大学では教えられてない保育技術  話は背骨で話せ

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大学の入学試験が変わります。 親として正しい情報を持ちたいものです。

 幼稚園・保育園・こども園の教育が大学入学試験まで結びつくことが中日新聞に出ました。2017/12/5の記事によると、1 「思考力・判断力・表現力」を発揮して解く問題を全ての分野で重視 2 初見の資料も扱い、どんな場面でも知識を活用できる力。

              統括園長  飯田 和也

 

 2018 4月から幼稚園・保育園・こども園は教育の中に三つの柱として1「知識・技能」2「思考力・判断力・表現力」3 『学びに向かう力・人間性など』を育みたいと考えています。


 そして卒園までの子どもたちに身に付ける教育を求めています。この二つ目が将来の大学入学試験に取り入れられることが新聞に出ました。

 中日新聞によると共通テスト導入は知識偏重ではなく思考力や判断力を重視する事。

暗記では対応が難しく、粘り強く考えて解く思考力を身につけていないと出来ないと指摘しています。

体験者の言葉として、此れまでの国語のテストでは見られなかった円グラフや表がいくつも提示され、それをどう読み解くか。問題の意図は解かったけど、制限された字数内80から120字以内に書いてまとめるのが難しかった。

 数学1aでは、観光客数と消費総額のグラフの読み取り方について条件に従って記述する。といった知識と技術重視の生き方から考える力があるか問われる入学試験になります


 これからの幼児教育が高校卒業まで暗記中心から「自分で発見する習慣を身につけ、工夫して考えをまとめて表現できる」資質と能力が求められます。

 幼児教育としつけのポイント1「発見は自分でする」絵や作文など表現力の基礎です。

 2温かい愛のある雰囲気」の中、家族や教師からも有難うを言われることで主体性が身につきます。そこで、失敗してもいいという受入れられる事・認められることで生き抜く力を身につけます。


 3「我慢して最後までやり遂げる力」のためにできたところを具体的に共感するほめ上手な育て方をします。

 

 4「がんばれば誰でもできる」と言う安易な励ましを教育に入れない。


 大学入試まで、知能テストでは測ることができない挑戦・我慢・おもいやり・自尊心を気付かせ愛される経験の育て方が求められます。

大学では教えられてない保育技術  話は背骨で話せ

大学では教えられていない保育技術  

  保育の知識・技術を幅広く身につけないで就職した人を育てる資料

                  飯田 和也

       約五分間で教職員が身につけるポイントレッスン 

    一度だけでなく全員が会得するまで時々見直すことで習慣になります。

 

  「話しは背骨で話せ」 四月の出会い

  大学で話し方について学ぶ時間がないのが実態です。新人が始めて就職した仕事場『園』で親や子どもたちに話す技術を身につけていることは皆無です。

園でも先輩の話し方を真似しなさいといわれても新人はどこをポイントに真似したらいいか理解できません。園長・主任として「わかる言葉」を使いたいものです。こころに残す言葉として「話しは背骨ではなせ」と言う言葉があります。

始めて子どもや母親の前で話す時に猫背でなよなよとした態度でなく堂々とした姿勢が大切です。

堂々とした姿勢とは、胸を張って体の中心がブレ無くてまっすぐな状態です。

そして、話す時に声も張りがあり、共鳴も出来た声が出て、自信をもった態度になり、聴きたいという感覚になります。聞いている人にとってははっきりした、聞き取りやすい声に結びつきます

大学の講義や研修会で研修生や親の前で背骨が曲がっていたり、座ったままで後ろから見にくい雰囲気であると相手は聴きたくない感覚に結びつきます。

話し手の眼や顔が見えないと聴きたくない・見たくない・座っていたくないと感じます。聞き手の気持になると、話すときの姿勢が重要になります。

新人として母親や子どもたちの前で始めて自己紹介や説明する場になった時に、背骨がまっすぐであるか意識をして立つことから始めます。

何故姿勢が大事かと言うと空気が身体の中に入っていないために共鳴が少なかったり、声がだしづらいために発音が正確でなく聞き取りにくい事になります。


 話す時はできるだけ立ったままで姿勢を正しくして発声は横隔膜を使用して出す努力をします。正しく横隔膜までとは言いませんが少なくとも背骨を意識してまっすぐ立って話すことから心がけます。

 

 園長・主任は新人が人前で話す時に『話は背骨で話してね』それは聞き手が安心して話し手を見ること、そして聴きたくなる雰囲気ができるからと、何故必要かを教える事です。

 さらに、人前に立ったらスグに話さない、周りを一度見る『間』が大切です。

次回は『間は魔物』についてです。

 

 保育者は話すことのプロとして知識も技術も身につけたいもの

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