岐阜県中津川市 学校法人 緑ヶ丘学園 誠和幼稚園|誠和幼稚園ブログ

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子どもは環境との相互作用を通して発達する

2014年5月9日 金曜日


 親として四月の今までと異なった環境に対して、わが子がどのように関わって育っていくか心配と不安になります。子どもが大きく成長するにつれて家庭と言う温かい雰囲気の中で危険から守られて育てられた子が、新しい場を乗り切っていけるか気になります。

 特に、家庭のような小さな人間関係から幼稚園や保育園・小学校のような大きな集団に入れる場合、泣いてばかりいないだろうか、トイレが家と違っているし人がいっぱいいてできないのではないだろうか、友だちに言葉を掛けることが出来なくて一人だけで立っているのではないだろうか、いじわるされているのではといった家とは違う環境を意識するのがお母さんと言えます。

 新しい環境に対して母親が環境を理解し、おおらかにゆったりとした心でわが子の乗り切る力を信じることが条件になります。しかし、母親が心配しすぎると子どもの中には意識しすぎて幼稚園・保育園・小学校と言う言葉が入りすぎて、どのようにかかわってよいか理解できない場合もあります。

 子どもたちに安心できる場と言う事を示したり、説明しないで親の都合で急に黙ってつれてこられる場合は子どもにとって泣きたくなります。子どもは新しい場に対してとても敏感です。

 大人はこの子は話さないから・言えないからと勝手に解釈をしている場合ほど,子どもは鋭く保育室の大きすぎる音・先生や子どもの声・友達や大人の速い動き・子どもの遊んでいる状態・トイレの匂いや明るさ・部屋のぬくもりや冷たさなどの雰囲気を瞬時に観察し判断します。

 言葉で周囲に言えない子ほど鋭い感性で保育室や人の行動を見ています。新しい保育室で、大きな声で元気良く声をかける先生や友達に対して、全員が元気良く答えているかと言うと、大きな声を苦手な子どももいます。そのような時にゆったりとにこにこと笑顔で距離を置いて優しい言葉を掛けてくれる先生や友達を探している場合があります。

 しかし、母親として新しい場面に出会うと「元気で明るく、挨拶が出来る子」に早くなって欲しいという願いが強すぎる場面があります。

 子どもはじっと友達の行動が自分に合っているか見つめ、優しい態度をしてくれるか、自分に厳しいか苦手かを探します。クラスの中が家と違うかをチェックします。触っても良いおもちゃ動かしやすい道具「新たな環境」を見つけるのが最初の出会いとなります。しかし、子どもたちは自分の気持を素直に表すことができない場合が見られます。


 本当は気になっているのにわざと「嫌い・いやだ・あっちへ行け」などと反対の言葉や態度を使って気になっている事・好きな事・興味持っている事などをあらわす事が多く在ります。そのような時に大人は「可愛いなあ」と言う気持ちで温かく笑顔を作って距離を置いて見守っていることです。

 そして、チラチラと不安で見ていることから安心する眼に変わります。そこで始めて相手が興味を持っているアニメのトッキユウジャーやキティ、アンパンマンを手のヒラに描いて見せたり、人形やハンカチをわかるように示すと安心します。このような小道具を使う事で自分を受け入れてくれる人には心を少し開きます。

 親はわが子の成長・発達に相応しい環境を用意してくれる場・そして愛してくれる先生や友達がいる事を信じる事で子どもは安心して自分から「入れて・遊んで良い」と言う気持ちに結びついてここで失敗しても良いとなり新しい環境にかかわります。

 子どもに対して「困難な場を与える勇気」「自分からかかわりたくなるおもちゃや友達」そして初めての場を乗り切るときに多くの要求をしない優しい・温かい態度が求められます。

 人生は辛い・悲しい・苦しい事と同時に楽しい事や嬉しい出会いもあります。家庭と違う環境を与え、親として温かく見守り、困難を乗り切る力を一緒に身につけさせたいものです。

                    園長 飯田和也

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