共に育つ愛の保育 他の保育園の年長児担当が誠和幼稚園の保育実践を見学で感激したこと

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共に育つ愛の保育 他の保育園の年長児担当が誠和幼稚園の保育実践を見学で感激したこと

共に育つ愛の保育  No 473    誠和幼稚園 誠和あい保育園   令和5年9月25日

他の保育園の年長児担当が誠和幼稚園の保育実践を見学で感激したこと

「誠和のクラスでの保育と運動会練習」を見て見学者のクラスと誠和の雰囲気とはあまりにも違っていた。誠和幼稚園には子どもも先生にも笑顔があり見学して楽しかった。

統括園長     飯田 和也

見学者は、開園して二年目の保育園で先生全員がまとまっていないために子どもたちが戸惑い笑顔なく、保護者も教育の仕方に不安を持っている。不安なことを解消したい、どのように子どもたちを教育したらいいか参考にということで数回に分けて見学に来ました。

年長のクラスで園児たちは担任が教室にいなくてもおもちゃの取り合い、言い争うこともなく遊んでいる姿は、今の自分のクラスとは言葉遣いやブロックなどで大声を出しているのと異なり安定していてびっくりしました。

朝の会では、朝の歌を笑顔がある中で歌った子どもたちに対して担任が「今日の朝〇〇食べてきた人座ってください。」と問いかけをすると、自分が食べたことを思い出し、自分で決定した後、静かに自分の椅子に座る姿があり、担任が「〇〇ちゃん上手だね」と笑顔で褒める言葉があるのを聞いて温かい雰囲気があると感じていました。

そこで、私は「この園の方針として、全員が笑顔とありがとうの言葉を伝えること」理由は愛されているから最後まで我慢できる態度が育つこと、それは、ほめられることで人の話が聴く態度を育てる方針にしているからです」と伝えると納得する見学者でした。

 

さらに、誠和幼稚園で運動会の練習が始まり見学をしたいということになりました。グランドでリーダーとサブ、そして補助の先生が花笠音頭を踊るときの約束をしていました。

「約束はわかる言葉で優しく丁寧にそして言いっぱなしにしない」という姿勢で踊る時の花笠の持ち方、腕の伸ばし方、曲に合わせて隣の人と傘の位置を併せるのを見学していました。

リーダーが曲に合わせてリズムをとって踊りたくなるモデルを示すと「〇〇ちゃん、傘の持ち方素晴らしい「〇〇君手が伸びていていいよ」と必ず名前を呼んで具体的にほめているのを見て「先生、涙が出てきそう」と見学者から声が上がりました。

さらに、リーダーが「踊りもう一度やってみる」と聴くと「もう一度やりたい」「やるーやるー」という子どもたちからの言葉が上がりました。すると見学者から「自分の園では、もういや、やりたくない、休憩してという声が出て、このようにやりたいという雰囲気にはならないと感激し始めました。

保育場面において誠和幼稚園では当たり前の場面が他の園ではありえないことを教えられました。そこで、「誠和では練習しているときに、リーダーや担任、補助の先生、園長、主任の周りにいる全員の先生から笑顔でほめられている、認められている、愛されているという温かい雰囲気が与えられて踊れた満足を味わっているからですよ。」というと見学者から「素晴らしい、先生この園楽しい」という言葉が出ました。

運動会の練習では熱中症にならないようにお茶のみ休憩をし、病気やケガをしないように配慮しながら「自我能力=困難を乗り切る力」や自分で選び・決定して友達や先生と一緒に楽しく練習し、自分なりに踊って表現する力があることを自覚し、楽しむ雰囲気を与えられているから最後まで頑張る力=知能テストでは測ることができない力、友達と一緒にする思いやりが与えられ味わっている場面になりました。

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