わがまま・人に迷惑・自分勝手・最後まで我慢できない生き方になるような(放任主義)の育て方はしたくないですね。

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わがまま・人に迷惑・自分勝手・最後まで我慢できない生き方になるような(放任主義)の育て方はしたくないですね。

共に育つ愛の保育                     令和5年8月17日

No 472   誠和幼稚園 誠和あい保育園        info@seiwa-kg.jp

わがまま・人に迷惑・自分勝手・最後まで我慢できない生き方になるような「放任主義」の育て方はしたくないですね。      飯田 和也

 

幼稚園・保育園・こども園の時代に、主体性「自分から〇〇する態度」が大切と言われて、子どもが自分で服を脱ぐ・着る・片づける、自分で食べること、一人でトイレに行くこと、自分から寝ること、自分で朝起きて顔洗うことなど自分からできるようになると親としてうれしいものです。

このように自分から〇〇する主体性を身につけさせる育て方は重要です。しかし、ここで大きな間違いを気づいていない育て方が問題になっています。

広辞苑「主体性とは、他から影響されることなく自分の意志や判断によって行動しようとする性格・態度」と書かれています。「自由の後に責任がある」家庭・教育場面において自分の意思でやるべきことを選び、決定し自分の責任で行動する資質と能力を身につけ生きるのが主体性です。

おもちゃを出して遊ぶが片づけないで出しっぱなしにしていても気づくまで言わない、お菓子を自分から出してこぼしてもそのままにして、袋が落ちても誰かが拾ってくれるという態度、水道の蛇口から水がじゃーと出ていても気が付くまでそれっきりにして止めるまで見ている大人の見守る態度があります。

このように自分で気づくまで親が我慢していることはいいことですが、やりたい放題の自由にさせているのは放任です。

子どもが人との約束、物を大切にするルールを気づくような触れ合いを保育場面や子育ての中でわかりやすくかかわるための「ルールを示し、丁寧な言葉かけしていますか」気づくまで見守ると言いながら無視・できるまで放任・いつかはやるだろうと無関心な態度が問題です。

例えば、おもちゃを出しっぱなしの時片づけたくなるような雰囲気を作ってあげることで自分から片づけたくなります。親と一緒に片づけるときに「優しく持ったね・優しく置いたね」といった優しく扱うことができた時を見つけてほめることで自分には優しくできる力があると自覚します。はさみの切り方で最後まで我慢して使えるようになってお母さんうれしい。ブロック交代で仲良く使って優しいね、仲いいね」「自分だけボール使っていないで約束守って遊んでいるね」叱るより約束を守っていること、友達にやさしくして思いやりを身につけていること、子どもが興味・関心をもって自分から遊びながら生きる力で人や物を大切にしていることを認め・信頼して育てることです。

自分から〇〇する生き方を大切にする子育てで愛の反対と言われる放任・無視・無関心が強いと「愛に対する神経過敏・大人の注意を惹く行動・自分でやることは強いが非友情的な反応に結び付きやすいことを教育や子育てにおいて注意しなければ社会は、責任をおしえていないとやりたい放題の社会になってしまいます。

温かい愛のある雰囲気を与え、責任ある主体性を育てたいですね。

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