共に育つ愛の保育 No481 入園して一週間・二週間は親が涙を見せない

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共に育つ愛の保育 No481 入園して一週間・二週間は親が涙を見せない

共に育つ愛の保育 No481 令和6年4月入園して一週間・二週間は親が涙を見せない、

不安感を感じさせない、笑顔で園の入り口、通園バスの乗るところでは「温かい笑顔の雰囲気」を与える。少し手を握り、抱きしめてぬくもりを与えてお母さんは見守っているからね。朝の別れる時笑顔だと、迎えの時に「幸せ」を味わいます。

元名古屋柳城短大教授 飯田 和也

入園式が終わると最初のころは緊張して泣かない子もいます。 しばらくすると家庭とは違った環境に気づきぐずって泣きだす子もいます。

母親として笑顔で迎えた入園式から泣いてばかりの姿を見せつけられると、いつまで泣いているのか不安になる場合もあります。泣いている姿を少しは我慢できるがいつまでも泣いていると「いつまでも泣かない」=初発行為にもどして長泣きの原因となる言葉です「もう園に行かなくていい」=さらに不安にさせて泣かせてしまう言葉です。

このように怒ったら負け・終わり・損するという言葉を利用したいものです。子どもは家で甘えられ・好き放題で行動していた動きから急に園のルール守ってと言われても、どう動いていいかわからない言葉、楽しそうな友達がそばにいるがどうしていいかわからないで困っている子どもたち、家の中のように動けなくて不安と様々な状況に直面しているのです。

どうしたらいいか、わかるように具体的に教えてお母さん、助けてといった心情です。今まで朝遅くまで寝ていたのに起こされる、早く朝ごはん食べなさい、早く着替えなさい、靴履きなさい、ごはん食べないと動けない、トイレ行かないと失敗してしまうよと次々と言われて困っているのは子どもたちです。

このような子どもの心情を理解しないで親の都合で、「仕事に行かなくてはならないのに時間がない」「どうして楽しく園に行ってくれない」とイライラして焦り、最後には爆発して怒るお母さんです。

お母さんの都合「主語は大人」になっているとつい怒鳴り・鬼のように眼は吊り上がり、口は大きく怖いだけの顔になっています。入園式の写真、笑顔の時の顔、お母さんと言って抱き着いてくるときのぬくもりを思い出して欲しいものです。かわいい声を聴いたときの喜び、元気で別れるとき手を振る姿を再現してみてください。

子どもといる時の幸せを時々再確認することで泣いている時や嫌と駄々をこねている時、反抗している時に少し我慢できるのが親です。我慢していいときの笑顔・声・手のかわいい動き・寝ている時の顔を思い出したら安心できます。

このように子どもを授かったから「泣いて甘えているのだ」「ずっと一緒にいたいが死ぬまで一緒にはおれない」悲しいこと・苦しいこと・つらいことがあっても子どもがいるから乗り越えられる力が与えられることを時々自覚したいものです。

帰りの迎えは、仕事でどんなに疲れていても「ママと言って飛びついてきたときの笑顔を味わうことで、子ども授かってよかった、ぬくもりを味わうことでて幸せ」帰りバス通園の場合は、家でどれだけ「おしっこ大丈夫だったか」「泣いてばかり、友達に乱暴にしてけがさせていなかったか」という不安で家事がなかなか手につかない。

子どもが家にいなくて時間がとても長く感じたのが、通園バスからママと言って先生から別れて笑顔でかけよってきたとき安心と抱いたときのぬくもりを味わって幸せを体験しているお母さん.

    入園してしばらく、子どもは自分で自分の居場所を見つけています

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