育友会役員 バザー係の方々によるバザーがあります。
10月28日 バザー
出店説明 9時30分
出店 9時45分
ホールバザー 10時より開始します
駄菓子屋 ボーリング ピザスピー お菓子釣り キラキラステッキ カチューシャ ヘアゴム
剣 ベルト 盾 マント お面 紐引き
バザー 大人向けのバザー
手作りの品 陶器 など
子どもも大人も楽しんでください。
保育の基本 218 虐待について
虐待について 「abuse」
保護者支援・子育て支援研修会『キャリアアップ・パス講座 15時間 四日目 宮崎にて』
元名古屋柳城短大・元東海学園大学 教授
「お母さん、子ども授かった・産んでよかった喜びを味わって」
虐待「abuse」には、親がどのような家庭環境で育ったかという生育歴までさかのぼる背景、様々な子育てや経済的なストレス、出産での家族関係があり、虐待しやすい親・社会的孤立・親の意に会わない子どもなどの条件が見られます。
そのような親が保育園・こども園・幼稚園に入園する時自分の気持を受入れられ、認められ愛された体験が少ないために保育と言う場においてどのように接していいか混乱をする場合が見られることを保育者は理解しなければなりません。
親と子に温かい救いの手を差し伸べるのが養護に包まれた教育となります。保育と言う場で家庭では見られない、わが子が大きくなった、キラキラ輝いている眼がある、ニコニコと笑顔がみられる、友達のそばにいる、手をつなぐ姿、友達の声や歌を聴いている、一緒に座っているだけでいい、そのような子どもの姿を通して「この子にはこの子の生き方がある」自分も生きる喜びを味わう事が出来る場があるという感覚・体験を一つでも温かい雰囲気を与える事で救われると思います。
当然守秘義務を守らなければなりません。
保育園・幼稚園・こども園において入園のころや在園中に虐待を受けている子を早期に発見することで身体と心を守ることが保育者として重要です。
保育所保育指針総則の基本原則には、「保育の専門性を有する職員が、家庭との緊密な連携の下に、子どもの状況や発達過程を踏まえ、保育所における環境を通して、養護及び教育を一体的に行うことを特性としている」と述べられているように乳幼児の命を大人が守り、情緒の安定を図ることが明確になっています。
こども園の総則においても「乳幼児期は、周囲との信頼関係で生命の保持が図られ安定した情緒の下で自己を発揮する発達を保障する事」が述べられています。
「養護に包まれて教育がある」と言う言葉は保育所やこども園・幼稚園にかかわるすべての大人が乳幼児の命が危険にならないこと、そして命を守ることが養護として大人がすることです。特に、虐待を受けている乳幼児の心を癒し、温かい雰囲気を作り、生きている喜びを与えられる情緒の安定した環境を作ることが求められます。
保育者として児童相談所での虐待相談の割合を研修して現場に活かすことが必要です。
新たな社会的養育の在り方に関する検討会 平成29年から参照
平成28年度の結果から身体的虐待 31,927「26.05%」ネグレクト 25,842「21,1%」 性的虐待 1,622 「1.3%」 心理的虐待 63,187「51,5%」
総数122,578
平成28年度は、心理的虐待の割合が最も多く、ついで身体的虐待の割合が多い。心理的虐待ではひどい罵声やDVなどで家庭に警察が介入したことで多くなっています。
過去の結果では、平成2年は1,101件 平成18年は37,323件それが28年は上のように増加しています。平成27年度と比較して心理的虐待が増加した原因として、児童が同居する家庭における配偶者に対する暴力がある事案「面前DV」について警察の通告が増加した。その他、児童相談所全国ダイヤル「189」の広報やマスコミ報道等により国民や学校関係機関の児童虐待への意識が高まった事に伴う通告の増加と思われます。
子どもの年齢は、 例年同様0歳児が最も多く生まれる前・妊娠中の事が多く特定妊婦かどうかチェックすることです。実母の抱える問題は例年以上に(予期しない妊娠・計画していない妊娠)が見られます。
このような情報を保育所・幼稚園・こども園は参考にすることで保育現場に役立てたいものです。
保育所での発見と対応 乳幼児の行動について理解します。
