しても見ようともしなかったり、するのが当たり前といった態度の言いっ放しという場合が見られます。

 「滑り台で階段を登るときは、手におもちゃ持たないで順番に上ってね。」そして約束を守っているときには「階段落ちないように、順番を守って仲良く遊べたね」と具体的な共感をしていますか。

「手を洗うときは水を出しすぎないで石鹸で洗ってね。」そして、石鹸で洗えた時には「○○ちゃん、指と指の間まできれいになったね」ときれいになった事をていねいにほめる態度が求められます。

 「赤い線の上で●●の踊りで手を揃えて踊ってね」そして曲に合わせて友達と心を一つに踊ったら「全員手がピシィとそろって素敵だよ」と温かい言葉をつかって認めることで約束を守った子どもたちは認められたと感じます。

 このような踊りの例では、上手に踊らせようという態度でなく友達と曲にあわせて一緒に踊れてよかったねという捉え方が求められます。笑顔がでるような楽しく踊る事ができたことを見つけてほめるお母さんや先生でいたいものです。

 ここで大切な事は約束を守らせようと一生懸命に守った態度に対して、間違っていなければいい、できていれば安心と言うことではありません。出来ている態度に安心して働きかける事をしないのは勘違いといえます。

 子どもが約束して守った態度に対して言葉をかけない無関心な態度となります。子どもは約束を守ってもほめてもらえないと、本当に自分のこと愛していないと感じることになります。子どもにとってはいわれた約束や・ルールを静かに聴いて理解して守らなければならないと信じて、努力して守ります。

 しかし、怖い言い方や恐ろしい顔では守ろうという気持ちに結びつきません。さらには先生・お母さん我慢して守ったよ・見てという態度でなく顔見たくないという心になります。子どもに約束を伝えるときに具体的でわかる言葉、そして、ゆったりとやさしい態度をすることで相手は約束を聴こうとします。

 受け入れられていると感じることで約束・ルールを守ろうという姿勢になります。なかなか子どもの目・耳・口・鼻・手・足になることはできませんが、約束を守るには子どもの立場・能力や性格に合わせようという態度が基本と言えます。


 約束には一方的な関係では成り立ちません。大人の都合でなく時には子どもの心になることで、相手には約束が通じ人や物を大切にする生きる力を育てることになります。

   園長 飯田 和也

                            平成21年5月15日 303号  参照

おかあさん、今日、何回子どもに有難うと言いましたか。

おかあさん、今日、何回子どもに幸せと言いましたか。

おかあさん、今日、何回子どもをぎゅっと抱きしめましたか

おかあさん、今日、何回可愛いと思って見つめましたか。そのとき、子どもはにこっと微笑み返してきましたか。

おかあさん、今日、何回失敗してもいいよ、能力信じているからねと思って触れ合いましたか。

おかあさん、今日、何回多くのことを要求しすぎないでいいと思って触れ合いましたか。

おかあさん、今日、何回具体的にここが出来たねと共感しましたか。

おかあさん、今日、何回子どものために腰を落ち着けてじっくり時間を割いて聴いてあげましたか。

 

 このように愛のあふれた環境により子どもたちは、 愛されている・認められている・受入れられてる・信じられているという感覚になることで生きる喜びを味わうことになります。生きる喜びから自分は泣いて騒がなくて良い、また、わざとひきつけな

くて良い、自分ができないことを 隠さなくて良い、劣等感を持たなくて良い気持ちになります。

ひとりの人間として心が育っていくことになります。そして、失敗してもいい、出来なくても見

守ってくれる人が一人いるという状況で行動することから「自分で とか自分からという行動に結びつきます。

そこで、自分の能力を 見つけ、さらには気づかせ共感してくれる人がいることで、自信がつき「自分で」 「自分から」という意欲がさらに湧き自主性という生きる力になります。この「自分で○○する」という行為は、押し付けたり、 頑張れという励ましだけでは身につきません。

 自分は周囲から(愛されている)という感覚により、我慢する態度や人を愛する気持ちになります。

 子どもを心から愛しているなら、子どもを授かってよかったと いう気持ちで「有難う」と言えたり、貴方の行為でお母さんは幸せ一日でしたよと、心を込めた触れ合いによりお互いが幸せな一日になります。

 時々、この幸せが当たり前と感じ、生きる喜び与えられていることを忘れ、見失い、相手に対して多くのことを要求しすぎたり、イライラしすぎたり、怒りたくなったり、無視したり、ガミガミ言いすぎたりして相手の事が見えなく、幸せなひと時を見失っている親子関係が見られます。

