毎日良いところ三つ見つける、原因を書く事を続けている「脳のしくみの本より」と人をほめる時に具体的となり相手に通じる事に結びつく。
統括園長 飯田和也
毎日三つの良いこと、そして原因をノートに書き始めて三か月経ったとき、年中組でクリスマス発表会の楽器の練習をしていました。二クラス合同で合奏マーチングマーチと合唱赤鼻のトナカイをクラスで合せているのを後ろから聴いていました。
伴奏をしている先生が見事にピアノをひきこなす姿を見ました。それを見ていると最初の就職テスト時のピアノ場面を思い出すと涙があふれてきました。試験曲は弾けていたが得意ではないために毎日努力してピアノを練習している姿がありました。
そのような時を思い出しながらクリスマスの練習の場面を見ていると見事に子どもたちに合せて弾けているのでした。「先生ひと言感想を皆の前で言ってください」と言うので、「年中組全員のうたう声が揃っていた事、そして合奏でM先生の伴奏を聞いて音を合せていたからみんなの心が一つになった事。
みんなの前に大きな丸を作り大丸とほめました。統括園長先生はもっと嬉しかった事があります。今、毎日三つ良いところを見つけてノートに書く、そしてどうして良いことになったかと言う原因を書いています。
M先生が最初ピアノ上手に弾けなかったが今日はみんながピアノの音を聞いてくれたから上手に合わす事が出来て後ろで聴いていて涙が出たよ。どうしてM先生がピアノ上手になったかと言うと子ども大好き・愛していたからピアノ最後までできるように我慢して練習したからです。
伴奏の音を聞いてみんなが心をひとつにしたからそろったね。M先生にも有難う。そこではM先生も子どもたちの前で涙・涙のひとコマになりました。
どうしてこのように子どもたちに話す事が出来るようになったかは良い事三つ書きその原因を書いているから物ごとの見方が変わりました。
良い事を見つけること・見つけようとする力で新しい発見=思考力、原因を考えることで良い事かどうかを判断する力、毎日原因を見つけ書く表現力が具体的となって身に付くことが出来ました。こんなにも明るく・温かく・落ちつく事になり幸せな気持ちが与えられ三つ書く事、ここで重要なことは必ず原因を書くことで深く事象が考えられることに感謝しています。
保育の場面でも良い場面が見つけられることに結びついた事は大きな力となりました。脳のしくみの本で大事なことは物を捉える認知力や新しい発見の思考力や判断力が深くなり様々な表現する力が、その人なりに悪い事を見ない力となり温かい心が身につくという実感と言えます。
少しでも参考にして頂ければ幸いです。