虐待を受けている子は、集団の中で警戒心が強く友達の中に入るのに時間がかかります。一斉の保育の時に心ここにあらずという表情に硬さが見られボーとしていることが見られます。
次の行動をする時に先生の顔色をうかがう行動をしたり、また、先生の言われたまま・言いなりになる場合があります。保育者とのスキンシップを嫌がり膝の上に乗ってこない、おしめを替えられるのを嫌う。
執拗な攻撃をしたり、虫をつぶす等残酷な行為をしたり、時々テンションが高くなりコントロールが効かない時が見られます。食べるものに対して異常に欲しがったり、衣服が季節からずれていること長い間お風呂に入ってないことがある状態があります。
このように入園の頃、子どもからの様々な虐待のサインを受け止めるアンテナを持つことが専門性です。保育者は担任だけの視点でなく園長・主任・他のクラスを受け持っている全職員が注意深く触れ合う事が早期発見に結びつきます。
園全体の組織として、職員会議や連絡会において少しの異常を発見したら報告をすることが親子を救うチャンスに結びつきます。
送迎時に保育者として親の行動を観察する力が求められます。
虐待をしている親は子どもが何を要求しているか理解できない態度をしている場合が見られます。どのような遊びや遊具に関心を持っているか、子どもとの距離がとれない姿です。
養育態度で放任している場合が見られたり子どもの能力以上の事を無理やりさせる行為があります。親の気分で激しくたたいたり体罰を加えるなど目立つ事をする行為を発見する場合があります。
親の表情やちょっとしたしぐさを捉える観察力を磨く事になり、専門性を高める事になります。母親の笑顔や怒り方・叱り方・泣き方、抱き方、さらに表情の硬さを見つける眼と他の保育者と観察が同じか違うか評価の連携が必要になります。
各事例が抱える問題点とその対応策について 検討会資料 参照
・DVと虐待が併存した場合の対応
DVが行われている場合は、虐待防止の観点から子どもの安全確保を確実に実施します。配偶者・パートナーが虐待を深刻化させたり、改善させたりすることから、配偶者・パートナーとの関係「横の関係」を含めた連携が重要です。
入園の時チェック、あざ/噛み跡など写真に収める事を必ずしておいて証拠にします。体重測定のときなど細かいチェックを忘れない事です。あざの他に体重が減っていたり、なかなか増加していない時個人差を配慮し記録をします。事例検討会に提出し参考にします。
・特定妊婦への対応
子手帳の交付に来ない。転居が多い。入園の時に引っかかるケースと言えます。妊娠及び出産時の問題等一過性のものとせず、産後の育児においてもハイリスクと認識し対応することが重要です。
市町村の特定妊婦に関する情報と連携をすることです。正しい情報を交換することで親子が救われます。勝手に園側が解釈しないで様々な正しい情報を集める努力をします。
・産後うつ病を抱える母親を心中から守るための対応
うつだけでなく母親が祖父母に対して悪く言う、夫をののしる言葉をだす時をチェックするために個人面談をします。この面談では必ず聴き上手な態度が求められ「上から目線」はやめたいものです。
保育所だけでは対応できないため母親の気持ちに寄り添いながら、できるだけ早期に精神科へ繋ぐこと。精神科が子どもや母親を主語にしている医師を選びたいものです。
養育者の病状について主治医から正しい情報を得る事です。特に、精神科医と密な連携を図る事ですが信頼できる連係が必要になります。保育についての理解がある医師の選択が必要になります。
地域の要保護児童対策地域協議会にて積極的な情報共有を行い、緊急介入が必要な場合の具体的な対応や役割分担を協議しておくことです。
面接で「あなたならがんばれると安易な励ましをしない」
・家庭におけるステップファミリーへの対応
再婚・事実婚含むにより夫婦のいずれかと生物学的には親子関係のない子ども「養子縁組をしている場合は、法的には親子関係が存在する」など理解し、家族の生育歴、夫婦関係など情報を把握しづらい場合もあるため、より一層、情報把握及び虐待リスクの評価を慎重に行うことです。
保育者は「○○」と決め付けないこと。噂を信じないこと。一番辛い・苦しい・悲しい時の生活を受け入れる心で聴き上手となって夫婦の問題のために経験豊かな保育者が面接したいものです。
