いじめられて自殺することがないように願っています。
園長 飯田 和也
人生は楽しい事やいいことばかりとは限りません、時には人に言えない悲しいこと・辛い事・苦しい事があります。
そのような時と場に出会ったときにそっと寄り添い・黙って一緒に泣いてくれる人がいる事でどれだけ癒され・救われるかです。
このがんばれないときに辛い言葉を出す事ができなくても傍にいるだけで救われる人と出会いたいものです。
愛する人一人でいい場合、受け入れてくれる友達一人で良いと言うときです。子どもにとって友だちにいじめられて苦しい時、やれると思ったことが出来なくて悲しい時、大好きな友だちとの別れがあり辛い時、泣きたいときにそばで泣かせてくれるおかあさん一人いたら救われます。
さらに、自分のこと信じてくれるお父さん一人いたら助かります。
苦しい時や悲しいことに出会って逃げることができない時に、共に泣いてくれる人一人いることで生きる喜びが与えられます。
親として子どもが泣きたいと感じているときを見つける眼、いじめられていると気付く力、苦しいというサインを受け止めるアンテナ、今、言葉で言い表す力を持っていない時をチェックする能力を高めることを大切にしたいものです。
もっとも大事なのが言葉だけで気付くのでなく「そっと手を身体に添えたり」「じっと手を握ってあげること」正面からは嫌がる子もいます「背中と背中をくっつけることで相手の背中のぬくもりを味わったり、与えることで安心するのが子どもです」
言葉では言えないわが子に対して黙ってそっと手を握ってあげるだけの時、肌と肌のぬくもりを味わい生きる喜びを与えるだけで救われる子もいます。温かい優しい眼と
たったひとこと「あなたが大好きだよ」というだけで生きる力になることもあります。