バイバイとサヨナラの言葉をハッキリ言えるようになった愛の教育

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 バイバイとさよならのことばをはっきり言えるようになった愛の教育

           統括園長   飯田 和也

 何カ月も職員室でトミカの車で遊んだり、貸しての絵カードを触ったり、ころころ落とすと音が出る玩具などを担当者と毎回楽しんでいました。

 その時に園長・主任・事務員、そして担当者とクラス担任も温かい愛のある雰囲気でかかわることで本人は心の変容が見られた事をまとめます。

 全員の教職員が笑顔で本児の行動を受け入れている保育をすることで温かく見守っていました。そして、おー・うー・あーという発声がでると全員が真似して同じ声を発することをして声が出た喜びを味あわせている保育が数カ月続いていました。

 絵カードには数種類のおもちゃが写真に撮られてカード集に集められていました。発声が出た事を認めるための第一段階としてカードを本児が選択して「頂戴」と手を合わせると頂戴できたねとほめてやり取りする能力がある事を信じている雰囲気を職員室全体に続けました。

 トミカで遊んでいる時に、関わっている担当者は車をもって共に動く事、うまく言った時には一緒に共感する事、失敗した時に残念がる事、悔しがる事等共感することを中心として発声が出た時に「オー・うー・イー」など口元を見て真似する事を多くしていました。

 このような状況の中でバイバイ言いなさいと厳しく押し付けないふれあいを全員していたところ、「クラスで朝の会始まるよ片付けてね」と言うとトミカの車を箱の中に入れて自分からやさしく片付けるのであった。

 そして片付けたあと突然大きな声で《バイバイ》と発声して職員室から出ていく姿に拍手と歓声があがり感動する全員でした。

 なぜ≪バイバイ〉と言う大きな発声が出たかは、挨拶は自分を愛してくれる人にしたくなるという力が証明されます。この職員室には毎回自分を愛してくれる大人や友達がいるからバイバイと言って別れてクラスに行くよという感覚と言えます。

 自分の事嫌いな人・押し付けて文句言う人・ケチを付けてやり直しをさせる人にはかかわりたくないという気持ちになり無視して挨拶したくありません。しかし、全員が受け入れ・かわいがって・認めて優しくかかわってくれていることは子どもの限られた感覚でも一番感じています。

 愛の教育がないと感じることはできない場面と言えます。自分は言葉に表現することはできないが愛してくれていることは十分理解し気づいていますよ、そんな心の交流ができる相手には挨拶としてバイバイ言います。

言葉は自分の声を聴いてくれる人・認めてくれる人には話したくなるという場面と言えます。訓練や鍛錬のような治療でなく失敗してもいいよ・大きな声でなくていいよ・少しぐらい間違っても通じていますよという温かい愛のある教育によりバイバイの言葉は身についていくという証の一つと言えます。

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