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誠和幼稚園ブログ - 飯田和也の「保育の基本」

改訂幼稚園教育要領・改定保育指針 要録記入の準備のため

2018年10月25日 木曜日

改訂幼稚園教育要領 改定保育所保育指針 10項目理解と評価のため

 

  要録記入の準備についての資料作成のため

 

保育の基本 199 改良A/B/c  幼児期の終わり『幼稚園・保育園・こども園修了ごろ』までに育って欲しい10項目を点検・評価することで特徴や興味・関心を具体的にして発達を項目別でなく総合的に記入すること

元名古屋柳城短大・元東海学園大学教授 国際子ども研究所 飯田 和也

 

 新保育所児童保育要録の参考様式例、入所に関する記録と保育に関する記録を二枚に分割し捉え、指導の過程と育ちつつある姿を記入できるようになりました。

 

このように新「要録」が通知された事を受けて10項目の姿について評価の参考例を作りました。

今まで教育課程・保育課程と指導計画で立案してきた五領域を引継ぎ三つの柱と10項目に沿って子どもの発達と発達支援の見直しを図ることが幼児期の終わりまでに求められるものです。今までも「ねらい」の考えとして『発達の方向性』「自分の園修了までに育つ事が期待される生きる力の基礎となる心情・意欲・態度」などと説明している文章を参考にできます。


そして、さらに幅広く・奥が深く・理解する事と重なります。例えば、今までと同じように注意する事は、四月の保育場面で上手にさせ、きれいに〇〇できるようにさせるのでなく「自分で発見する主体性と学ぶ意欲と社会の多様な変化に対応でき困難を乗り切る能力を身につける教育」とも言えます。

 

将来、安全で快適な環境は少なく地震や津波・大雨などの自然災害や交通事故や悲惨な事故・事件に巻き込まれる場合があります。食べ物が少ない、寒さ・暑さなど自然環境の変化に立ち向かう時と場、困難な場に出会った時に自分で危険を感じ・気づき「発見は自分でする」生き方「主体性」を身につける教育が幼児期の終わりまでに求められます。

幼稚園教育要領改訂・保育所保育指針改定のポイントのひとつである資質・能力の三つの柱『知識・技能の基礎』何を感じ・気付き・わかり・できるようになるのか。『思考力・判断力・表現力等の基礎』とは、さらにどう考え、試し、工夫し、表現するか。そして知能テストでは測りづらい非認知能力として『学びに向かう力・人間性等』今まで発達の方向性として心情・意欲・態度が育つ中でいかにより良い生活をするかなど身につけることが求められます


これらは遊びを通して総合的な指導が必要です。

 これら三つの柱と五領域の内容を踏まえ、五歳児修了までに育ってほしい姿として「健康な心と体、自立心、協同性、道徳性・規範意識の芽生え、社会生活とのかかわり、思考力の芽生え、自然とのかかわり・生命尊重、数量・図形・文字等への関心・感覚、言葉による伝え合い、豊かな感性と表現」があげられています。

これらは遊びを通して留意する必要が在ります。このことは小学校の教育との接続が重要になります。幼稚園も保育園もこども園も教育は同じと言う考えで、保育園だから教育はないということはありません。正しい情報をもって学校の先生や保護者、地域の人々にも伝えることです。

教育の改善を必要とする子どもの事例として、園修了まで周囲に起こっている事象を発見できない「自分で〇〇する主体的が少ない」、友達の行動を見ているだけでかかわらない態度「無関心」、雪が降ってきても「不思議とか」「きれい」などを感じなく声も発しない『無感動』、何故自分から行動しないかの理由に保育場面や家庭で過保護・過干渉な育て方や他人に頼る生き方が多いため主体的な生き方が出来ない環境が見られます。


発達支援の具体的な働きとして『子どもは環境との相互作用で発達する』を重要視して「感動を味わうような環境」を工夫して興味・関心に相応しい物的・人的・雰囲気を作ることです。保育の場面では季節にあわせ花を育てる・野菜を栽培する・動植物を飼育する・園の周囲を観察し匂いをかぐ、植物に触る、虫を探す体験、雪や氷に触り・冷たさや寒さや熱さを味わう環境を準備する事です。


