統括園長 飯田 和也
わが子が心配な心になった時、不安になった時、悲しいことに出会った時、苦しいと感じた時に「安心できる家」「安定できる家族」を作っていますか。
子どもは歩き始めると「何かしてみよう」「やってみよう」「触ってみよう」「においをかいでみよう」「聴いてみよう」という心ができて母親から離れてみようとします。
この時に、親という漢字のように木の上に立って長ーい目で見守ることができることです。必ず子どもが危険なことに合わないかどうかを見ていて命を守り、病気にならないように瞬時に行動できる態勢が必要です。
そこでは子どもは「守ってもらえる母親がいる」「失敗した時に温かく受け止めてくれる母親がいる」「できなかったとき手を握ってくれたり・抱きしめてくれる母親がいる」母親と同じような父親といると安心できます。特に、両親に笑顔があると心が安定できることになります。
このような心の基地が母親と父親の協力でできていると、子どもは不安感が少なくなります。また、危ない・危ないという禁止句が多くないと自分から○○するという好奇心を育まれます。
すると「少しにおいをかいでみよう」「ちょっと触ってみよう」「よく見てみよう」という「いろんなことにチャレンジする心ができます」この自分からすすんで○○する力を見守りたいものです。
そして、「小さな失敗に目クジラ立てない」というしつけで命を守り、両親で温かく触れ合うことで「やる気・豊かな考え・最後まで頑張る力」が身につきます。
わが子が困難を乗り切る力をつけるために、失敗・困った・不安・恐怖を感じた時、安心でき安定する場として心の基地を作ってあげたいものです。