お母さん、子どもの前では笑顔を見せてね。
統括園長 飯田和也
子どもはお母さんの笑顔を見たい、見ていたい、見て愛されていると感じた生活をしたいと願っています。特に、幼稚園・保育園・こども園で一日親から離れてさみしい心があり、ずっと一緒にいたいのを我慢してお父さんとお母さんを待っている気持ちの時があります。
また、初めて家から離れて一泊の合宿で親別れをして子ども同士で生活をし、家と違って我慢した活動の生活をして親に迎えに来てもらったときの母親に笑顔で認めてもらいたいという心が子どもたちです。
このように子どもたちはいくつになっても母親の笑顔を見ることで自分は愛されている、認められているという感覚になることができるのがお母さん・お父さんからの愛のふれあいといえます。
笑顔いっぱいで「〇〇ちゃん・◇◇くん」と言いながら子どもを抱きしめているときの母親の「頑張ったね・心が大きくなった感じがする・我慢して怪我無く帰ってこれたね」という感激の場が与えられます。
しかし、このように迎えに来た時に仕事や様々な家庭の用事で疲れ切っている場合があり、笑顔を見せられないお母さんも見られます。子どもたちは笑顔を見せられない母親や父親の理由もわかっています。お母さんが疲れ切っていることを理解して笑顔を見せない母親にも甘えをしない子もいます。
お母さんにお願いです、帰りに迎えに来たときや、合宿や親類の家に一人や兄弟姉妹で泊まった時に「我慢して泊まることができたね、一人になること挑戦してできたね、一人で〇〇することできたね」と知能テストでは測ることができない能力を見つけて笑顔でほめることで自尊心「自分には能力がある・持っている」という力「困難を乗り切る力」も育てて欲しいと願っています。
合宿では、何人かのお母さんがトイレを心配したと思います。家で失敗している子どもたちも一人になると適度の緊張でトイレも全員失敗しませんでした。こどもは親別れをしていますが親は心配なために子別れができていません。
子どもたちは自分で〇〇する力「勉強とウンチは人に言われてするものではない」という生きる力を全員が持っています。 お父さんもお母さんもわが子が生きる力を持っていることを、合宿を通して気づいて過保護・過干渉にならないで信じることです。親は、死ぬまで能力があることを信じてあげてください。
どうか保育園・こども園・幼稚園に迎えに来た時に思いきり素敵な笑顔と肌のぬくもりを与えて、生きる力を幼児期から高校卒業まで育てて温かい愛のある雰囲気を与え続けてください。