親として遊びをどのように考えるか

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親として遊びをどのように考えるか

 

 遊びなさい、遊びは大切、子どもは遊びが仕事、遊べば大きくなるといった言葉で子どもを遊ばせれば成長・発達しているという考えで育てていることがあります。

 

 何故、子どもにとって遊びが大切かを理解して触れ合う態度が将来の生き方に結びつきます。

遊びの場面をみると、友だちと積み木を積んで楽しむ場、砂場でトンネルや落とし穴を作って遊ぶこと、ブロックをつなげて道を作ったり・ボールを作ったり楽しんでいます、また、○○ごっこという遊びでイメージの共有を楽しんでいる子どもたちです。

 

 親として子どもが一人で遊んでいるからいい、二人で仲良くしているから良い、仲良く遊んでいないから心配、一人だけそばにいるだけでこれから遊ぶ事が出来るか不安、大きな集団で遊んでいないけれど、これから友だちの中に入っていけるかといった子どもの立場や発達を捉えないで自分の経験だけで[遊びを決めつけ触れている]のを見直したいものです。

 

 一人で遊んでいる時、ありの動きを見つけてじっと観察している子、花が散っているのを見つめている子、友だちが積み木で家を作っているのを見てそばにいる子どもたちがいます。

 

このように一人で遊んでいるとき、見なさいと大人がいわないのにありの動きや花びらの落ち方、積み木で形になっていくことなど自分から観察している時、そこには、ただボーとしているだけでなく主体的という自分で考える知的発達が育っています。

 

二人で仲良く遊んでいる場面があります。仲良くとは、相手の動きを見つめ、相手の考えを理解し、相手の行動を受け入れないと仲良く遊ぶことにはなりません。

 

二人でいるとき、同じような身体的な手先の動きが同じであったり、身のこなしの動きが一緒でなければ仲良く遊ぶ事が出来ません。そこには相手に合わせる能力、一緒に考える力、相手の動きや言葉を受け入れる知的発達やルールを見つける社会的知識が育っていく力がなければ遊びは発展しません。

 

遊びの大切さでは、子どもの手先の能力や言葉の発達にふさわしいおもちゃ、ルールが育つための遊びたくなる友だちも大切です。子育てや仕事で忙しい中でも、お母さんや家族がじっくりと言葉を聞いたあげ、ゆったりとした態度で温かい雰囲気の中で抱いてあげたり、相手をして遊ぶことです。

 

赤ちゃんは愛されることで人にかかわりたい意欲、そして、子どもは自分が受け入れられている、愛されているという感覚になり、人の話をじっと聴く態度や相手を受け入れる態度を身につける基本が出来ます。親や大人から認め・愛されることで遊びたくなる心に結びつきます。

喧嘩の場面では、物の取り合いで先に使っていたのを横取りされたので取り返した、またやり返されたので喧嘩となります。

 

同じように場所の奪い合い、さらに、ちょっと触ったのでやり返えされると自分より強かったので、今度はもっと強く押す、すると相手はもっと叩いてきたといったエスカレートします。

この喧嘩の時、お互いの心情「言葉で言い表す事が出来ない喜怒哀楽」大人が共感することで相手の気持ちを理解し受け入れる体験をさせたいものです。そこには、相手の気持ちを理解する時となり、相手を[思いやり]態度の基本となります。

 

このような喧嘩を通して相手との言葉の使い方、身体的能力の違い、社会的ルールの身につけ方等社会的知識や道徳的発達として発達します。

 

遊びや喧嘩などから子どもたちは、将来生きていくうえで様々な知識や困難を乗り切る知恵を授かることを理解し、と言う漢字の木の上に立って長い目で見守りたいものです。

          園長  飯田 和也

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