・居所が変更した場合の情報共有
居所変更の情報を把握した段階で、転居先に具体的な危機感や生活状況・世話のあり方・健康状態等の正しい情報を伝える努力をすること。
一時的な転居であっても、転居前の市町村と後が支援をどのようにするかを明確にすること。お互いが最後まで責任を持って連携し見守る事で、家族は温かい心になり生きる喜びに結びつき地域で生き抜く力を身につけていきます。
・措置解除の際の注意点
保護者の養育態度や家庭状況を正確に把握することで施設から引き取ったあとの死亡例をなくすこと。少しだけとかちょっとだけですと言う約束でクレームを言う親に対して支援することで戻ってから死亡例が起きないようにします。
このような事例にならないために保護者の考えや態度を把握する観察力と関係機関の連携が必要ということを保育者は把握していることが重要になります。
関連機関の連携 児童相談所・児童養護施設・医療機関・警察・弁護士・家庭裁判所・保健所、市町村・福祉事務所・保育所・幼稚園・こども園・学校等と率直な意見交換・見守りの継続が求められます。
保育者は、児童相談所は虐待の確定に対して処遇決定と法的対応、施設措置、在宅援助していること。施設措置・入所援助、入所後援助、退所指導していることを理解します
保育者として虐待の子を保育した場合に照介先の機関には、事前に連絡をします。
園として何故虐待を疑うかの理由を具体的に説明できること、虐待により命の危険、心に傷つくことの心配、子どもの健康状態として食事や清潔等衛生面、日常の生活への世話の状態、親子関係で言葉や無関心や放任等の育て方、心理社会的な実態について具体的に相手機関に伝える事になります。
初回は同伴し親に対して安心できる雰囲気を作りあなたのため、子どものために一緒に子育てしましようと伝えたいものです。
「あなたは存在しているだけで周囲の人に希望を与え、生きる力や幸福感、充実感、生きている喜びを与えてくれている光のような事を伝えたいものです。」
虐待の発生予防及び発生時の的確な対応
妊娠期から支援を必要とする養育者の早期把握と切れ目のない支援の強化
親の社会的孤立をなくすこと、援助者が親の相談相手になる事。聴き上手な態度をすること。
あなたのために腰を落ち着けて時間を割いていますよという聴き上手が求められます。『共に泣いてくれる先生一人いれば幸せ。共に悲しんでくれる友達一人いれば幸せ。
共に喜んでくれる人一人いれば嬉しい』是非、保育園・幼稚園・こども園で多くの友達を作らなくても一人で良いといった多くの要求を望まない事、入園当初は失敗するのが当たり前と言うことを園長・主任、相談者は伝えたいものです。
保護者の養育能力が低いと判断される事例への対応
社会資源を活かして生活のストレスを軽減すること、育児負担の軽減は児童養護施設入所や保育所入所する事で親のストレスが少なくなります。
全て自分ひとりで責任を持ってやろうとしないで良い、甘えられる人、所があることを伝えたいものです。
精神科医との連係
薬に頼り過ぎない医師で母親に寄り添う態度が求められます。また、保育で子ども同士が支え合う態度を大切にすることも理解する医師と連携したいものです。
何故薬が必要であるか、どのようになったら辞めることができるかを説明して具体的な根拠で納得する信頼関係の連携が求められます。
保育所・幼稚園・こども園など関係機関は、専門職・業務量に見合った職員数の確保をする事と同時に、子どもの発達や情緒に関する対応技術を豊かにして温かい親子関係を気付かせる場を設けることが大切になります。
発達とは、親子で困難に出会っても乗り切る力、そして自分で〇〇する主体性を親がモデルとなる事、また、説明する事です。そのためには保育の中で大きくなった喜びを与えられ情緒の安定をする場を味わう事。
入園の頃を時々思い出して成長・発達したことを味わう体験をして情緒を安定させる事です。
保育の場において同じような悩みを持った母親と交流をして高まる場を与えられる事。園を通して公的機関との連携をする場を利用し幸せな一日を味わうこと。
引用文献 新たな社会的養育の在り方に関する検討会 平成29年
参考資料 愛されて育った人は人を愛する態度を持ち続ける