 上に挙げた全てのことをすることは不可能ですが、時々、自分が子どもに対して見失っている

 態度を想いだし、生きる喜びと生きる力を親として子どもから与えられていることを見直すキッ

カケにしたいものです。

心から可愛いなあと思って見つめると子どもがにこっと微笑んでくれた時の嬉しさを味わうこと

で「この子に出会ってよかった」という感情を味わうことになります。


 親として(ゆとり)のないときは味わうことは困難ですが、この文章を読んだ時に、時々思い出し

ていただければという願いを込めて書きました。子育て真っ只中の家族にとっては、見失ってい

愛のある触れ合いが毎日あっても見つけることが出来ないかも知れません。


 幼稚園・保育園・小学校での行事の場面や友だちとの触れ合い、先生からの温かい言葉かけの中

に見失っていたことを思い出す場面から、わが子をこんなにも愛している自分を思い出していただ

くことを願っています。親子で共に高まる場を与えられることで、生きる喜びや生きがいをみつけ

ることに結びつます。 この手紙がいつの日にか、多くのお母さんに届くのが私の夢です。

                 園長 飯田 和也

 今週から初めて一人で登園する子どもたちがいっぱいです。母親から離れるのに時間がかかる子、バスに乗るのに不安な子、そのような中今までいた年長児・年中児は急に大きくなったかのように自信を持ってトイレはこっち、靴入れはココと説明している姿、優しく小さい子のクラスまで手を引いてあげている姿が見られました。

 いつもさい子が入ってきたら「可愛いと思って見つめてあげてね」きっと笑顔になっているからねと伝えています。

 新しい子どもたちは不安でいっぱいの時、お兄さんやお姉さんの温かい笑顔に出会うと安心します。しばらく続く不安の中で子ども同士の笑顔と優しい温かい保育者の言葉とぬくもりできっと安心する新入園児と思います。

 お母さんやお父さんの心配し過ぎない言葉と態度があれば安定して笑顔が出てくると思います。

 温かい笑顔で玄関から送り出していただければ幸いです。

   統括園長  飯田 和也 

毎年11月4日は誠和幼稚園の近くのお年寄りのふれあいサロンで五平もちを教えていただき、自分たちが造ったものを焼いてもらい食べる会があります。毎年年長児は造って一緒に楽しく食べ、そして温かい雰囲気の中で過ごします。

ふれあいサロンのお年寄りも孫のような子どもたちと一緒に造ったり、食べたりすることで素敵なひと時となります。このようなチャンスを誠和幼稚園として大事にしたいものです。

ただいま運動会のために全員が頑張って練習しています。当日は開会式に始まり、「ひもとり・玉入れ・組体操・バルーン、リレー」など楽しいプログラムがあります。今年は雨が多くてグランドで練習ができませんでしたが今週「9/28日から最後の練習で頑張っています。当日力いっぱい保護者の方の前で走ったり、引っ張ったり、心を一つにする組体操やバルーンをします。

楽しみにしてください。

また、未就園児の「よーいどん」もあります、楽しみに参加してください。

午後は小学生リレーもあります。

先生たちも 待っています。

1/16日は年長組親子でそり滑りです。毎年親子でバスにてひだ舟山アルコピアで楽しみます。たくさんの楽しい思い出を作ってほしいと願っています。

18日は当日のプログラムのように衣装を着て総練習をしました。年長組ピアニカ「カエルの歌・キラキラ星」歌「世界が一つになるまで」

踊り 年少「変身しちゃおう・babyビクス・しゅりけん忍者・くいしんぼおばけ・たんぽぽ組も登場するよ」フィナーレ

   年中「夏・なつ・ナツがってくる」すてきななつのおくりもの・シャンシャン銭太鼓・はだかまつりジャバ・フィナーレ

   年長「ライオン組劇場・合宿に行こう」あそぼう・やるきセンセーション・RPG・フィナーレ

 このような当日のプログラムに沿って全園児が拍手と声援を総練習でしました。先生と園児の温かい励まし、●●かっこいいよ、・・すてきだよ・・素晴らしい・・上手という雰囲気作りにより全員が意欲的な態度になりました。多くの人に温かい応援をされることで、今までと違い目がきらきらと輝いた表情が見られました。スポットライトを当てながら初めて観劇されるお母さんやお父さん、お爺ちゃん、おばあちゃんなど家族の方は、当日かわいい姿を見てを感動の涙を流されると思いました。

 このような拍手と声援で温かい雰囲気をつくることができることを願っています。そして子どもたちにとっては人前で踊れたことで生きる力を身につけることを願っています。  当日よろしくお願いします。

 

それぞれの年齢では発表会に向けて踊りの練習をしています。周囲の友達の手のうごき、身のこなしを見たり、曲のメロディーやリズムを聴いて揃えることをしています。年少児は舞台に立つだけでいい、出てくるだけでかわいい動きです。まだ、周りの子どもの動作と一緒にならないことが多い状況ですが、初めての舞台を保護者の皆様は楽しみにしていただければと願っています。

しかし、年中や年長児になると友達と心を一つにしようとする姿も見られます。全員の保育者が子どもたちに劣等感を与えないようにほめ上手な保育を心がけています。家庭でもぜひ頑張っていることをほめてあげてください。

家族で具体的にほめて盛り上げていただければ子どもたちは幸せです。

発表会でかわいい姿を楽しみにしてください。

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