保育の基本140 幼稚園・保育園、そして認定子ども園も(環境をとおして教育する)その環境でもっとも重要な「温かい愛の雰囲気」について

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         家庭でも教育の場でも温かい心になる言葉が満ち溢れていれば子どもは幸せですね。

平成27年四月以降に認定子ども園ができます、日本中で就学前の子どもに関する教育や保育がどのようになるのか保護者の方も知りたいところと思います。幼保連携型認定子ども園、幼稚園、保育園も環境を通して教育を行うことを基本としています。

 子どもたちはさまざまな環境によって発達していきますよと言う考えです。「アリガトウ」が少ない環境であるとアリガトウが言わない子に育ちます。

スポーツの大好きな人がいればスポーツも大好きになります。怒ってばかりいる人に育てられると怒ってばかりいます。本の好きな人の近くにいると本好きな子になっていきます。

 乱暴な態度の子どもたちと一緒にいると同じような行動をする場合も見られます。やさしい笑顔のあるところで生活すると素敵な笑顔が身につきます。

 このように環境によって様々な影響を子どもたちは受けて成長・発達していきますよという考えの教育です。


 従って、幼稚園も保育園も 認定子ども園も環境を大切にした教育をします。では、どのような環境を大切にしているかと言うと

   『子どもが自発的にかかわりたくなる子どもにとってふさわしい環境』です。

子どもたちは 「聴いて」といわれないでも自分から聴いています。

       『ハイ、見て』といわれないでも自分で見ています。
       『まねして』といわれないでも二歳ごろから真似しています。

このように大人に言われないでも子どもたちは自発的・自分から行動している時に
    『知的発達』が育っている事を大切にしようという教育の環境です。

 まだ、言葉がわからないから『ハイ、見なさい・聴きなさい・真似しなさい・○○しなさい』という押し付ける育て方では在りません。

 おもちゃでも数多くお金の高いものを与えれば早く大きくなり賢い子になるわけではありません。子どもがその場にいたくなる雰囲気をつくる環境です。

 お母さんや先生は「怖い顔や厳しい言葉で教えるだけでなく、時には失敗しても良いよ、多くのことを要求しませんよ」という温かい環境から自分で○○することが生まれます。

 お母さんや先生、子どもたちが「ありがとう」と言葉が飛び交う環境です。子ども同士が「△△できたね」とほめあう時を作る環境です。

   このような温かい愛で包むためには魔法の言葉が必要になります。


 兄弟げんかが多い場合、時々両方にわかる言葉で優しく伝える言葉があります。二人が仲良くしている時があります。そのようなチャンスを見つけて『お母さんは二人が仲良く遊んでいる姿が見られて幸せだよ

 朝おはようと挨拶してきた時に「元気な声が聴けて大好きだよ」
 『○○片付けている姿が見られてお母さんは嬉しい
 「一緒に○○ごっこができてお母さんは楽しい
 「・・チャンが寝ている時もお母さんとお父さんは愛しているから安心して寝ててね」
 『○○のこと信じているよ』

 といった魔法の言葉を時々手を体に触れぬくもりをあたえ、耳元でささやいたり、兄弟姉妹がいる前ではっきりと伝える環境が温かい愛に包まれた雰囲気になります。

  温かい愛のある雰囲気を作るには、両親が子どもを愛する態度や一つ一つの行動に対して認める触れ合いが大切になります。

 又、すぐに子どもの行為に対して文句を言う態度でなく『受け入れる』という生き方を示す事といえます。幼稚園・保育園・認定子ども園が一人ひとりの発達を大切にするために環境を通して教育が行われます。

 温かい雰囲気があるかとは、心から子どもを愛する笑顔があり、相手に判る言葉をかけていること、そして優しい態度があり、子ども同士がほめているかを親としてチェックしたいものです。

 さらに言いっぱなしという態度でなくじっくりとあなたのために腰を落ち着けて聴いていますよ。愛の一杯ある場をお母さん・お父さん見つけ、作ってあげてください。  

                                園長 飯田和也

    この母親への手紙はわかりやすいということで(三重県私立保育園連盟の九月号の広報にものります。参考にしていただけれは゛幸です。

 

