岐阜県中津川市 学校法人 緑ヶ丘学園 誠和幼稚園|誠和幼稚園ブログ

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正月休みについて

2012年12月21日 金曜日

 正月休みは短い期間ですが、子どもと過ごす時間が多くなります。クリスマスや正月という子どもにとっても楽しみな休みのひとつです。

 

 正月休みには、かるた・トランプ・すごろく・福笑い・凧上げ・独楽回し・はねつきといったこの時期にしか体験できない様々な遊びがあります。

 

 これらの遊びには、身体発達の身のこなしとして身体全体を使って凧揚げや羽子板での羽根突き、手先を使った独楽回し、知的発達として言葉を伸ばすかるたとり、数の概念を広げるトランプやすごろく、情緒の発達にかかせない福笑い、家族や友達と一緒に楽しむ社会的発達、そして小さい子へのおもいやりとして道徳的発達といった場が与えられます。正月の遊びを体験させる事でわが子の一年間に成長・発達した姿を見ることも楽しみな一つになります。

 

 昨年の正月には(おめでとうございます)と言えなかった子が「今年も宜しくお願いします」「新年あけましたおめでとうございます」とはっきりと挨拶できるようになったり、着るものが小さくなったり、短くなったり、靴のサイズがかわったことを感じることも家族にとって「子どもを授かった喜び」を味わう場が与えられます。

 

 また、短く忙しい家事の間にわが子の大きくなったと感じる事を観察し、記憶にとどめこれからの一年間の成長・発達を楽しむ事が出来る正月休みにしてほしいものです。日本的な正月の遊びをしている姿から「聴く・見る。感じる」力がある事をぜひ見つける事、そこで、わが子にはものを捉える力がある事を信じる力を持つのがこの冬休みです。

 

 トランプの神経衰弱では数の捉え方を理解し、カルタ遊びを通してひらがなの読み方や様々な言葉があることを見つけた、もっとひらがなを見つけたいと言う意欲が育つのがカルタと言えます。又、手作りの福笑いなどを通して家族や友達と(おかしい・面白い)という感じることを味わい家族で感情を豊かにする場が福笑いにもあります。すごろくでは、さいころを振って数を見つけ、それを合わせる・足す・一緒といった算数には様々使わなければならない言葉があることを体験できます。このように正月の遊びを疎かにしなければ、身体的・知的・情緒的発達を保障する事ができます。

 

 しかし、正月遊びを始める時には必ず「約束事」を親や年配者は具体的にわかり易く伝える事が重要になります。最初に約束を伝え、間違った時には、ゆっくりと何度も丁寧にルールが世の中にはあるということを説明し、理解させる努力が大切になります。最初が肝心でルールを示し・説明していないと約束を守れない(わがまま)な生き方に結びつきます。

 

 今、日本の教育界では「自分で考える力を育てる」事が最も問われています。教え込めば良いのでなく「自分から遊びたい」と言う意欲を身につけることです。それには家族がじっくりと楽しむ姿を見せ、カルタ・トランプなど笑顔の中で温かい雰囲気を示す事です。

 

 子どもは母親や父親の笑い声を聞き、優しい笑顔の態度を観察できます。すると家族でお互いが愛し合っている人間関係を感じる事ができます。ここで重要なことはいがみ合ったり、言い争ったり、取り合ったり、喧嘩したり、文句を言い合っている時や場には、子どもは聞きたくない、争う場には見たくなくなります。自分から「見ない・見ようとしない・感じたくない」という態度を育ててしまう事になります。

 

 このように正月の休みに(自分から聴く・見る・感じて味わう)という気持ち・そして自分からカルタやトランプをしたいという意欲を一年の中で最も作りやすいのが正月休みです。

 

 特に、家族団らんの中で正月遊びを楽しむ雰囲気を味わうことで困難を乗り切る力と自分から○○する力がつきます。この自分から○○する力が学校に行ってから学力の基礎になります。 

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