「自尊」自分自身を相当な存在であると思い込むこと、自分と言う存在に埃を持つ事 国語辞典 三省堂

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「自尊」自分自身を相当な存在であると思い込むこと、自分と言う存在に埃を持つ事 国語辞典 三省堂

                   統括園長 飯田 和也

 自尊・自尊感情を身につけるためには、自分自身が受入れられ・認められ・愛されるという体験があって《自分にはこんな能力がある》《自分で自信を持って決断できる》《自分は幸せと思う》《様々なことに積極的となる》になります。

 そこで誇りとプライドを持ち堂々たる態度に結びつく生き方になります。

 しかし、自信が無く決断力が弱い、新しい事にもチャレンジしない、失敗を恐れるタイプの子どもが時々います。親の育て方や家庭での育った環境に影響が見られ場合があります。

 親が子どもに対して《それは〇〇したほうがいいよ》《そのやり方は違うでしょう、こうじゃないの》《だって〇〇だろう》といった能力を信じられていない場合や大人の時間やお金の都合で育てられている場合が見られます。

 最後までやり遂げる体験、出来たという満足感が与えられないために自信を身につけることが出来ない場合です。子どもは本来新しい事・面白い事・変わったことに興味・関心を持って触りたい、見たい、匂いを嗅ぎたい、食べたいという行動を赤ちゃんのときから在ります

 それなのにこの子はまだ小さい・危険な事すると怪我する・痛いことはやらせない・乱暴な子とは遊ばせない・まだ早いと親が子どもの能力を勝手に判断してやらせない、途中で止めてしまうために挑戦する能力を奪っている事です。

 挑戦したときに「少しだけでいいのだよ」「失敗する事もあるよ」「上手に出来なくても次がんばる力を身につければいいのだよ」「前にくらべると少し我慢する力を持てばいいのだよ」といった励まし・慰め・助言をすることでチャレンジする意欲に結びつきます。

 そして、一回目は失敗、次に少し長く出来る、さらに我慢してもっと長く出来、やっと最後までがんばりぬいたときに「やれたという自信」「自分には能力がある」となるのが子どもです。

   親は子どもの能力を死ぬまで信じたいですね。

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