保育の基本205 創立の小規模園「誠和あい保育園」建設から完成までそして入園式を迎えることで教えられた事

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                          飯田 和也

 小規模園は定員19名で専任とパートで始める事になり、全員の保育士に保育とは養護と教育ということを伝える事から始めました。

 乳児保育の原点である養護『命を守る事・情緒の安定を図る・生理的欲求を満たす事・保健衛生の環境を設計図に取り入れ完成させたのですよ』ここから始まりました。

 この養護を中心に『養護に包まれた教育がある』の実践する場として今回誠和あい保育園を保育の神様から与えられ、子どもの発達を保障する贈り物として大切にしたいために「温かいぬくもり・笑顔を与える・有難うが飛び交う保育室』を全員でつくり一人ひとりの発達を愛する方針と言うことを伝えることが第一でした。

 この乳児期に愛されている感覚を体験する事でじっと我慢でき、人や物を大切にする生きる力の基礎ができることを創立者として願っていることを理解する事から研修しました。

『教育』乳幼児が自分で発見する主体性と学ぶ意欲と社会の多様な変化に対応でき困難を乗り切る能力を身につけること」。

 今までの五領域「健康・人間関係・環境・言葉・表現」を維持遊びを通して総合的に卒園までに上手にでなくても知識・技能の基礎、思考・判断・表現力等の基礎、心情・意欲・態度が育つ中で人間らしくよりよい生活を営むかを誠和あい保育園で身につけさせることが教育です。

 以上のような基本の考えで養護と教育について点検・評価する資料の一部です。誠和あい保育園を事例としてまとめました。定員1903名・1歳児8名、2歳児8名です。

  養護の基本「命を守る」,園舎が二階建てのため避難は二方向と言うことで通常階段と避難階段では命を守るために幅広く・安全な構造です。滑り止めを作り怪我をさせない工夫と情緒の安定のために通常階段は、明かりと温かい雰囲気のために総ヒノキでぬくもりを大切にした。

  滑り止めは階段と言うことを把握するために赤い線を三本いれ子どもにとって見やすくしました。手すりは子どもにとって高さや隙間が安全な状態であるか、また、異年齢が使う時に階段の使い方で命を守るため、危険な手すりの位置が転落の予想がある箇所は排除し安全扉が必要かを配慮することも点検しました。

  非常階段は鉄骨で丈夫な構造で外のために鍵をロックでき安全を確保しました。全員で保育室の扉は指を挟まないか、様々な隙間に突っ込んで怪我をしないかを点検・評価をして養護の考えを開園までに取り入れ改善を試みました。

  全ての部屋は情緒の安定のため明るい温かい光、壁の色や天井は未満児にとって親しみのある暖色系にし、トイレの天井は空の雲がかかり壁は風船やアルファベットを少し入れることで親しみを持って入りやすい雰囲気とし安心して排泄が出来るような雰囲気を取り入れました。

  トイレの便器も未満児が使いやすいような色や形・大きさとし生理的欲求を十分満たされるような環境構成としました。

  午前中や午後の寝る時にもレースのカーテンや光が入り過ぎない防炎で命を守ること、そして五分間ごとの呼吸チェックをして命を守り、情緒の安定を図る物的環境や温かい愛の満ち溢れる雰囲気を作り出して在ります。

  乳児保育でも、朝、保育園にきたときのそのままの姿で保護者に返す事が第一です。乳児保育で昼寝のときに起こる突然死や誤飲、転落事故、様々な場面で予想していないととんでもない事故になります。一人ひとりの園児がどのように環境にかかわるかを予想していなければなりません

  それには今までの家庭環境での行動と家族構成でどのように養育を受けて育っていたか、過保護であるか、過干渉か、放任であるかによって『自分で〇〇する』態度が育っているかを判断するために母親との連携では生育暦・病歴・アレルギーなどの正しい情報を得る努力をします。

  そして物や人にかかわる能力や性格を把握して「予想される活動」を理解する事で命を守り、事故の少ない保育実践に結びつきます。

  調理は管理栄養士の助言で二人の調理人と緊急の場合の非常勤職員を依頼し食中毒や病気・アレルギーでの事故にならないための管理を大切にすることと

   同時に保育士や看護師と同様に「笑顔・有難う・温かいぬくもりを与える」をモットーにして愛の満ち溢れている職員集団「看護師を含む」の一員になる事をお願いして保健衛生面で全員が協力することを共有しました。