卒園式・卒園前後の子どもが成長し、子ども授かった喜びの感激・感動を10年後に伝えてあげて下さいと別れの言葉にしました。
お母さんの愛の言葉と態度で子どもは『幸せな一日になります』
高橋一元教授 人形劇は27日に変更になりました。
虐待について 「abuse」
保護者支援・子育て支援研修会『キャリアアップ・パス講座 15時間 四日目 宮崎にて』
元名古屋柳城短大・元東海学園大学 教授
「お母さん、子ども授かった・産んでよかった喜びを味わって」
虐待「abuse」には、親がどのような家庭環境で育ったかという生育歴までさかのぼる背景、様々な子育てや経済的なストレス、出産での家族関係があり、虐待しやすい親・社会的孤立・親の意に会わない子どもなどの条件が見られます。
そのような親が保育園・こども園・幼稚園に入園する時自分の気持を受入れられ、認められ愛された体験が少ないために保育と言う場においてどのように接していいか混乱をする場合が見られることを保育者は理解しなければなりません。
親と子に温かい救いの手を差し伸べるのが養護に包まれた教育となります。保育と言う場で家庭では見られない、わが子が大きくなった、キラキラ輝いている眼がある、ニコニコと笑顔がみられる、友達のそばにいる、手をつなぐ姿、友達の声や歌を聴いている、一緒に座っているだけでいい、そのような子どもの姿を通して「この子にはこの子の生き方がある」自分も生きる喜びを味わう事が出来る場があるという感覚・体験を一つでも温かい雰囲気を与える事で救われると思います。
当然守秘義務を守らなければなりません。
保育園・幼稚園・こども園において入園のころや在園中に虐待を受けている子を早期に発見することで身体と心を守ることが保育者として重要です。
保育所保育指針総則の基本原則には、「保育の専門性を有する職員が、家庭との緊密な連携の下に、子どもの状況や発達過程を踏まえ、保育所における環境を通して、養護及び教育を一体的に行うことを特性としている」と述べられているように乳幼児の命を大人が守り、情緒の安定を図ることが明確になっています。
こども園の総則においても「乳幼児期は、周囲との信頼関係で生命の保持が図られ安定した情緒の下で自己を発揮する発達を保障する事」が述べられています。
「養護に包まれて教育がある」と言う言葉は保育所やこども園・幼稚園にかかわるすべての大人が乳幼児の命が危険にならないこと、そして命を守ることが養護として大人がすることです。特に、虐待を受けている乳幼児の心を癒し、温かい雰囲気を作り、生きている喜びを与えられる情緒の安定した環境を作ることが求められます。
保育者として児童相談所での虐待相談の割合を研修して現場に活かすことが必要です。
新たな社会的養育の在り方に関する検討会 平成29年から参照
平成28年度の結果から身体的虐待 31,927「26.05%」ネグレクト 25,842「21,1%」 性的虐待 1,622 「1.3%」 心理的虐待 63,187「51,5%」
総数122,578
平成28年度は、心理的虐待の割合が最も多く、ついで身体的虐待の割合が多い。心理的虐待ではひどい罵声やDVなどで家庭に警察が介入したことで多くなっています。
過去の結果では、平成2年は1,101件 平成18年は37,323件それが28年は上のように増加しています。平成27年度と比較して心理的虐待が増加した原因として、児童が同居する家庭における配偶者に対する暴力がある事案「面前DV」について警察の通告が増加した。その他、児童相談所全国ダイヤル「189」の広報やマスコミ報道等により国民や学校関係機関の児童虐待への意識が高まった事に伴う通告の増加と思われます。
子どもの年齢は、 例年同様0歳児が最も多く生まれる前・妊娠中の事が多く特定妊婦かどうかチェックすることです。実母の抱える問題は例年以上に(予期しない妊娠・計画していない妊娠)が見られます。
このような情報を保育所・幼稚園・こども園は参考にすることで保育現場に役立てたいものです。
保育所での発見と対応 乳幼児の行動について理解します。
虐待を受けている子は、集団の中で警戒心が強く友達の中に入るのに時間がかかります。一斉の保育の時に心ここにあらずという表情に硬さが見られボーとしていることが見られます。
