研修資料2号と6号を参考にして二歳児の公開保育、立案、点検・評価、そして改善する研修

NO IMAGE

研修資料2号と6号を参考にして二歳児の公開保育、立案、点検・評価、そして改善する研修

研修資料 第6号 公開保育2歳児「サーキット遊び」を終わって全員で、ビデオを
点検・評価して今後の改善に結び付ける研修会とは。  飯田和也

 

実際の場面と異なってビデオでは客観的に環境と支援の事実が映っていることから点検・評価できる利点となります。特に、三つの柱「資質と能力」の視点で発達を見つけて、子どもに気づかせ、発達を保障した実践を点検する研修するためビデオによる研修会が今後の改善に結び付きます。

サーキット遊びで保育者として三つの柱を獲得させるために、どういう環境の時どのような言葉をかけたかをビデオで点検します。ビデオでは、自分は公開保育を観察して見落としていたこと・発達支援が自分の言葉かけ・教材の与え方と異なっていた場面を点検します。

そこで教材の置き方、準備の仕方が安全か、発達を育てる動線になっていたかも理解できます。自他を比較して具体的であったかを評価することで改善に結び付きます。

1公開保育見学者に三つの柱を捉えたかどうか、サーキットの知識、跳んだり・マットを潜ったりするときに身体の使い方を工夫したり、二歳児が自分なりに表現している瞬間を見つけることを、ビデオで捉え点検するチャンスがあります。

跳び箱で跳び方「手・足の使い方」を先生は教えていた場面が見られた。ここで二歳児が「どうやって試して・動きを考えて・高さや形の違い」をそれなりに見つけていた。

しかし、先生だけでなく補助が具体的に三つの柱でサーキットの道具・跳び箱、平均台、ゆらゆらトンネルの知識、そして一つ一つ対応しているときの身体の使い方で自分なりに発見、判断して動くこと、二歳児なりに表現しているなどを「ただやらせるだけ」の保育から10年20年先の生きる力のために言葉をかけるという考えを身につけるために援助したか、はっきりと把握できなかった。

三つの柱をさらに深く理解して具体的に援助する姿勢が今後の改善になりました。

 

2  何のためサーキットをやらせるか、どこを学ばせようと五人が協力しているか、話し合う場が与えられていたかを点検しました。ビデオを点検するときに話し合っている場は少なかったという点検・評価でした。

実践の中で「二歳児でも自分から〇〇することを見つけること」に対して評価することです。お互いが二歳児の行動で疑問や共感をしあうことといえます特に。二歳児、が考える・考えている間が保育場面にあってもいいのではないかと意見が出された。サーキットのプログラムを進めるだけでなく今後の実践への課題といえます。

 

3 実践の評価の中で、サーキットで発達「三つの柱」の中身を捉えていなかったと思われる。理由として、サーキットの知識と技術、そしてけがをしないように二歳児を扱っている。

保育者はサーキットで道具にかかわっているのを見ていいたが、二歳児が順番に並んで我慢している場面を見ているが発達していることを捉えていなかったのが改めて気づかせられた。友達を意識して並ぶこと、我慢することといった当然の場面に対して日常生活で慣れてしまっていることをビデオから気づかせられた。

二歳児が発達していること・三つの柱・五領域を意識した保育実践の難しさ・奥の深さを教えられ改善することが課題といえます。

 

4 跳び箱を跳ぶことに対して、少し怖いが挑戦している心まで観察した保育は見られなかった。それがビデオの録画で目・しぐさ・声に出ていない表情を見つけることができなかった。

特に、仲間と並んでいることに対して並んでいるのは当たり前という感覚、さらに、さっきは赤い線まで跳べたという喜びを持っている二歳児、また、次は赤い線よりもっと跳びたいと意欲をもって前のこどもと話している場面まで発達している三つの非認知能力として挑戦していた。自信を持った、もっと跳びたいという意欲を気づいたのを担当者は抑えることはできていなかった。