幼稚園・保育園・小学校の連携の会議に出席しました。司会者が『幼保の教育は発達の方向性、小学校は到達目標を重視した教育です』と言われました。

この幼稚園・保育園と小学校の違いをお母さんも学校の先生も正しく理解して欲しいと願っています。特に、小学校一年生を受け持つ先生は入学当初から厳しくして一生懸命がんばらせて発達を身につけさせる事が教育と思っている場合が見られます。


 しかし、入学まで子どもたちは幼稚園や保育園で「今は上手に絵を描けなくていい、うまく形にならなくていい、全部数えなくていい、次に描くときに今日より形になっていれば良い、卒園する時まででいいよ、今は鉄棒失敗しても良いよ、来週できるようになるのを信じているよ。」などと先生方は・又今日上手に完璧にさせる事をしていません


次のチャンス、来週、来月、さらには一年先に上手になりたいという意欲を大切にしています。そのために今日は『すこしだけ出来てよかったね、聞けて良いね、傍にいるだけでよいね』といった教育を心がけています。

しかし、今日ここまで上手にしなければならないという到達目標の考えであると『失敗してはいけません』「絵が上手に描けなければ○○しなさい・こうすれば描けるでしょう」「全部きれいにがんばって食べなさい」限られた時間の中で完成・完璧に身につけさせることが到達目標の教育となります。

到達目標を持って努力させ、身についたときは先生も子どもも達成感が与えられ大きな喜びとなります。とても大切な体験になります。

しかし、小学校一年生の先生が新入児童は育った家庭環境が違う事、教育を受けた幼稚園や保育園の方針も異なっている事を理解することが第一といえます。


そして、入学当初は子どもの発達の個人差を見つけること、傍にいることがやっとの子、見ているだけで精一杯の子、言葉に出す事が得意でない子、先生の話を聞いているだけの子、しかし、積極的に先生や友達にかかわり楽しんでいる子も大勢います。


一人ひとりの身体のこなし、手先の器用さ、ことばの理解の仕方や表し方の異なる事、友達との距離感が違う事を入学当時一年生の担任全員が共通に理解して四月だけでも幼稚園や保育園と同じような温かい雰囲気を学校の中に環境として作ってあげてほしいものです。


さらには幼稚園・保育園での環境の違いを把握し言葉に言い表す事が出来ない子と出遭ったら「今、考えているのだね」と言う受け入れる態度があればすぐに自分を出す事ができない子は愛されている・認められていると感じてその担任の温かい愛を感じ、自分を少しずつ言葉や態度で表すことができるようになります。

このように幼稚園・保育園、小学校一年生の担任と全国のお母さん方が教育の違いを正しく理解することで四月は「多くのことを要求しません・ひとつで良い・失敗してもいい」といった温かい愛のある雰囲気の中で生活できるようになり、子どもたちは困難を乗り切る力や人や物を大切にする生き抜く力を身につける教育が行われます。

四月にお母さんが『自分の子は出来ないから仕方ない』そして先生は『この子は出来ない子』と言うレッテルを貼ったり、決め付けたりして劣等感を与えない触れ合いが求められます。


四月は一生懸命がんばりすぎる教育をして、ここまで出来ることと言う厳しい態度だけでなく、温かいほめ上手な笑顔を見せれば日本の教育は変わります。

 

          園長 飯田 和也

                東海学園大学  飯田 和也

 

 温かい愛のある雰囲気とは、乳幼児が人から愛されていると感じることで自分から○○すると言う主体的な行為に結び付けられる物的・人的を含んだ環境構成のことといえます。


 雰囲気とは、単なる物的空間でなくそこには人と人とが出会う愛がなくてはなりません。しかし、保育の養成校で教えている教員が乳児保育や障がい児保育について理解し、養護に包まれて教育があることを認識していない事も環境構成を考える時に問題となります。

 保育室には冷たい・冷ややかな眼差しや勝手に遊んでいて良いよと言う人間関係が無関心な態度で触れ合うのではありません。温かい愛のある雰囲気を作るには、保育者が子どもを愛する態度として一つ一つの行為を受け入れ・認めることが必要といえます。

 しかし、このような説明をしても保育士養成の大学・短大・専門学校で教えている問題な教員が日本中に多すぎます。ある養成校で教えている先生から次のようなメールをもらいました。この先生は△△市で定年まで働き地域の保育者のリーダーで養成校から実力や人柄を認められた方です。日本の保育界の現実の一つといえます。

