飯田和也のジャカルタでの主体性の説明 1
国際子ども研究所 飯田 和也
インドネシアのジャカルタにあるテリロギ大学での記念講演、そしてジャカルタ大学の教授と幼児教育についてパネルディスカッションをしました。
改めて日本の保育が一人ひとりの発達を大切にしていること、これからも発達を抑えた立案と実践を伝えなければならないと痛感しました。
インドネシア全国から幼稚園や学校の先生たちに簡単な発達の考えと実践を手遊びの演習することで共感していただきました。
「いまから花火の手遊びをします一緒にしてください」と通訳を通して伝えて天井の方向に1-2-3-4-5と手を叩いてあーと声を出し、指を使って指先を天井に向けました。
次には同じく床に向けて1-2-3-4-5と手を叩いてあーと声を出し、指を使って指先を床にむけました。さらに同じく左側に向けて行い、また、右側に向けて行い、次に両手の人差し指だけで小さく1-2-3-4-5と叩いてポンとするなどして会場中を笑いの渦に引き込みました。
そして、通訳を通して「今、見てといいましたか、言いません。しかし、全員見ました、それも自分から見ました。
今、聴いてといいましたか、言いません。しかし、全員聴きました。それも自分から一生懸命聴きました。
今、真似してと言いましたか、言いません。しかし、全員真似しました。それも自分から真似しました」
『これが発達「主体性」です。自分で〇〇する、発見は自分でする、自分で観察する』ということですと解りやすく説明をしました。
さらに勉強とウンチは人に言われてするものでないという言葉を使いました。
この言葉を使っていいか,ガルーダ航空のキャビンアテンダントに日本では先生や母親に心に残すために使っているのでと質問しました。すると、ここまでインドネシアのことを考えて話す人はいなかったので嬉しいという返事が返ってきていたので使うと、会場から大きな拍手が聞こえました。発達の考えについて初めての体験をインドネシアの先生方に共感していただきました。
発達と言う言葉の中で主体性・自発性と言う行為が世界中の子どもにとって大変重要と言うことは理解されているが、このような事例で共有できる事が確認され嬉しく思いました。
控え室に戻ると元大臣が「自分はインドネシアで来週も講演するがインドネシアのカズヤ・イイダになって1/2/3/4/5.あーをするので考えとやり方もらった」と手を叩き、あーと言う笑いに包まれました。
そして、インドネシアは日本の考えや教育を模倣してきた文化があり、いいことも悪い事も日本がお手本と言うはなしがあり、幼児教育で押し付ける事があるがこれからこの考えを取り入れることが大事と政府の高官である学長の言葉があり、
さらに日本の幼児教育の奥の深さを極めなければと痛感しました。