「みんなが言っています」「みんなって誰ですか」「・・・」無言。こんな会話から
「正しい情報で自己選択・自己決定・自己責任の生き方していますか」
統括園長 飯田 和也
「みんながあの先生は問題という」「みんなとは、だれが言うの」「・・・」無言となる「みんな、私のことを嫌いという」「みんなとは誰のこと」「・・・」言えない「みんながいじめる」「みんなとはだれがいじめるの」、「みんな買ってもらっている」、「みんな持っている」このような言葉を使って自分のことを訴える大人や子どもがいます。
このように「みんなって誰のこと」と問いかけると名前が出てこない、「みんなって、みんな」と開き直られることがあります。大人の場合では、みんながあの先生問題というが、その先生に会うと問題行動は全く見られない場合があります。
そこで改めて、その「問題」と言う人とはその先生の生き方・考え方・行動のテンポが合わない場合があります。その「問題」と言った人のことを「鵜呑み」にして、確かめないで行動をするととんでもない間違いだということに出会うことが度々あります。
同じように、子どもの場合には、自分にとって都合のいいような「みんなも持っているから買ってくれないと一緒に遊んでもらえない」という言葉を使い、親に買ってもらうのが正当という状況にするために「みんな」という言葉を使うことがあります。
この「みんな」という言葉に負ける家族にならないために必ず具体的に「みんなって誰なの」という問いかけをすることが大切になります。
家族でテレビやスマホも注意して正しい情報を得ることで、無駄なお金を使わないこと、みんなという言葉で一人だけの報告か複数の意見かを見極め正しい判断を家庭で使うことです。
このような「みんな」という言葉を使うことで自分勝手な生き方をする人、自分の考えを相手に押し付ける人、他人の意見を聞く力を養っていない人、わがままな態度で過ごしている人、周囲の人から信用されない人などと見られることに結び付けられる場合があります。家族で時々、人の言葉「情報」に流されないで正しい意見をもって困難に出会った時に、乗り切る生き方ができるために話し合いたいものです。
子どもが「みんな」という言葉を使ったときは必ず「みんな」とは誰ですかと問いかけて生きていく上では正しい判断できることです。親として子育てで悩んだ時、例えば周囲の人に友達のこと・習い事・勉強のこと・仲間のことを聞くチャンスがあるとき、一人の人だけでなく複数の人に意見を聞いて正しい情報を得てから、夫婦や家族で正しい判断をして子育てに参考にしたいものです。
親は自己選択・自己決定・自己責任が求められますが、正しい情報を持たなくて周囲の一人の人の意見に従ったためひどい目にあうことがあります。一生恨まないために気をつけたいものですね。