子どもが自分からかかわりたくなる物的環境を準備します。そして、保育者が人的環境として〇〇見て、触って、匂い嗅いでと指示するのでなく、保育者がモデルとして触り・嗅いで・具体的に言葉や態度で感動を示し・説明する事で一人ひとりの感性を刺激する教育実践を豊かにすることです。当然、周囲には積極的にかかわる子どもや消極的な態度の子どももいて様々な人的環境や雰囲気が見られ豊かな体験を味あわせるのが幼児期の教育です。


このようなさまざまな体験の中に発達「きれいと感じ、花に気づき、色や匂いを把握し、他の花との違いを気付き、花びらの硬さや柔らかさを試し、それを見つけ、気づかせ、卒園までで絵に描いたり、折り紙で表現してよりよい生活を営むこと」を幼児期の終わりまでに育てることが教育です。さらに育てたい三つの柱と知能テスト等で測ることが困難な我慢する態度、挑戦する意欲、愛された喜びなどを身につける教育を考えると奥が深いとなります。

指導計画のねらいと内容を整備して 卒園までに10項目が育っているかどうかの評価を取り上げます。

・五歳児の具体的な事例

発達の方向性・上手に出来なくていいと言う「ねらい」の立案の例

ねらい「園にある動植物に触れ、チュウリップを育て楽しむ。」『卒園までに動植物に触るだけで良い、上手に世話をしなくても自分なりに花の種類を理解し水をあげてチューリップが生長するのを見るだけで良い。卒園の時に大きくなって花びらがきれいだ、良い香りだなど味わう事で感性が豊かになり、我慢したり、新しい色・形・数に対して興味・関心を持つことで生きる力』となる教育がねらいです。

内容 指導したい体験の内容「豊かな体験を通して知的・技能、思考・判断・表現、よりよく生き抜くため」等の三つの柱の発達のために立案します。工夫する事例として五領域を取り上げます。

健康 「身体を使って球根に水をあげる。」「ここでは身体を使い集中して水を入れ物からこぼさない、そして球根まで我慢して水が届いた体験する事です。植物を可愛がる事で人や物に優しくする思いやりの体験をする事になります。このような指導したい身体的・手先を優しく器を使う表現する内容で上手にやらせる実践ではありません。様々な知識や優しく持つ技能を身につける経験の場です」

人間関係 「友達と一緒にチュウリップの球根を植える。」「一人だけでなく友達が失敗してこぼしたり、丁寧に水をあげる姿からモデルとして身体的に調整する事を学習する場にもなります。水をあげるときに友達に邪魔しないといったルールをきづいたり、守る体験をする事で将来人や物のあり方を気付いたり、試したり、人との関わりを通して思いやりを身につける指導したい内容として理解します。」

環境 「チュウリップの球根を知る」「球根を見る・触る・もつ・匂いを嗅いてチュウリップの球根を理解することです。大きさや重さを把握するために持ち上げたり、摘んで試す事で思考力や判断力を身につける内容を理解します。球根を通して知識だけでなく発見したり、チャレンジしたり、工夫する体験を身につけさせたい内容です。」

言葉 「きれい・冷たい・面白いといった言葉のやりとりをする。」

「水をあげたり、草をとったりする中できれいとか冷たい、虫がいることを気付いた事を言葉でやり取りをする知的体験をする内容として理解します。言葉で相手につたえる体験を気付かせたいものです」

表現 花の美しさやしぜんの面白さに気づき表現する

「チューリップきれい、この花良い匂い・へんな匂い、このまえより葉っぱが大きくなったことなど気付き、自分で発見したことを自分なりの表現できる体験をする内容として理解します。」

このように幼児期の終わりまでに知識・技能、思考・判断・表現力、より良い生活を営む力と愛され出来るようになった体験、挑戦する気持、我慢する態度等様々からみ合って発達する事を理解して環境構成と具体的に発達支援しなければならないのが幼児教育です。

 

