新人研修 と ベテランは保育方針の再確認
新人が純心な間に園の雰囲気に染めてなじむこと、全員が相手を認め・受け入れ・助け合う温かい人間関係で職場全員の心が一つに結ばれ保育観のズレが少なくなるため。
具体的な保育実践を身につける園内研修
- 話は背骨で話せ 人前で話すときの心構えを身につけます。背骨が伸び姿勢がピシィとしていると周囲にいる子どもも大人「母親」も話を聞きたくなります。自分が話す時の癖を自覚していたいものです。
間は魔物 聴く人をひきつけるテクニックを会得した技術です。
人前に立った時に間を取ることで相手の聴く態度に結び付きます。当然紙芝居や絵本も同じで間を考えるのが話す能力を持ったプロに結び付きます。間がないのを間抜け、間がありすぎるのを間延びと言います。間の上手な人を真似して学習し、さらには自分しかできない独創した話術を身につけます。
クラスの方針をもつこと「約束をしていなければ叱れない」「人を育てるには初めに約束を伝える」ことで相手は納得する保育となります。子どもに対して新しい場面では約束を作り、守った時には共感します。家庭にも「お母さん、約束をしていないと叱れません」と伝えます。
約束として「片付けは優しくする」保育の場面で人や物を大切にする事を伝える能力を子どもたちに身につける教育です。机や椅子を運ぶときにがたがたと音を立てるのでなく優しく持ったら「やさしくもったね」そっと椅子や机を置いたら「優しく置いたね」友達と二人で心を合わせて持ったら「友達にも優しくできたね」といった具体的な働きかけをします。
そして子どもたちやお母さんにもクラスで人や物を大切にしている姿を見つけたら具体的にほめていることを伝えて、家庭でも協力してもらうことを伝えます。思いやりの基本になります。
日案の援助欄に「笑顔で〇〇する」と書けば実践で書いていることを思い出して笑顔がでることを全員が共有します。笑顔がクラスの中にあふれることで子どもたちは愛のある雰囲気を感じます。愛されていると感じることでこのクラスにいたくなり、情緒が安定して安心感を持つことになります。
日案は自分が毎日の実践するための目途として立案することで習慣でき子どもと触れ合うときに安心して環境や働きかける援助が身につき保育が楽しくなります。日案の立案は、実践するときに安心でき落ち着いた保育に結び付くことを理解したいものです。先輩は文句やケチだけをつけるのでなく方針に添ったところにはハートマーク・赤丸を付けて自信をつけさせます。
ほめ上手な保育実践、ほめる事で相手は認められ・受入れられ・愛されていると感じほめる相手の言葉を真剣に聴く態度が育つことを理解します。
この先生がほめる姿を示すことで子ども同士がほめあう姿に結び付きます。ほめるには子どもをよく観察していないとほめることができません。また、ケチをつけたり、文句を言ったり、上手にさせるため一生懸命にするのでなく受け入れることです。ほめ上手な姿勢をモデルとなり母親にも説明したいものです。
子どもが子どもをほめる、クラスの中にお互いが認め合う温かい愛のある雰囲気が育つための保育実践です。子どもに「〇○ちゃん上手だね」という保育ができることで子どもに認められたという感覚になり、一緒に座りたい、一緒に作りたい、一緒に食べたいというかかわる意欲、友達を意識する生き方を身につけ「思いやり」ができます。
怒ったら負け、保育者も子どもも見境なくカッとなると生きている中で損することが多い事を理解する教育です。子どもにも「怒ったら負け」という言葉を使ってください。保育の虐待に結び付かないコツになります。
自己満足な保育実践はしない、子どもの目・耳・手・足となることで子どもの発達を保障する教育を高めることです。主語は子どもを大切です。例えば、机を並べるのに島にするときとコの字にするときと違うことを考えて環境構成します。子どもに背中を向けるのが島にした机の並べ方となります。コの字は子どもから「先生見て」というサインを受け止める温かい態度に結び付きます。
アンダンテ「程よくゆっくり歩く速さ」散歩の考えの基本となります。ひとりひとりの歩く速さは異なるので散歩は養護の乳幼児の命を守るには大変つかれます。自分のアンダンテを自覚して人生も進みたいものです。
小さな失敗にいちいち目くじらを立てない。
子どもは失敗するのが当たり前、失敗していることにいちいち目くじらを立てない。過干渉・過保護なお母さんのような保育をしているか体がもちません。
掃除は何故するか養護の基本「命を守り・病気にさせない」を理解する実践です。保育室が汚れていたら病気になりやすいです。ものが落ちていたらケガになります。
今、考えているのだね、魔法の言葉を理解し使い分ける実践です。例えば、遠足に行った次の週に遠足のコト話してと言ってマイクを向けると話せる子もいます、しかし、何にも話せない子がいたときに、「大きな声で言ってね」「はっきり言ってね」という言葉をかけて劣等感を与えることになります。そのようなときに「今。考えているのだね」と魔法の言葉を掛けます。
このようなクラスの中に温かい愛のある雰囲気の環境を作ることが発達を抑えた月案・週案・日案の書き方を共有します。指針にあるねらいと内容の矛盾点をなくし全員が正しい情報を共有します。ねらいと内容に「楽しむ」の言葉。
乳幼児が主語を基本とするために、環境構成で間違っていれば環境の
再構成を瞬時にする姿勢を全員がもち乳幼児の立場になることです。
保育室には温かい愛のある雰囲気として笑顔と有難うの言葉が生きる力に結
びつく立案と実践を会得します。