次の行動をする時に先生の顔色をうかがう行動をしたり、また、先生の言われたまま・言いなりになる場合があります。保育者とのスキンシップを嫌がり膝の上に乗ってこない、おしめを替えられるのを嫌う。
執拗な攻撃をしたり、虫をつぶす等残酷な行為をしたり、時々テンションが高くなりコントロールが効かない時が見られます。食べるものに対して異常に欲しがったり、衣服が季節からずれていること長い間お風呂に入ってないことがある状態があります。
このように入園の頃、子どもからの様々な虐待のサインを受け止めるアンテナを持つことが専門性です。保育者は担任だけの視点でなく園長・主任・他のクラスを受け持っている全職員が注意深く触れ合う事が早期発見に結びつきます。
園全体の組織として、職員会議や連絡会において少しの異常を発見したら報告をすることが親子を救うチャンスに結びつきます。
送迎時に保育者として親の行動を観察する力が求められます。
虐待をしている親は子どもが何を要求しているか理解できない態度をしている場合が見られます。どのような遊びや遊具に関心を持っているか、子どもとの距離がとれない姿です。
養育態度で放任している場合が見られたり子どもの能力以上の事を無理やりさせる行為があります。親の気分で激しくたたいたり体罰を加えるなど目立つ事をする行為を発見する場合があります。
親の表情やちょっとしたしぐさを捉える観察力を磨く事になり、専門性を高める事になります。母親の笑顔や怒り方・叱り方・泣き方、抱き方、さらに表情の硬さを見つける眼と他の保育者と観察が同じか違うか評価の連携が必要になります。
各事例が抱える問題点とその対応策について 検討会資料 参照
・DVと虐待が併存した場合の対応
DVが行われている場合は、虐待防止の観点から子どもの安全確保を確実に実施します。配偶者・パートナーが虐待を深刻化させたり、改善させたりすることから、配偶者・パートナーとの関係「横の関係」を含めた連携が重要です。
入園の時チェック、あざ/噛み跡など写真に収める事を必ずしておいて証拠にします。体重測定のときなど細かいチェックを忘れない事です。あざの他に体重が減っていたり、なかなか増加していない時個人差を配慮し記録をします。事例検討会に提出し参考にします。
・特定妊婦への対応
子手帳の交付に来ない。転居が多い。入園の時に引っかかるケースと言えます。妊娠及び出産時の問題等一過性のものとせず、産後の育児においてもハイリスクと認識し対応することが重要です。
市町村の特定妊婦に関する情報と連携をすることです。正しい情報を交換することで親子が救われます。勝手に園側が解釈しないで様々な正しい情報を集める努力をします。
・産後うつ病を抱える母親を心中から守るための対応
うつだけでなく母親が祖父母に対して悪く言う、夫をののしる言葉をだす時をチェックするために個人面談をします。この面談では必ず聴き上手な態度が求められ「上から目線」はやめたいものです。
保育所だけでは対応できないため母親の気持ちに寄り添いながら、できるだけ早期に精神科へ繋ぐこと。精神科が子どもや母親を主語にしている医師を選びたいものです。
養育者の病状について主治医から正しい情報を得る事です。特に、精神科医と密な連携を図る事ですが信頼できる連係が必要になります。保育についての理解がある医師の選択が必要になります。
地域の要保護児童対策地域協議会にて積極的な情報共有を行い、緊急介入が必要な場合の具体的な対応や役割分担を協議しておくことです。
面接で「あなたならがんばれると安易な励ましをしない」
・家庭におけるステップファミリーへの対応
再婚・事実婚含むにより夫婦のいずれかと生物学的には親子関係のない子ども「養子縁組をしている場合は、法的には親子関係が存在する」など理解し、家族の生育歴、夫婦関係など情報を把握しづらい場合もあるため、より一層、情報把握及び虐待リスクの評価を慎重に行うことです。
保育者は「○○」と決め付けないこと。噂を信じないこと。一番辛い・苦しい・悲しい時の生活を受け入れる心で聴き上手となって夫婦の問題のために経験豊かな保育者が面接したいものです。
・居所が変更した場合の情報共有
居所変更の情報を把握した段階で、転居先に具体的な危機感や生活状況・世話のあり方・健康状態等の正しい情報を伝える努力をすること。
