503号 共に育つ愛の保育 こどもの困難を乗り切ろうとする力があることを見つけていますか。親も子どももつらいこと、嫌いなこと、苦しいことを一緒に切り開き最後までやり遂げる力を身につけ、幸せを味わう家族であることを願っています。 飯田 和也
逆上がり 頑張ればだれでもできると精神論で頑張らせていませんか、お父さんは、毎日少しずつ練習してすぐに逆上がりできた、頑張ってやってみろ、と頑張らせる働きかけでなく、身体が大きくなりすぎてコントロールできない前に、鉄棒にロープを結んで身体をロープに巻いて、身体が上がりやすい技術を教えるなど、工夫して、身体が上がる感覚を味合わせ、逆上がりが少しできることを体験させ、ほめ上手でいたいものです。
ひらがな 上手に書かせようとしていませんか。
それも「あいうえお」から始めてと最も書く形の困難な「あ」から始めたら、いやになってしまいます。ひらがなは読んでくれる人がいるから書きたくなる。大好きな友達の名前、お母さん・お父さんの名前から始めたいものです。最初は絵手紙そして次には絵手紙に名前を書きます。
届いたらほめてあげることで読んでくれる人がいるから書きたくなる体験です。しかし「ま」はカタカナの「マ」というようにカタカナでもひらがなでも構いません。書けた喜びを与えることでひらがな・カタカナの書きたくなる力を身につけ、書くことに自信をもたせたいものです。
友達たくさん作らせようとしていませんか。初めての場面で友達と早く仲良くさせることは多くの子どもにとって、緊張してすぐには仲良くなれないのが当たり前です。
最初は動きを見ているだけ、声を聴いて、優しいかな・乱暴かなと判断しています。においを嗅いで自分と仲良くなれるかどうか、選び・判断・決定している時があります。しばらくすると持ち物が同じ、好きなキャラクターを見つけあって友達になる場合もあり、親は、周囲にいる子どもたちの様子を見たり、聞いてあげて「自分の子どもは友達を見つけ、一緒に遊ぶ力があること」を信じて見守ってあげたいものです。
特に、母親同士の仲がいい姿を見せることで子どもは、安心する場合が見られます。親同士が仲よく、話している姿を見せ、お互いが子どものほめることを通して、人とのかかわりを広げたいものです。
絵本の文字を一つ一つ丁寧に見つけて我慢して最後まで読んでいる場面。積み木・ブロックが積んで崩れたのをかわいい手で最後まで積み上げてニコッとした場面。服のボタンがなかなかはずれなかったがやっと、とれてほっとした場面。ボールがボール入れに一度で入らなく、何度も持ち方を変えたり、力の入れ方を工夫してやっと最後に入って安心した場面が見られます。
このような時に「わあ、上手・上手」だけでなく、子どもは我慢して最後までやり遂げたときです。人生で大事な力の一つとして「やり遂げる力」を持っている力を気づかせ、自覚させ、自信を持たせ生きる力を身につけることです。頑張ってやれ、それだけではどのように頑張るか、できないことが多くあるのが人生で、劣等感を与える育て方に結び付きます。
我慢している時を見つけ、〇〇我慢する力があるね、一生力があること信じているよ。多くのことを要求しない。一つでいい、失敗するのが当たり前。 共に泣く父と母もいます。
家族が温かい愛のある雰囲気の中で、困難を乗り切って欲しいと願っています。