保育者の「問いかけ・励まし・慰め・助言・共感・見守り・受け入れ・指示など」様々な発達支援をクラス全体で使う事、又、一人ひとりの発達を見つけ使い分ける事、特に、複数の保育者の場合には保育観の共有が最も要求されます。正しい情報を持ち、勝手な教育は許されません。

 

保育者として養護に包まれて教育があるという命を守り、情緒の安定を図り、さらに、子どもたちが何を好んでいるか、クラスの雰囲気で失敗してもいいということであれば自分からと言う主体性を発揮します。

保育室では『多くのことを要求しない・失敗するのが当たり前一つでいいよ』といった温かい愛のある雰囲気を保育者が作る事で子どもは主体的になります。それが、どのような生き方に結びつくかと言うと友達や先生や親から言われなくても・指示されなくても自分でやろうという挑戦する意欲に結びつきます。小学校になった時の環境に対して対応する力をもたせることに結びつきます。

 幼児期の終わりごろまでに育てたい教育は、家庭と協力して、保育者が先に答えを出し、手をかけるのでなく子どもたちに自分で感じ・気づき・自分で発見する時と場を保障することです。

  そして、子どもたちが何を気付いたり、何がわかり、どう考えたり、試したり、挑戦する力や忍耐でやり遂げる能力を示している時を見つける眼プロと言えます。子どもが主語であるときを保障するためには『子どもの眼・耳・鼻・口・手・足になろうとしなければなりません』大人の都合でなく子ども最善の利益である事が幼児教育には求められます。 

 

 このようなねらい・内容を捉えて実践する中で10項目について一人ひとりを評価する事が卒園時に求められます。

年長児として小学校に送り出す時に、重要な評価は到達でなくあくまでも通過点という発想を評価者はもっていますよと子どもの親なり次に受け持つ先生が理解する事です。

幼児期の終わりまでに育って欲しい姿を捉える事ですが上手に完全にと言う考えを持たないこと、ダメであれば小学校で、さらに中学校で、または高校生までで育って欲しいという長い期間の温かい愛情ある評価が求められます。

 具体的にAという五歳児についてチューリップの一場面を評価しますが、発達は絡み合っている事を理解します。しかし、この一場面だけで不足している場面は五領域で幅広く捉える評価が求められます。

10項目の評価の事例

 健康な心=幼稚園や保育園での生活してきた中で健康で安全な生活が営めるようになったか、落ち着いて穏やかな生活が卒園までにできるようになっているかをAと言う子どもがチューリップとかかわる態度を観察した事で評価します。

具体的に、身体全体と手先を使って球根を植え、水をあげて丁寧に世話をする能力が育った。その時にイライラするのでなく球根を持ったり、穏やかな態度が身についている。この場面の他に健康な心と体はどのように身につけているか評価する事も大切です。他の保育者からの様々な情報を得ることで正しい記録に結びつくことになります。独りよがりの評価は慎みたいものです。

 

 自立心=あきらめないで最後まで我慢してやり遂げる達成感を卒園までに身につけたかと言う視点で評価します。子どもが自分でかってにできないと決め付けてあきらめる態度を修正するには、保育者や友達からの温かい励ましや慰め等保育場面で大切にする事になります。

 

具体的に、チューリップの球根を言われないでも工夫して器を持って水をこぼさないように考え、こぼしてもあきらめないで植木鉢まで運んでいた。できたという達成感を身につける体験が出来て自信に結び付けていた。他に自分で〇〇するという態度を観察し評価します。

 

協同性=卒園までに友達と共同の目的の実現のために考え・工夫し、協力しやり遂げる態度が身についたかを評価します。

具体的に、ともだちと並んで水を運んだり、植木鉢からこぼれないように協力して大きくなるまでやり遂げる能力が育っている。水を運ぶ時に順番に植木鉢を大切にする事を協同でしていた。

 

 道徳性・規範意識の芽生え=卒園までに周囲の人に思いやりと約束を守って共感する態度を身につけているかを評価します。また、ルールを見つける力と育てる態度が育っているかを評価します。

