あなたが生まれてきたことが周囲の人々を幸せにしている光のような存在ですよ

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どーなつクラブ 幼稚園の友達と遊びましょう

 先週と今回は誠和幼稚園の年長組の歌を聴いたり、一緒に手遊び「とんとんとんひげ爺さん」「一本橋こうちょこちょ」さらに踊り「イチゴごーごー」を踊りました。年長組の子どもたちは新しい仲間の前でマイクを持ってあいさつしたり、肌のぬくもりを与えたり、笑顔で接する大切さを味わっていました。

 どーなっつクラブの友達は、ホールの中で温かい雰囲気を味わい、母親と一緒に笑顔とスキンシップを通して子どもたちとの最初のふれあいを楽しんでいました。
また、母親が協力て首飾りを作り、お土産に持って帰る姿が見られました。
どーなっつクラブでお母さん同士が新しい友達をみつけ、子育ての悩みや楽しみを話し合う場ができることを願っています。

あなたが生まれてきたことが周囲の人々を幸せにしている光のような存在ですよ

赤ちゃんとしてわが子を授かった時には、男の子でも女の子でもどちらでも生まれてきてくれてありがとうといった感覚となり、感謝して家族で誕生を祝っていたはずです。

生まれてきたときに障がいが合っても、なくてもその子は尊い命を授かってきました。母親が自分の子どもと一緒にいる事を幸せと感じる事ができれば、その子どもは母親と一緒にいる事を幸せに感じます。

親としての愛情を心から注ぐことで子どもは愛されていると実感できます。愛されていることで失敗しても良い・できなくてもいい、周囲のことに少しかかわってみようといった意欲が湧き生きる力に結びつきます。

貴方は家の中にいるだけで周囲の人にとって光のような存在になっていますよ、そばにいるだけで回りはあなたの笑顔から楽しくなりますよ、あなたの小さな声を聞くだけでうれしい、あなたの顔をじっとみているだけでわくわくします、あなたの可愛いウンチをみているだけでお母さんは生きていて良かった、あなたのおっぱいを飲む姿を見るだけでじいーんとします、あなたの動く指先を見ているだけで自分も動きたくなります、ちょっと触ってみるだけで生きる意欲を与えてくれています、そしてパパとママに生きる喜びと生き抜く力を与えてくれている光ですよ


こういった喜びとの出会いを子どもは周囲の人々に与えてくれています。


しかし、その子どもが立つ事が遅かったり、話す事が遅れていたり、友達と遊ぶ事がなかなかできないと授かった事を忘れたかのような触れ合いをしてしまう事が見られます。その子の様々な能力があることを見つけることが出来なく、早く近くの子と同じようにできる事を多くさせようと一生懸命に押し付け、教え込む態度となります。

そのとき父親も母親もわが子を授かった喜びを忘れてしまい、子どもの様々な可能性を秘めた事を見失った態度に結びつきます。そこでは身体を早く大きく・背を高くさせたいといった他の子との比較をしてしまう事があります。

また、人と出会ったとき挨拶がはっきり大きく言えないと「照れないではっきり大きく言いなさい」とか、話す事が遅いと一生懸命しゃべる事をさせる態度となります。そして、周囲の子どもの中で名前が書ける友達を見ると字を教えなければならないと一生懸命ひらがなの『あ』はこう書いてとがんばらせます。

しかし、簡単に出来ない場合には、狂ったように大声をあげて「あ」の書き方はこうでしょうといった態度で、子どもには怖い・恐ろしい顔のお母さんとなります。子どもの発達には個人差があり、運動は苦手だが数字の大好きな子で足し算が出来る子の話を聞くと、運動の苦手な事を見ないで算数だけ同じようにさせたいと感じて、数字を書いたり・数えられるように教えたりして焦ることがあります。

子どもは急には興味・関心が持てなく、意欲に結びつかない場合もあります。親が一生懸命教えようとすればするほど嫌がり最後には「自分は出来なくても仕方ない」といった劣等感を抱かせるしつけに結びつく場合となります。

しかし、わが子は自分にとって多くのことを教えてくれる光のような存在ですといった感覚でみつめると優しい笑顔がわき、この子には様々な能力を秘めていると見直すと、失敗しても良いとおおらかになり、将来きっとできるようになると見守ることができると多くのことを要求しないからねとおおらかな態度となります。

様々な能力を持っている事を信じているからねと思うと大事なことひとつでいいからねとゆとりを持ったふれあいに結びつきます。その子には「自分しか咲かせられない花を咲かせる生き方がある」

光のような子どもから親も教えられる親子の出会いといえます。 


                           園長 飯田 和也

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