虐待をしない大人になるために知識と育て方を見直したいもの

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虐待をしない大人になるために知識と育て方を見直したいものです

 ほとんどの母親は、「赤ちゃんを見るだけで可愛い、においをかぐだけでうれしい、チョツト触るだけですべすべして気持ちいい、泣き声を聴けるだけで楽しい、抱けるだけで幸せ」とこどもを授かった喜びを味わいます。

 親は生まれてきてくれてありがとうと喜びのひと時を感動し家庭で育てたり、保育園や子ども園に預けることがあります。

 虐待をしない大人になるための知識や技術の育て方を家族から教えられるだけでなく保育方法から参考にしてほしいと願わざるを得ません。

 保育園やこども園では「養護」という言葉で乳幼児が高い所から落ちたり、物をのどに詰まらせたり、事故にあわないように命を守り、ミルクをあげたり、おむつを替えたり、病気にならない環境を整えたり、愛されていると感じる心を育てるために保育者が世話・保護します。

 また、乳児院や児童養護施設では「養育」という言葉を使い、一日中お母さんのようにすべて受け止め安全・安心できるぬくもりのある環境が与えられ、安定して眠りにつき、食事が与えられる場が施設にはあります。

 保育の中でも先生たちは給食では押し付けない・散歩では置いてきぼりしない・叩いたり・つねったりしない・トイレを我慢させすぎない・怒鳴らないといった虐待のない温かいぬくもりが与えられています。   

 保育園や子ども園・幼稚園には温かい笑顔と優しい態度、ぬくもりを味わう時と場が満ち溢れていることを理解し、家庭でも真似をしたいものです。

地域の大人が幼児教育を行う保育園・こども園・幼稚園と同じように自分は大切にされている・愛されているという乳幼児の心を大事にしている乳児院や児童養護施設を温かい目で見守り、地域で虐待をしないかと悩んでいる親、子育てでつまずいている母親に対して温かい手を差し伸べる場を与えたいものです。

 保育には、「養護に包まれた」施設には「養育に包まれた」時と場があります。

 乳幼児は笑顔に包まれている場、先生や友達同士のありがとうが飛び交って認め合っている場、手をつなぎあってほほえましい場、乳幼児のにおい、きらきらと輝く目、片言で「おはよう」を語ってくれる子どもたちが生活しています。

地域の人や先生たちから「子育てでは、多くのことを望まなくていいですよ、一つでいいですよ、育てる時に失敗するのが当たり前ですよ、そして、あなたの子どもを愛している力があることを信じていますよ」という隣り同士がお互い聴き上手となり子どもを愛する心を気づかせる雰囲気を作り虐待を少なくしたいものです。

地域の中では相談できる場所や時が様々あり利用したいものです。

保育園・幼稚園・こども園・児童センター・子育てサロン・相談所と言った場所から地域の行事として夏祭り・子ども同士の交流会などで聴き上手な専門家や子育てのベテランが温かい心で待っています。

                   元名古屋柳城短大教授 飯田和也

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