指導計画の立案と言葉の共有について 自分の園で言葉の統一をしたいものです。ねらいの書き方と考え方 発達の方向性として卒園までに上手にできればいい。 感じる・楽しむ・味わう・広める・深める・しようとする。内容の書き方と考え方 指導したい内容として「知る・参加する・遊ぶ・守る・世話する」といった言葉を共有します。
環境構成とは、「子どもは環境との相互作用で発達する」保育者として最も重要な言葉で要領・指針の基本を忘れないことです。物的・人的・雰囲気を作成します。
保育記録は簡潔にする 事実と意見を分けることでだらだらと記録したり、
感想文のような日記にならない記入を園内研修で身につけます
未満児保育は、笑顔・優しい言葉・肌のぬくもりで養護にある命を守り、情緒
の安定を図る保育実践に結びつく努力をします。特に、ぬくもりを与えるた
めに抱き上手な保育をこころがけることです。
年間・月案・週案・日案は言葉の重ならない工夫が重要です
発達を抑えた三つの柱と10項目の評価は絡み合っていることを共有します
母親対応 あなたのために腰を落ち着けてじっくり聴いていますよといった聴き上手な態度を大事にします。
また、母親への助言「せっかちな親からノロノロした子が育つ」簡単で心に
残るスローガンを覚えていて伝えるのが保育のプロです。木の上に立って長
い目で見守る親という漢字のようにいたいものですね。
保育の経験と年齢を重ねたときに親に通じる言葉を工夫したいものです。
自分の子どもの悪い所ばかりを言って気を引こうとしている母親がいます。
また、自分「母親」は子育てできているが先生どう思いますかと試している
母親もいます。そのような母親に対して、子どもの良い所五つ言ってください
このような質問をすることでびっくりした表情をする母親もいます。母親とは違う視点で保育にかかわることで、保育者として信頼感確立のために、この先生はわが子を愛しているという事を感じさせる面談が重要です。子どもを授かった喜びを保育から味合わせる保育者になりたいものです。
通園施設とこども園・保育園の教育・保育は治療とは違う事を全員が
認識した対応をします。一対一の能力を伸ばす通園施設の指導と子ども同士
がほめ合う集団で愛されていると感じて困難を乗り切る生きる力を育てる教
育とは異なっている事を母親に理解させるのが保育のプロです。新任は必ず
先輩と一緒に発達を伝え、慎重な態度が必要です。親は医者の言葉しか信じ
ません。しかし、教育のプロは保育の中で集団の中で発達していることを具
体的に観察記録し伝え医者とは違うことを教え
なければなりません。
親への対応に差別を持ち込まないことです。親の職業など偏見な見方をしな
い事が原則です。 親をがっかりさせない連絡ノートの書き方が求められま
す。読んだ後親の心に傷をつけ、残すような文章を書かないことが原則で
園長・主任の了解をもらいます。
小学校への連携
三つの柱「知識・技能。思考力・判断力・表現力。非認知能力」と10項目で到達でない方向性で発達を評価して正しい連携をします
保育園・幼稚園のねらいの考えは小学校の到達目標ではない正しい情報を伝えることです。到達と方向性を理解していなければ正しくならない。
職員間の信頼感確立のため
お互いが受け入れ・認め・ほめ上手な職場の温かい雰囲気づくりを心がけることで楽しい職場・続けたいと思える職場・高めてくれる職場そして生きがいとなり長く子どもと一緒にいたいとなります。
個人情報保護を守り、ねたみや嫉妬のない温かい雰囲気づくりとして、仲間の文句を言ったり、ケチをつけたり、うらやましい態度を取らないルールを作ることが保育の質を高めることに結びつきます
グループで固まらない・新人を育てるため島国根性を絶対作らない。
乳幼児の発達「自我能力と主体性」を愛する保育者集団のプロとしてグループ意識を強く持たないことです。話し合う場をこまめに配慮することです。
公開保育について・参観日について
公開保育が始まる前に、観察者に「可愛いと思ってみて下さい・失敗するのが当たり前」と説明する事で笑顔が満ち溢れた温かい雰囲気ができます。公開保育に参加する人の心構えを教える事で子どもの愛し方を身につけさせることになります。新人は保護者に伝えられないので園長・主任が温かい雰囲気を伝える時を設定します。
保育者の自己点検・自己評価、そして改善に結びつけることで乳幼児の発達を保障する研修にしたいものです。新任は最初は失敗するのが当然、笑顔ができません、一つでいいから自信を持つ場にする努力をしたいものです。パワハラに結び付かないこと。
園児の命を守る「養護」壊れた個所や危険な保育場面を気付いたら必ず園長
・主任に報告する。テープがはがれていたら張りなおすこと。全員、乳幼児
が登園してきたそのままの姿で帰る時に保護者に返すこと。保育中の命を守
り、病気にならないために不衛生な環境を再構成すること、そして大きなけ
がや命をなくすような環境を点検・評価するのが保育のプロになります。
光熱水費の高騰を配慮して、電気のつけっぱなし・水道のぽたぽた・教材「紙
・絵の具」の無駄遣いなどしない様に子どもや保護者の前でも物を大事にす
る姿勢を示し、全員が環境教育を意識した保育を方針とします
何億もの金をかけ完成したけれど維持費が莫大なために経営を心配している
経営者です。これからしばらくの時期は経営できるが特に、園児減少のため
光熱水費等維持費がかさみ予算額がオーバーになりこのままではつぶれるこ
とに結び付きます。ぜひ、つぶさないために全員が無駄を省き、約束を守る
ことが求められます。カレンダーの日にち、ごみが落ちていることを気が付
かない実践でなく、子どもや親の前で人や物を大事にする姿を示し・説明す
ること、自分勝手な保育は自分たちの仕事がなくなることを自覚することが
重要です。
教職員全員が 協力 協調 協同
子どもが「主語」を実践する方針です。