飯田 和也
親があまりにも子どものことが心配で風邪をひいていないか・熱は出ていないか、車にぶつかっていないか、転んでけがしていないかと健康や安全を願いすぎること、父親は可愛くて・可愛くの溺愛だが、母親は自分でなんもやりなさいと厳しすぎる「逆の場合も」また、親自身が周囲の人と付き合わないで家族とだけふれあい大事にして偏った家庭環境から生じやすい育て方があります。一緒に同居している家族が厳しすぎたり、具体的には言い方の厳しさで頭ごなしの態度、父親の鬼のような怖い言い方があります。さらに、家族の期待する気持ちでピアノ・スポーツ・舞踊など、習い事で親の過剰な期待を持つ場合がみられます。このような親の気持ちは、しつけを厳しくしたり、勉強や習い事の成績に表れやすいのが特徴といえます。
厳格・期待過剰な家庭環境で育てられた場合に、周囲の人に対して静かで・素直なおとなしい子で少し照れ屋さんという行動がみられる場合もあります。それに対して大人がいないときには「急に乱暴な言葉、まったくいうことを効かない、反抗的な態度をとる場合」また、言われたことは素直に行動するが創造的に作ることや新しい考えが苦手な面も見られる場合もあります。
このような環境からそだてられた場合、最初はできなくていいから支えてあげたいものです。5年/10年先だけでなく育て方は50年先まで影響するといわれています。
このように育った子供には、家庭や集団の中で失敗してもいいよ、一つだけでいいよ、完璧にできなくてもお母さんは、゜〇〇ちゃんの能力があること信じているからね、
できなかったときは「できないときもあるんだよ。いつもできることを思わなくてもいいのだよ」お父さんやお母さんと一緒に話し合って約束を決めるようにしようね。
わが子には、失敗しても最後までやり遂げる自学自習の雰囲気を作り、将来のことも自分で考え・生きていく力の基本を作ってあげたいものです。
