子どものことを信じられないお母さん、正しい情報を得て的確な判断をしてあげてください。

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子どものことを信じられないお母さん、正しい情報を得て的確な判断をしてあげてください。

 

  四月から小学校に入るわが子を家で見ているとおもちゃ・絵本・はさみ・紙など出したものをきちんと片付けない姿。

  そこでは片付ける能力を信じないから不安となって「ハイ、片付けて・いつまで遊んでいるの」とついに怒鳴って口うるさい態度をしているお母さん。

  しかし、幼稚園や保育園では自分で出したおもちゃや道具を丁寧に道具箱やおもちゃ入れに片付けているのが子ども。家以外では、子どもには自分から片付ける能力が育っています。

  しかし、家では甘えたい・のんびりしたい・自由でいたい・好きな時間をとりたいのが子どもです。

 家庭では友達と仲良く遊ばない、遊べない、周囲に同じ年齢の子どもがいなくて小学校に行っても遊べないのでないか、友達ができないのでないか不安な雰囲気をつくるお母さん。

 しかし、保育園や幼稚園に入った頃を思い出したらどうでしょうか。入園の頃は、母親の後ろに隠れて先生や友達を見ていたり、ひっくり返って泣いて離れなかった姿から三年・四年経つと今では友達の家に行きたがり、一緒に遊ぶ姿が見られます。

 家では仲良くしません、自分の家だから威張りたいのが子どもです。

 小学校に行って友達が出来るか心配なのは家庭だけを見ている子どもの姿だけだから。子どもは集団の中での楽しみ方・遊び方・かかわり方を身につけたことを信じることです。

 手をつないで歩きます、一緒に歌います、◎◎当番ができます、縄跳び一緒に跳びます、●●ごっこできます、友達と一緒に行動できるようになった能力を信じていないから学校でともだちできないのではと不安になります。

 能力を信じていないと焦るのがお母さん。最初は友達になるまで時間がかかるのが子ども。

 クラスの匂いをかぐだけ・大きいか小さいか声を聴いているだけ・優しくしてくれるか乱暴かを判断しているだけのわが子で「人とかかわる力」は身についていると信じることができれば一年生ってかわいいなあと温かい見守る雰囲気が母親にできます。

勉強ができるようになると信じていないから「宿題は・宿題は」となり「お母さんが今、言うからやりたくない」「いま、やろうと思っていたのに」となるのが子ども。

せっかちな親からのろのろした子が育つ」に結びつきます。二歳のころ、三歳の時の絵を思い出し卒園の時の描いた絵や制作した作品と比べれば「自分で選ぶ力・手先の使い方・イメージが豊かになったこと・持続力・模倣する能力・人や物を観察する力」が自分で●●する主体性がついたことをお母さんが見つけ、信じること、

そして、わが子の生きる力がある情報を正しくもつことで小学校の勉強はついていけます。

しかし、自分の子どもを偏って観察し、周りから間違った情報「お宅のお子さんは大丈夫ですよ」「○○出来るからいいですよ」と調子のいい相手の言葉、うその情報を見抜く事が不安を少なくすることになります。

いじめたり、いじめられたりすることが出てきても正しい情報を周囲の子どもやお母さん・先生・地域の人々とのかかわりから比較をして判断をする対応が求められます。

 お母さんは、自分が死ぬまでわが子の能力を見つけ、信じることです。

そして、多くのことを要求しないこと、一つでいい・失敗するのが当たり前と言う捉え方で自信を身につけたわが子に育てることが重要と言えます。

 自分の子が自信を持った態度であれば子育てにも自信を持つ事に結びつきます。

 お母さんと先生に信じられて育つ子は、一生幸せな生き方といえます。      

             園長 飯田 和也 

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