原文「とても、とても ご無沙汰しております。新年度になり、今まで教務をしていた職員が異動をしまして、事務を残りの教員で分担する事になり教科+処理とてんやわんやでした。やっと事務の整理が出来、2年生を施設実習に送り出すことが出来ました。

自分が今まで保育園でしてきた保育が理解されない部分があり、考えさせられていた所でした。教員は幼稚園経験者と○○学専門と美術専門の教員で保育園経験者は私だけという中、「教え込む」保育が普通と考えられていて、学生にもそのような授業をしています。私が「保育園での保育の考え方を説明してもなかなか理解してもらえずです。

私が保育園での事を伝えてしまえば学生は混乱してしまうのではないか?」と少し自信喪失気味でした。

先生の資料を読み、「ほっと」し、なんだか涙が出そうでした。ありがとうございました。また、明日から頑張れそうです。暑さもこれからが本番です。どうぞご自愛くださいますように。    

 

 この先生の資料とは、「幼稚園・保育園は今日上手に出来なくて良い、しかし、小学校は今日上手にできるようにする到達目標です。先生・お母さん違いを理解して子どもを愛して下さい」と言う母親への手紙を出した資料です。

少し解説しますと幼稚園・保育園・小学校の連携の会議に出席しました。


 司会者が『幼稚園・保育園の教育は発達の方向性、小学校は到達目標を重視した教育です』と明確に説明をして会が始まりました。

 しかし、多くの校長先生や園長先生方は違いを正しく理解していませんでした。特に一年生の担任をして四月から『教え込む』ことが教育と言う考えの先生による狭い狭育・恐育・強育・狂育のような態度の先生が時々います。

一年生になったからがんばって勉強しなさい。今日は上手に○○を書きなさい、今××するときでしようといったここまで出来るようにするのが一年生でしょう。失敗シテはいけません。

 このように限られた時間の中で完成・完璧に身につけさせる事が到達目標の教育です。

 

この到達目標をもって努力させ、身についたときは先生も子どもも達成感が与えられ大きな喜びとなりとても大切な経験になります。しかし、小学校一年生の先生が新入学児童は育った家庭環境や教育を受けた幼稚園・保育園の方針も異なっている事を理解することが第一といえます。

 特に、入学当初は子どもの発達の個人差を見つけること、傍にいることがやっとの子、見ているだけで精一杯の子、言葉に出す事がやっとの子、先生の話しを聞いているだけの子、しかし、積極的に先生や友達にかかわり楽しんでいる子も大勢います。

 一人ひとりが身体のこなし、手先の器用さ、ことばの理解の仕方やあらわし方のことなること、友達との距離感がちがうことを入学当時の一年生の担任全員が共通に理解して四月だけでも幼稚園や保育園と同じような暖かい雰囲気を学校の中に環境としてつくってあげて欲しいものです。


さらには幼稚園・保育園での環境の違いを把握し言葉に言い表す事が出来ない子と出遭ったら「今、考えているのだね」と言う受け入れる態度があればすぐに自分を出す事ができない子は愛されている・認められていると感じてその担任の温かい愛を感じ、自分を少しずつ言葉や態度で表すことができるようになります。

このように幼稚園・保育園、小学校一年生の担任と全国のお母さん方が教育の違いを正しく理解することで四月は「多くのことを要求しません・ひとつで良い・失敗してもいい」といった温かい愛のある雰囲気の中で生活できるようになり、子どもたちは困難を乗り切る力や人や物を大切にする生き抜く力を身につける教育が行われます。

四月にお母さんが『自分の子は出来ないから仕方ない』そして先生は『この子は出来ない子』と言うレッテルを貼ったり、決め付けたりして劣等感を与えない触れ合いが求められます。

四月は一生懸命がんばりすぎる教育をして、ここまで出来ることと言う厳しい態度だけでなく、温かいほめ上手な笑顔を見せれば日本の教育は変わります。

 

このような資料を読んでの感想が養成校での教員から寄せられました。養成校での講義のあり方の見直しをして欲しいと願います。

養成校によって学生の学力差がありますが、この養成校の教員のコメントにあるように養成校を出ただけで知識や技術を正しく身につけていないことを保育現場では認識して新任研修で自分の園の理念や方針を丁寧に身につける場が求められます。

また、教員養成大学が小学校コースで免許を取得する時に幼稚園・保育園・そして認定子どもも養護と教育について正しく理解させるカリキュラムが重要です。さらには、幼・保・小の連携で現場と密接な研修会が求められます。

