クリスマス発表会を終えて教えられたこと「祖父母への啓発も大切」
統括園長 飯田和也
発表会の見方として大家族に大きな喜びと生きがいを与えていることを改めて教えられました。今までの行事でのありかたとして父や母に対して大きくなったことを味わってもらうこと、子ども授かった喜びをホールのなかで体感することも大切と伝えていました。
しかし、今回では「先生、ひい孫の花嫁姿をみることができてうれしかった」という大おばあちゃんの言葉が印象的でした。
オズの魔法使いで北のよい魔女をした女の子が白いドレスを着てスポットライトに照らされて出てきた姿を見た大おばあちゃんはもう自分はひい孫の花嫁姿を見ることはできないと思っていたところ見ることができて涙・涙の感激をして見に来てよかったという言葉になりました。
ひい孫の踊りを見にくる人がいることも驚きでした。
また、もう一人のおばあちゃんは「この子は生まれるときに生きていないかもしれない覚悟してくださいと言われて病院に運ばれてもうだめかもしれないと祈った孫でした。それがみんなの前で歌ったり、鍵盤ハーモニカしたり、踊ったんですよ。友達と合わせて踊れたんですよ。本当にありがとう、ありがとうございます」と涙・涙の感謝の言葉がでてもらい泣きをしました。
また、始まる前の挨拶では「今日もいっぱいほめてください、それも具体的にほめてください。総練習の時、女の子に、わあ、素敵というと違うかわいいと言ってと言われました。そこでそばにいた女の子にキレイ・かっこいい・かわいい、どの言葉がいいというと、全部と言われました。
このように子どもたちは大人や友達から具体的にほめられることを待っています。また、母親への手紙「共に育つ」でも伝えたように今年から幼児教育が変わります。
新聞に載っていたように今後大学入試が思考力・判断力・表現力が問われます。丸暗記では受からなく自分で考え、判断、表現する能力を高校生までに付けることです。
具体的には、縄跳びの褒め方で「わあ、上手」だけでなく子どもたちは跳んだ数を数えてほしい、それも〇回跳んだねだけでなく持ち方替えること発見・リズム替えたね・長さ違うの見つけたねと発見を見つけたことほめてください、思考力・判断力そして表現に結び付きます。」といった説明を挨拶のなかで言いました。
すると終わってからひとりのお祖母ちゃんが「この園は大学までの大切なことを教えてくれるのだね、びっくりしました」という言葉が返ってきました。
クリスマスの進行している途中でプログラムが次に出番のクラスは舞台の一番前に座りわが子の楽器や踊りを写真に撮ったりするために場所移動をお願いします。
舞台で楽器を並べ開始する準備ができるまでに、
前日の合奏の練習を聴いていた時の事を説明しました、「クラスでは、前日までと異なり全員が最後の練習ということで気合いが入り、そろっている場面に出会いました。
横で聴いていると音を立てないという約束を守り一つにそろっている姿があり、じいーんと感激して涙か浮かんできました。
練習が終わった時、今、統括園長として涙が出たよ。
それはと言って黒板に四分休符を書きました。音楽で最も大切なのは音が出ていない静かな時があるから音が出たときにキレイに聞こえるんだよ、今、全員が先生の指揮を見ているときカスタもトライアングルも太鼓も鉄琴も木琴もピアニカも誰も音を出さなく自分勝手でなく先生の指揮をみて、心を一つにして我慢できて素晴らしい曲になったから涙が出たよ、最後まで我慢していたね。
だからきれいに聞こえたんだよ。明日きっとお母さんたち家族は感激の涙がいっぱいでるね。今日は大丸と言って手で丸を作って褒めました。
また、舞台で準備する先生の熱心な姿、衣装をつけたり、中幕を閉めたり、役割のこどもたちを出したり、受け止めたりと子どもが大好きで愛していなければ出来ない姿です。先生たちの愛の姿が見られて統括園長として幸せです。そして今日はいっぱい愛してあげて下さいと幕の間に伝えました。
このようにクリスマス発表会を通して園の教育方針と先生たちの愛情いっぱいの姿を説明することでホールにいる家族が理解できる場を与えることが重要と言う事を教えられました。
全員の家族が集まっている時と場を利用して園の方針と具体的な方法を毎回短く説明することで地域の教育の重要さを伝え、信頼関係を築くことになっている事を再確認した行事でした。