具体的に、最初水をあげる時にふざけていたのが、友達から注意されるとルールがわかるようになり、相手の動きを受入れ邪魔しない態度を身につけた。

他の保育場面でルールを見つける力や守る姿勢なども広げて幅広く記入したいものです。

 

ここで次の項目を評価する時には園外での観察が必要になるために注意したいものです。

 社会生活=家族や地域の人と触れ合う中で自分が人に役に立つ事や地域に親しみを持っているか、公共の施設を大切に利用する態度が身についているかを評価します。

 この項目に関しては、地域の中で人や物とかかわる態度が育っているかを評価するために散歩や地域のお祭りの行事やお店やさんとの自分からかかわる交流等を点検・評価する視点を持ちます。

 

具体的に、園の周囲の人々ともおはようとか〇〇さん何しているのといった自分からかかわりを持つようになってきた。また、地域の人と公園で話しかけて公共のおもちゃや施設の使い方を知ろうとする態度が見られるようになっている。他にもさまざまな人や物との出会いの中で評価する場面を捉えることが重要になります。

 

 思考力=身近な事象に積極的にかかわる中で、物の性質や仕組みを感じ、気付いたり、考え、工夫する等かかわりを楽しむ態度が身についたか、そして新しい発見を味わい、自分の考えをよりよいものにする態度が卒園までに身についているかを評価します。

具体的に、この球根は何色になるのかと仕組み等に興味を持つこと、変わった匂いがするといった好奇心を持つことが増えてきた        。他にも言葉の使い方で広がってきた場面等を評価します。

 

 自然・生命=自然に対して感動・好奇心・探究心を言葉で表現したり、関心を持ったり、愛情を持つ態度が身についたか、生命の不思議さや命の大切さを身につけたかを卒園までに育っていたかを評価します。

具体的に、この球根雪の中でどうしているのとかどうやって土の中にいるのといった自然に対して関心を持つことができている。

 

 数量・図形=保育の環境の中で様々な形や記号、文字や数量に関心を持ち、感覚が育っているかを評価します。

具体的に、球根の形が変わっていることを気付いたり、チューリップの絵を熱心に見て興味が広がっている。年中の時は自然に興味少なかったが年長になってから自然や虫の好きな子と遊ぶ事で球根等に関心を持つようになってきた。

 

 言葉=自分の思いを言葉で伝えたり、先生や友達の話に興味をもって聴く態度と絵本や物語に親しむ態度が身についているかを評価します。

 具体的に、チューリップの色は何が咲くか、水はどれぐらいがいいか質問したり、チューリップの物語知っているという話ができるように育っている。

 他に年齢に関係なく言葉でかかわりがどのように変容してるかを評価します。

 

 感性と表現=様々な素材の特徴や表現の仕方に気付き、感じたことを表現したり、友達と互いに表現する喜びを味わっているかを評価します。

 具体的に、この球根面白い形して〇〇に似てる、△△ちゃんのはと特徴を見つけたり、相手と話し表現を楽しむ態度が身についている。

 他に・・・。

 

 以上のようにチューリップとのかかわりについて評価の一例です。このような保育場面だけでは偏ります。

 10項目すべて一度に評価できない場合もあります。出来ない場合は他の場面から取り上げて評価します。卒園までの姿は出来るだけ幅広く評価しますが一度にはできないため他の保育者との連携も大切になります。

 例えば、上に上げた保育場面以外で五歳児なのでサッカー・ドッチボール・七夕やクリスマス等の行事では、どのような10項目であったかを評価します。このようにひとつだけの保育場面を捉えて10項目は他と絡み合っています。

 

 社会性を考えると地域に出かけたときの散歩での出会い、お年寄りとの交流、地域のお祭りへの参加等様々な保育場面を観察し評価する事で偏らない文章に結びつきます。

 評価については、以上のような視点を参考に小学校へ幅広く発達している姿を正しい情報で伝える努力・研修が必要になります。

 

 このような資料は、保育の場で発達を見つけ、発達を子どもに気づかせ、発達を保護者に正しい情報として伝える保護者支援においても重要になり

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