一週間に一度でもいい「あなたのために腰を落ち着けてじっくり時間を割いていますよ」子どもは待っています。飯田 和也
毎日忙しい中で子育てをしているお母さん。気が付いたら一週間は過ぎ去っています。食事・洗濯・買い物・仕事・寝るまでに少しの時間を割いて子どもたちと絵本を読んだり、次の日の準備をしたり、布団の中で寝ている姿を見るとほっとして愛しい・可愛いという幸せを味わっています。
しかし、子どもは一週間に一度でいいから私・僕のためにじっくりと時間をとって欲しいと願っています。
お母さんの忙しい姿を見ると声には出せません。様々なサインを出しています。わざと大きな声で奇声を出して母親にこちらを向いてとひきつけます。さらに、おねしょして叱られて内心しめたと見ています。また妹や弟を叩いたり・つねったり・おもちゃを隠したりして泣かせて叱られてこちらを向いてね、お母さんと思っています。
小学校になると学校で叱られる事や友達をいじめて親を困らせます。心の交流を求めている子どもたち、同じように夫もおじいちゃん・おばあちゃんにも家族だからわかってくれている・言わなくても理解しているだろう・大人だから、わが子だから忙しいのを言葉に言わなくてもいいだろうという態度が続く事で親子の断絶・夫婦の断絶となっています。
言葉に出して相手に伝えるためにはまず、見守り聴く・話し合う・そばにいる時間を取る事です。毎日は取れません、少なくても一週間に一度はあなたのために腰を落ち着けてじっくり時間を割いて聴いていますよという態度を取る事で心の交流ができます。
忙しい態度をしてごめんねと親が子どもに伝える事・夫や妻にも時間が取れなくてごめんなさい・申し訳ないという言葉や温かい態度を伝える事、
そして、一週間に30分でもいいのでじっくりと子ども一人のための時間を割く事で相手は認められている・受入れられている・愛されていると感じ温かい愛の雰囲気が与えられて共に生きていて良かったとなり生き抜く力に結びつきます。