 

 この資料の中で四月に小学校一年生の担任が幼稚園・保育園・認定子ども園で発達の個人差を理解し、到達目標でなく発達の方向性を大切にした温かい雰囲気のある環境を正しく理解し乳幼児や小学生と触れ合う教育方針を確立しなければと願わざるを得ません。

 幼稚園・保育園・認定子ども園・小学校でも教育は乳幼児の発達を身につけさせる事は基本的に同じです。

発達『自我能力として困難を乗り切る力、さらには主体的に生きる力』を保育者も教師も理解し、子どもに気づかせ、保護者に発達している事を伝える教育活動が求められます。子どもが自発的にかかわりたくなる子どもにとってふさわしい環境です。

 子どもたちは聴いてと言われないでも自分から聴いています。「はい、見て」と言われないでも自分で見ています。「真似して」と言われないでも二歳ごろから真似しています。

このように●●してと言われないでも子どもたちは自発的に自分から行動し「知的発達」が育っていることを大切にしようという教育の環境です。

 まだ言葉がわからないから「はい、見なさい・聞きなさい・真似しなさい・○○しなさい」というおしつける教育ではありません。また、教材に豪華な教材与えれば自我能力や主体性を身につける教育ができるものでもありません。


 乳幼児がその場にいたくなる雰囲気を作る環境です。先生は「怖い顔や厳しい言葉で教えるだけでなく」時には失敗してもいいよ、多くのことを要求しませよという温かい環境から生まれます。

 温かい愛の雰囲気を構成するふれあいの言葉を次に例にします。保育園や幼稚園、小学校で新入学児童を担当し四月での言葉の使い方に参考にしていただければ幸いです。

 子どもたち同士が「ありがとう」と感謝する言葉が飛び交う環境、それには先生がありがとうという姿を示すことです。また、子どもたち同士が「△△できたね」と受け入れ・認め褒めあう環境です、それには先生が具体的に子どもをほめるモデルが大切です。

 クラスの中でけんかしていない時「先生は仲良くしている姿が見られて幸せです」と多くの子どもたちの前で仲良くしている姿が当たり前と思う教育でなく友達を大事にしている姿が先生として「幸せ」という言葉を使い温かい雰囲気を気付かせることです。

 朝の挨拶で口の中でもぞもぞと小さな声で言っている子をみつけたら少し体に触れて「優しい声が聞けて先生大好きですよ」大きな声で言わなくても自分なりに努力している行為を認めます。

「最後まで片付けしている姿が見られて先生うれしい」と先生見てというサインを出している子を見つけほめます。「一緒に○○ごっこができて先生は楽しい」と共に行動したことを伝えます。

「・・チャンが昼寝しているとき先生たちは愛しているから安心して寝てね」「・・クラスの友達のこと信じているからね」といった先生が自分のことを認めてくれていること・受け入れている態度がある・信じているといった魔法の言葉を使うことです。

このような言葉により子どもたちは主体的な行為となり、生きる力の源に結びつく場合があります。そしてクラスの中では静かに先生の言葉を聞いたり、友達同士が褒めあったり、助けあったりします。

 このような言葉は先生や友達が手をつないだり、少し肩に手を置いたり、時にはぎゅっと抱きしめるぬくもりを与えることで効果はさらに倍増します。


当然、あなたのこと大好きですよ、あなたのために腰を落ち着けて聴いていますよ、という心から思うことで保育者の素敵な笑顔から愛されていると感じる温かい雰囲気を味わい困難を乗り切る力と自分で○○することができる乳幼児となります。

 保育園では、五領域で偏らない発達を捉え、年齢にふさわしい発達の方向性として発達過程を二カ年で考慮し、子ども同士のかかわりで身体・知的・情緒的・社会的・道徳的発達を保障しています

もっとも大切なのは物的・人的を含んだ温かい愛のある雰囲気のもとで教材を工夫し、遊びをとおして上にあげた発達を身につけ保障している教育ということを保育士養成校の教授たち、小学校の先生、さらには教育委員会の先生方が理解することです。

そして、保育者は保育現場で実践していることを示し、具体的に説明することが保護者にも求められます。

   先生、今日何回子どもに有難うと言いましたか。

   先生、今日何回子どもに幸せと言いましたか。

温かい愛のある雰囲気の源です。

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