幼児教育でもっとも大切なことは「自分で○○する」主体性を身につけることであるが「自由のあとに責任がある」も伝えること

NO IMAGE

幼児教育でもっとも大切なことは「自分で○○する」主体性を身につけることであるが「自由のあとに責任がある」も伝えること

 

 幼稚園・保育園・認定こども園も主体性を身につける教育は共通です。この「自分で○○する」と言う○○のなかに当てはめられる事柄ができたら一生幸せです。

 80歳90歳になっても自分で○○することが出来たら幸せな人生と言えます。自分から「話すこと・食べること・ウンチすること・立つこと・歩くこと・服を脱ぐこと・着ること・靴を履くこと」など様々な事があります。

 赤ちゃんのときは○○がなかなかできません。お母さんが命を守ったり、ミルクを飲ませたり、オムツを替えたり、安心して眠る事ができるように世話します。家族に守られて生きています。

 一人で生きていくためには、いつまでも親の世話だけでなく自分で朝起きてご飯を食べたり・おしっこしたり、相手に伝えたり、着替えたりしなければなりません。

 いつまでも 親に頼っている赤ちゃんのようでは一人で生きていくことができません。

 親は自分の子どもが自分から話すことが出来たときに嬉しいと思います。そして、もっと話して欲しい、自分から飲んだり食べたりしたときに大きくなった事を味わいます。

 始めて立った時に感動をして拍手となります。このような感激したときにもっとしゃべらせよう・もっと飲ませて大きくさせよう・歩くのをもっとさせようなど先回りや過保護の育て方では自分で○○するは身につきません。

 ここで子どもには話す力・食べる力・動く能力があることを信じるときを与えられていました。

 しかし、親がもっと早く大きくさせようとか、怪我させると大変だから「危ない・危ない」と心配しすぎると自分から○○するという事が身につかないのが子どもと言えます。

 同じように80歳90歳になってまだ能力がある人に対してお年寄りだから・かわいそうだからと手を出してしまい様々な自分で○○する力を奪ってしまう事は思いやりでは在りません。

 親は子どもの○○する能力を信じるときがありました。しかし、周囲の子どもと比較したり、家族の都合で育てると主体性を身につけることが遅れてしまいます。

 この家族の都合で友達と遊ばせる事をしなかったり、子ども同士のかかわりを止めたり、親の気分で手伝いをさせなかったり、ルールを無視すると子どもは親の背中を見て育つという言葉のように無責任な態度をする子どもになってしまいます。

 私は大学生には時々『自由の後に責任がある』と言う言葉を示し、説明しています。

 『好きな遊びをして講義を休み、試験で失敗して単位が取れなくわずか2単位不足のために就職先が決定していても就職できない時は自分で責任を持ちなさい。』

 人が主体的な態度を身につけることはとても大事ですが、自分勝手な無責任な生き方が自分で○○するということではありません。

 子どもの行動を一見すると元気で明るく振舞っているが、周囲に迷惑をかけたり、自分勝手な生き方をしてルールを無視した行動をさせていないか時々見直したいものです。

 幼稚園・保育園・認定こども園での教育を通して家庭でも子どもの行動が自分から○○しているか、そして無責任な行動でなく人や物を大切にした生き方を身につけようとしているか親子で一緒に考える時も必要と思います。

                園長 飯田 和也

 

 時々誠和幼稚園ホームページを開いて参考にしていただければ幸いです。

共に育つカテゴリの最新記事