主任・新任を含めて始めて指導計画を立案するために

  養護と教育について全職員が意識できるための様式と言葉の使用について共有を心がけます。乳幼児の発達を五領域「健康・人間関係・環境・言葉・表現」でとらえて偏らない立案と実践を全員が共有します。

  五領域で理解しないと新任は勝手に乳幼児の姿を捉えて偏る事のないように留意します。

  検討課題  月案ではねらいと内容を共有し一人ひとりのねらいと内容を立案し、毎日の個人記録でできるだけ五領域で行動を分析して偏らない実践とします。そして、一人ひとりの発達の姿から改善を考えて次のねらいと内容を提案します。出来るだけ担任一人で勝手に発達を捉えないが原則です。

  ねらいは、誠和あい保育園修了、または誠和幼稚園卒園までに身につける心情・意欲・態度で言葉は『楽しむ・味わう・広める・深める・しようとする』をつかうことを原則とします。

  聴いているだけでいい・見ているだけ、ちょっとさわっているだけ・唇にチューするだけでいい・においを嗅ぐだけでいい・すべてを上手にさせるではありません。その日の到達目標のような狭い狭育では在りません。個人差を理解し発達の方向性として会得したいものです。

  内容は指導したい援助事項 言葉は『遊ぶ・触る・聴く・見る・嗅ぐ・知る・参加する・一緒に見る・親しむ・〇〇を世話する』など乳幼児が積極的に様々な経験をできるように立案します。

  自分からかかわりたくなる主体性「勉強とウンチは人に言われてするものでない」「発見は自分でする」と言う大人が言いすぎたり、手をかける態度に気をつけることを共有することで発達支援を確認します。

  発達支援として『問いかけ・励まし・慰め・見守り・助言・指示・命令・見守り』といった具体的に記入し発達支援に結びつくように改善を常に心がけます。

  特に『笑顔で〇〇する・優しく〇〇する・ぬくもりを与える・笑顔で〇〇を見守る・そっと身体を支えて優しく言葉をかける・ぎゅっと抱きしめる・わかる言葉をかける・言葉に言い表す事ができない悲しみ・悔しさ・苦しさを代弁する』といった記入をする事で書いてなければ点検しません

  書いてあることで評価でき改善に結びつきます。一人ひとりの発達の個人差を大切にするためにも立案を工夫します。月案でクラス全体の発達を保障し一人ひとりの立案で環境構成と予想を捉えて援助を幅広くします。課題は一人ひとりの発達変容は一週間か二週間か一ヶ月でいいのか個人差をどのように捉えるかによって環境構成が影響される事を理解しなければなりません。

  乳幼児は環境との相互作用によって発達するというように笑顔の素敵な人的環境、有難うと言う感謝の言葉を未満児や保護者の前でも態度で示し、愛されている雰囲気をつくる誠和あい保育園ということ、そして我慢でき、チャレンジし、やり遂げる基礎を未満児でも作り生き抜く教育を目指します。

   乳幼児の発達を見つけ、発達を乳幼児に気づかせ、発達を母親に伝える事で誠和あい保育園の方針となり保護者がここまで見てくれる園に出会って嬉しいといった信頼関係が気づくことに結びつきます。

「子どもの育ちを支える」保護者と共に喜び合う事を重視する『誠和あい保育園』「誠和幼稚園」との園児と保護者・先生との交流と温かい連携を目指します。

 

 小規模園には連携園が必要となります。園同士の連携には、『お互いの保育者の保育観を理解していなければ本当に乳幼児の発達を愛する事に結びつきません』

 お互いの園の特徴『目立つ事』だけを認識するだけでなく特色「他より優れている事」として発達を捉えて立案と実践し常に改善したことを理解し、保護者にも発達『自我能力と主体性』を伝える努力で信頼関係を大切にしていることを話し合っていることが重要になります。

 乳幼児が主語でないお金だけの損得勘定「経営者が主語」がつながりの連携は乳幼児の発達を保障しない為やめたいものです。

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