共に育つ愛の保育  いじめについて

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共に育つ愛の保育  いじめについて

共に育つ愛の保育           令和5年7月12 日

No 471  誠和幼稚園 誠和あい保育園 info@seiwa-kg.jp

いじめ対応は犯人捜しやいじめの知識を高めるのでなく、温かい愛のある雰囲気づくりを教室や家庭で作ることが第一歩といえます  飯田 和也

 

いじめが社会の中で様々見られています。保育園・幼稚園・こども園・学校・地域において子どもたちの「勘違い・思い違い」による言動から始まることがあります。友達に無視された、悪口言われた・〇〇症と言われ、正しい情報を得ないままいじめられたという子どもたちがいます。

親や先生がそのような初期のかかわりの時に子どもから正しい情報を得ないで見て見ぬふりをしている先生や傍観の大人が問題といえます。

いじめが発覚してから慌てて犯人捜しをしたり、いじめの知識を身につけるための話し合いをして家庭とクラスで犯人捜しの指導をしている場合が見られ子ども不在の時間が見られます。

また、いじめ対策の一つとして「やめて」「その場から離れて」「助けを求めて」といった消極的な話し合い対策や指導をしている場面があります。クラスの中や家庭で親や先生に言葉で言える子はいいが言えない子、自分を出せない子の対応には全くできていないいじめ対策と言わざるを得ません。

いじめをしている子どもといじめを受けている子どもの周囲にいる傍観の子どもたちをどのように温かく対応するかが親も教師も重要です。見て見ぬふりをさせる教育・かかわらないふれあいでなく、いじめをしないためのクラス・学校・家庭・地域の取り組みが重要です。

犯人捜しをする前に、他人の悪い箇所や欠点を見つけて批判する家族でなく、学校のいいとこ、先生の素晴らしいとこ、友達の長所を家族で話し合う温かい愛のある雰囲気を作ったら如何でしょうか。

 

家庭の中でお母さんのいいところ一つ言い合う日、お父さんと楽しかった遊びを言う日、クラスで先生のいいところ言う日、友達のいいところ一つ見つけて発表する日、地域のいいところどこか見つける日など温かい愛のある雰囲気を作る家庭と学校を作ることも、自分は認められている、受け入れられている、愛されている感覚になります。

いじめをつくらない地域が楽しい、学校が大好き、友達と生きる喜びを与えられる日です。

いいところを言い合うには「相手を受け入れることです」「いいところを言うにはよく観察すること」といった約束を二つ話してからいいところを見つけ、人前で話すことです。発表する人もいいところを言われる人もうれしくなり、笑顔いっぱいの家庭とクラス「保育園・幼稚園・こども園・学校」となり温かい愛のある雰囲気に満ち溢れます。いじめの犯人捜しをする時間は無くなるのではないでしようか

地域=街には温かい愛の雰囲気が大切といえます。

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