一時的な転居であっても、転居前の市町村と後が支援をどのようにするかを明確にすること。お互いが最後まで責任を持って連携し見守る事で、家族は温かい心になり生きる喜びに結びつき地域で生き抜く力を身につけていきます。
・措置解除の際の注意点
保護者の養育態度や家庭状況を正確に把握することで施設から引き取ったあとの死亡例をなくすこと。少しだけとかちょっとだけですと言う約束でクレームを言う親に対して支援することで戻ってから死亡例が起きないようにします。
このような事例にならないために保護者の考えや態度を把握する観察力と関係機関の連携が必要ということを保育者は把握していることが重要になります。
関連機関の連携 児童相談所・児童養護施設・医療機関・警察・弁護士・家庭裁判所・保健所、市町村・福祉事務所・保育所・幼稚園・こども園・学校等と率直な意見交換・見守りの継続が求められます。
保育者は、児童相談所は虐待の確定に対して処遇決定と法的対応、施設措置、在宅援助していること。施設措置・入所援助、入所後援助、退所指導していることを理解します
保育者として虐待の子を保育した場合に照介先の機関には、事前に連絡をします。
園として何故虐待を疑うかの理由を具体的に説明できること、虐待により命の危険、心に傷つくことの心配、子どもの健康状態として食事や清潔等衛生面、日常の生活への世話の状態、親子関係で言葉や無関心や放任等の育て方、心理社会的な実態について具体的に相手機関に伝える事になります。
初回は同伴し親に対して安心できる雰囲気を作りあなたのため、子どものために一緒に子育てしましようと伝えたいものです。
「あなたは存在しているだけで周囲の人に希望を与え、生きる力や幸福感、充実感、生きている喜びを与えてくれている光のような事を伝えたいものです。」
虐待の発生予防及び発生時の的確な対応
妊娠期から支援を必要とする養育者の早期把握と切れ目のない支援の強化
親の社会的孤立をなくすこと、援助者が親の相談相手になる事。聴き上手な態度をすること。
あなたのために腰を落ち着けて時間を割いていますよという聴き上手が求められます。『共に泣いてくれる先生一人いれば幸せ。共に悲しんでくれる友達一人いれば幸せ。
共に喜んでくれる人一人いれば嬉しい』是非、保育園・幼稚園・こども園で多くの友達を作らなくても一人で良いといった多くの要求を望まない事、入園当初は失敗するのが当たり前と言うことを園長・主任、相談者は伝えたいものです。
保護者の養育能力が低いと判断される事例への対応
社会資源を活かして生活のストレスを軽減すること、育児負担の軽減は児童養護施設入所や保育所入所する事で親のストレスが少なくなります。
全て自分ひとりで責任を持ってやろうとしないで良い、甘えられる人、所があることを伝えたいものです。
精神科医との連係
薬に頼り過ぎない医師で母親に寄り添う態度が求められます。また、保育で子ども同士が支え合う態度を大切にすることも理解する医師と連携したいものです。
何故薬が必要であるか、どのようになったら辞めることができるかを説明して具体的な根拠で納得する信頼関係の連携が求められます。
保育所・幼稚園・こども園など関係機関は、専門職・業務量に見合った職員数の確保をする事と同時に、子どもの発達や情緒に関する対応技術を豊かにして温かい親子関係を気付かせる場を設けることが大切になります。
発達とは、親子で困難に出会っても乗り切る力、そして自分で〇〇する主体性を親がモデルとなる事、また、説明する事です。そのためには保育の中で大きくなった喜びを与えられ情緒の安定をする場を味わう事。
入園の頃を時々思い出して成長・発達したことを味わう体験をして情緒を安定させる事です。
保育の場において同じような悩みを持った母親と交流をして高まる場を与えられる事。園を通して公的機関との連携をする場を利用し幸せな一日を味わうこと。
引用文献 新たな社会的養育の在り方に関する検討会 平成29年
参考資料 愛されて育った人は人を愛する態度を持ち続ける
卒園式・卒園前後の子どもが成長し、子ども授かった喜びの感激・感動を10年後に伝えてあげて下さいと別れの言葉にしました。
お母さんの愛の言葉と態度で子どもは『幸せな一日になります』