毎日、いいことだったこと3つノートに書く、そして簡単な原因も書く、すると心が軽やかになった、生きている時楽しい生活となった。
統括園長 飯田 和也
ひと月のあいだ毎晩、その日に合った良いことを三つ書き止め、それが起きた原因を考える。この訓練は数週間で幸せを高め、軽いうつ症状を和らげた。効果は半年続いて、訓練を継続した人は良い結果が得られた。脳の仕組み「サンドラ・アーモット+サム・ワン著 東洋経済新報社より」
このような短い文章を見つけ、大変興味を持ちました。実践してみると、三つの良い所を思い出す時、楽しくなる、温かくなる、嬉しくなるといった心が湧いてきました。プラスの発想となり心が穏やかになりました。
人の良い所を見ようとする、見るとこんなにもその人を受け入れている自分に気づくことができました。悪いこと、時、嫌なことを見つけて書くのでなく、おおらかになって新しい発見をする自分、思考力「考える力」を使っている自分と毎日良いことが何か起こるのではないか探そうと楽しくなる生き方を気づかせられました。
「明るく笑顔でおはようノやり取りをした」〈相手も笑顔で明るかったから〉「庭に咲いている朝顔がきれいに見えた」〈毎日水をあげていたから〉「洗車してきれいになった」〈天気が良く洗車にふさわしい日だったから〉「子どもが元気に園に登園した」〈昨日早く寝て笑顔で起こしたから〉「ご飯がおいしく食べられた」「〈健康で体調が良かったから〉「夫婦でお互いの文句が少なくなった」〈距離を置いて相手を受け入れることをしたから〉このように書こうとすることで毎日の変化がみられる場合もあります。
今、子育てに悩む人、友達関係で傷ついて自分を見失っている人、病気で生きる力が弱っている人には試してみる価値はあるかと思います。特に〈うつ病・ノイローゼ・人間不信・生きる力が弱っている時〉等薬だけに頼ってしまっている時、運動をしたくない時、人と会いたくない時といった自分で何をしていいかわからない時の一つのチャレンジではないでしょうか。
辛いこと、苦しいこと、悲しい出来事に出会ったときに乗り切る力を自分で見つけたいものです。しかし、なかなか自分のやり方に合った方法が見つからないのが人生です。
このように良い所・いいことだったところを三つ書く、そして理由も書くという行為により一日の出来事を思い出して記録しようという生き方で助かる人もいます。また、書くことで次の日も良いことが起こることを考えて心安らかに眠りにつくこともあります。
朝起きて今日一日良いことが起こる出会いを思います。一人でもこのようなやり方で心が救われる場合があるかもしれません。参考にしていただければ幸いです。