共に育つ愛の保育 493

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共に育つ愛の保育 493

共に育つ愛の保育 493

こども園の教育を理解していただく第一報  飯田 和也

 

こども園も幼稚園も教育は同じです。保育園は、乳幼児をお母さんやおとうさんのように命をまもり、優しく甘えを受け入れ、病気にならないような保護と世話を中心におこなうと同時に、困難にであっても逃げないで乗り切る能力=教育をつけるところです。

教育は、こども園・幼稚園・保育園も人が死を迎えるまで自我能力・困難に出会っても乗り切る力と、人にいわれないで自分から〇〇する主体性を身につける働きを身につけるのが教育です。

幼児期の教育実践は、知識・技術、思考力・判断力・表現力だけを小学校まで学習させるだけでなく、将来、社会に出て自分で生活できる能力を学習させることを教育としています。

 

こども園の教育は、文字を読んだり、書いたりするだけでなく、考える力つまり新しい発見「きれい・面白い・不思議・変わったもの」を気づいたり、見つけたりして、それを自分で「自分に合っている・違う」など判断して自分なりに考えたもので例えば、絵にしたり、形を作ったり、面白いものを工夫して自分だけのものも表現することを身につけることも教育です。

 

こども園の教育は、乳幼児の発達を温かい愛のある雰囲気の中「失敗してもいいよ・一つでいいよ・間違ってもいいよ」といった中で健康・人間関係・環境・言葉・表現といった五つのことを、偏らないで発達をとらえて小学校までに生きる力を育てるのを大切にしています。

 

この五つは小学校の教科の基本に結びつきますが、頑張って身につけさせようと頑張れないときの子どもに劣等感を与えるのでなく、一つでいいから自信を持たせて卒園させたいと願っています。

また、最後まで我慢してやり遂げる力が人生では重要ですが、我慢させるだけでなく我慢しているところを見つけて、ほめることで忍耐力も身につけるのも教育です。

 

教育は50年先と言われてとっても大切な教育がこども園にはあります。こども園では0歳児・1歳児・2歳児がいて兄弟姉妹がかかわっている姿で年下の子の手をつないでいる場面が随所に見られます。

手をつなぐだけでぬくもり・温かさ・心地よさが伝わり、思いやりの原点を年上の子は味わっている姿がほほえましいです。兄弟姉妹の少ない子どもにとって10年先の生き方に結びつく教育がぬくもりを味わうことです。

特に、重要なのがこども園卒園の時に、一つでいいから自信を持たせて卒園させ、劣等感を持つことなく堂々たる生き方ができるような教育をすること、家庭との優しい・温かい・心の交流ができることをこども園は大切にしています。

 

こども園と家庭との温かい愛のある雰囲気で10年・20 年先に困難を乗り切る力と自分で〇〇する資質と能力を一緒に育てたいと願っています。

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