公開保育の途中で観察者を集めて、三つの柱の中身を覚えて観察しないと三つの発達の具体的な場面をみつけることができないと指摘しました。

研修では、先生のアクティブラーニング「主体的な生き方 」ができていないと身につかない・聞くだけではだめ・心に浸み込まない場で時間の無駄をしない研修をしたいものです。

 

5 このようにビデオを再生することで改めて自分たちの援助の言葉かけの癖・偏りが捉えられ気づかせられるビデオとなった。

そして、ビデオの中ではサーキットで道具をつかうテクニックを上手になるための態度と身のこなし方の下手を見つけている場面が見られましたが、研修途中の話し合いでは、どこを発達しているか、どう援助が大切かを問いかけると参加した先生の三つの柱の理解によって違いがはっきりと見られた。前日までの研修の姿勢を園全体が統一することが必要といえます。

この研修のように終わってから評価をして改善するのでなく、参加している途中に環境の点検、保育の発達支援での言葉かけをすぐに評価して参加者に発達「三つの柱」を印象させることが効果的な研修といえます。

 

6 また、思いやり・我慢しているところを五人が見つけて具体的に声掛けするには発達の場面を共有する話し合いが重要と気づかせられた。しかし、保育者が考案した道具「ゆらゆらトンネル」では、担当保育者が鋭く子どもを見ていて「泳いで渡っているみたい、Sちゃんは泳いでいるみたいで、見てないとどこまでもいくよ。」と工夫して頑張っている態度を見つけ、「頭気を付けてね。頭ゴン言わなかったね、自分で動かす、目回るよ」二歳児「回らんかったよ、」と具体的に言葉のやり取りで新しい思考力=発見、頭を打つとゴンという音が出ることを判断して身体を調整する力を見つけ、気づかせ、共感した発達支援をしているのが理解できた。ビデオの再生により子どもの言葉を拾うことと保育者とのキャッチボールで三つの柱を具体的に結び付ける言葉かけ・援助の在り方の点検と評価ができることがより鮮明になりました。

 

7 録画では、乳幼児の三つの柱を会得が乳幼児の発達している場面を偏らないで映す技術が必要となります。

こどもの言葉と動作、そして目・口・手先などの表情をできるだけ客観的にとらえる技術に結び付きます。うつろな目からキラキラ輝く目、ボーと動作の遅い姿からきびきびした動き、小さな声から大きくて豊かな話し方、周囲にかかわりが少なかったのが自分から動きもきびきびとした姿勢、特に、三つの柱の三つ目の非認知能力でチャレンジ・我慢して最後まで我慢する力、物や友達に優しくする思いやり、自信に満ちた堂々たる態度を鋭い感性で捉える温かい雰囲気を映す知識と技術が三つの柱を捉えるには必要となります。

ビデオの評価が三つの柱の観察能力と発達支援を高める機会です。

特に、先生の援助の言葉と反応している子どもの言葉・サインを映すことが重要になります。途中で三つの柱の具体的な場面を観察できたかを問いかける時間を観察者と共有することでより深く理解を促すことに結び付きます。

「子どもが工夫しているところを見つけましたか」参加の先生は「跳べたね」と共感していました。その参加者の言葉ではダメといえます、二歳児が道具に対して思考力・判断力・表現力の場面で、自分で発見したこと、

前と違ったところで判断して「ごん」とならないような表現していたこと。何故かは、こどもを主語で見てみると環境としてゆらゆらトンネルで「自分の体でゆらゆらできるね」知能テストでは測れないところで目が回ったねと共感して我慢してやり切る力・挑戦する力を気づかせてくれる保育者との出会いが見られ参考となる公開保育といえます。

このビデオから三つの柱の中身を理解する時と場所が保育場面にはさまざまあることを確認したいものです。

すべて一度には発達を保障することができないが一人一人の発達「資質と能力」を見つめる保育者であり、発達を促すことを高める保育の質の高さを追い求め学校教育に結び付く保育が求められることを肝に銘じておきたいものです。

研修資料として公開保育では、ビデオを通して客観的に子どもの発達を促す保育場面を点検・評価することが出来参加者と担当者の保育の質が高まるチャンスが与えられることを理解したいものです。

飯田和也の「保育の基本」カテゴリの最新記事