子どもの能力を信じてあげたいものです

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七月はプールで楽しむ時です

今日もドーナツクラブでは、朝来てから親子で金魚を作り、ヘー゜ープサート「天の川」を親子で楽しみました。そして可愛い水着に着替えてプールで水鉄砲で水と戯れ、バケツで水を汲み、ジョウロで水をかけたりと可愛い姿がいっぱい見られました。

これから大きな怪我や事故の内容に命を大切に暑い夏を乗り切ってほしいと願っています。

今、誠和幼稚園はプールと個人懇談です

毎日暑い中子どもたちはプールで、最初は水に触るだけでいい、匂いをかぐだけでいいに始まって身体で冷たさや気持ちよさを味わい、そして友だちと一緒にボール、おもちゃと関わりながら水と親しみ、そして顔が付けられた喜びを先生と楽しんでいます。年長になるとバタ足で泳ぐ子が出てきて大拍手で盛り上がっています。

また、全クラス保護者と先生による個人懇談を通して四月からの発達を確かめています。クラス担任は子どもの四月から知的・身体的・社会的に発達したことを記録し、それを母親との面談で伝える場としています。ぜひ、四月から一つでも大きく成長・発達したことを見つけ、子どもたちに自信を持たせ、生きる力を身につけてほしいと願っています。

子どもの能力を信じてあげたいものです

 

 保育の集団に入り三ヶ月も経つと子どもは一人で靴を脱ぎ、自分の靴箱に自分から入れる事ができます。また、自分のかばんを肩からはずし自分のロッカーにしまう事ができます。そしてかばんのチャックを開けてノートを決められた場所に置くことができるようになってきます。

 

 食事も家では食べないが友達と一緒だと箸やスプーンを使って、少しずつこぼさないで嫌いなものでも食べられるようになります。おはようと言えなかった子が元気に「おはよう」と言えるように発達します。

 

 母親は子どもが自立している場面を見ていないから不安となっている事が見られます。特に、母親が子どもの健康を強く願い風邪をひきやすい子で熱が少しでも高くないかどうか心配、病気になりやすいから泥や砂を触った後きれいにしているかなど不安をもっている場合があります。

 

 子どもの安全を心配しすぎると、家では高いところに乗った事がないので滑り台から落ちるのでないか心配、園庭にある木や高いところからすべり怪我するのでないか、おもちゃで汚しているのでないかと家にいる間心配している場面になります。

 

 今日は涼しいがプールにはいり風邪をひいて帰ってくるのでないか、友達にいじめられ怪我しているのでないか、喧嘩して泣いているのでないかといったあまりにも子どもの健康、安全を願う事があります。

 このように健康・安全を願いしすぎると、子どもに対して病気になるから○○だめ、熱がでるから○○シテはだめ、汚いものに触ると××になるから触らない、危ないからダメ、怪我するからダメといった命令すること・強制する言葉や態度が多くなる場合が見られます

 しかし、このような家庭での心配や不安を感じない行動を子どもは集団行動しているのが現実です。友達と仲良くルールを守り滑り台で大声を出して楽しんでいます。砂場で先生や仲間と一緒に高い砂山を作り、トンネルを掘って『先生見て・見て』と自慢してその後ルールどおりに手を洗ってきれいにしています。

 

 母親の心配をよそに「プール大好き・楽しい」と大声を上げて友達に水をかけて頭から水を平気で掛け合っています。それを送り迎え・参観日・行事の時に子どもの行動を見たときに楽しそうにしている・元気で遊んでいるだけを観察するのではありません。

 

 自分で勝手に解釈をするのでなく入園の頃に比べると不安な顔をしていた時・母親の顔を見て泣いていた時と違って笑顔になり情緒が安定しているのを見つける事です。

 

 砂に触ると汚いでなく手を洗い病気にならない態度を身につけたことを見つけ安心する事です。高いところに友達と上って押さない・飛び降りないなど約束を身につけ安全に遊んで身体のこなし、社会的発達を身につけていることを気づくのが心から子どもを愛している母親といえます。

 家庭では「わがまま」「自分勝手」「やりたい放題」の子どもでも集団生活では、危険な事・やってはいけないこと「飛び降りたり、おもちゃを投げたり、迷惑をかけたりしない」など守って生活できるようになります。

 

 それは先生から約束事を伝えられたり、友達から止められたり・ほめられたり、良いことも悪い事もまねして自分も学習していくのが集団生活といえます。

 

 望ましい親になるには、大人の考えや大人の『ものさし』で命令や指示ばかりで服従させるのでなく、能力を信じて子どもの自発性ややりたい事を一緒に考えて適度の自由を与える事といえます。

 命令や強制しすぎると、一見すると従順で表面は服従しているが内面的に反抗的・抵抗的で特に、「かげひなた」のある行動を生ずる場合となります。

 

 家庭で見られない自立していることを集団活動で観察し、半年前と異なって能力があることを一つでも見つけ、信じておおらかに見守る努力をしたいものです。   園長 飯田 和也

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