今までの幼児教育とどこが違うのか、どう育てるのか。
一回目 人前で話す表現力 飯田和也
今年から丸暗記の勉強と頑張ればだれでもできるという精神論で技能を身につける昔の教育と言われる方法を見直すことになりました。
特に、今後の大学入試は思考力・判断力・表現力を重視する試験になりました。丸暗記から自分で発見し同じか違うか等を判断し、相手に伝える能力が小学校・中学校・高校生活に求められます。
今回は、相手に伝える力・表現する能力「言葉・歌・踊り・絵など」を幼児期に伸ばすことを考えたいと思います。
人前で話す力を伸ばす時に母親が「〇〇ちゃん、人前で話す力をつけるにはお母さんや家族の前で好きなこと話してみてごらん」子どもは好きなことと言われても何を話していいかイメージがわきません。
するとよく思い出せば話すことできるでしょう。母親はしゃべらせればいい、大きな声を出させればいいという昔の教育の考えです。
話すことができない子どもに魔法の言葉「今、考えているのだね」を使いたいものです。だまっているとき考えている事を受け入れる態度を示すことで直ぐ話すことができない子はココまで受け入れられている・愛されていると言う感覚になります。
家族はここで今、言えなくてもいいよ、大きな声で言えなくても大丈夫、言い方間違っていてもいいよ、そして、具体的な問い「お母さんの好きなとこ話して」「大好きな果物何かな」などイメージが湧くような言葉かけをして温かい愛のある雰囲気を作ることで子どもはしゃべりたくなります。
一か月に一度でいいから家族がこのような聴き上手になって発表するチャンスを作りたいものです。
小学校になっても家族全員があなたのために腰を落ち着けてじっくり聴いていますよという温かい雰囲気により話す思考力・判断力・表現力などの能力が身につくと信じています。
上手に話すだけでなく相手に解る言葉を使える表現力は幼児期の温かい雰囲気が大切と言えます。