岐阜県中津川市 学校法人 緑ヶ丘学園 誠和幼稚園|誠和幼稚園ブログ

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初めての場所で何も言えなくなったわが子に対して

2012年4月5日 木曜日

 

 四月は入園や入学のシーズンです。幼稚園・保育園・小学校に入ったときのわが子の姿を見て母親として戸惑ったり、うれしくなったり、悲しくなったりすることがあります。今まで家庭ではわがままいっぱいですぐに怒ったり、笑ったり、泣いたり、文句を言っていた子が新しい場では、何もいえなくなったり、下を向いたり、母親から離れなくてしがみついたり、様々な行動をすることが見られます。

 

 子どもにとっては、家庭と違って大勢の子どもがいて匂いが違う・人がいっぱいいて周囲が見られない・大きな声が聞こえてうるさい・眼の前を走り回って怖い・チラチラと光が入って落ち着かない・何していいか緊張するといった状況となっている場合になります 

 

このような始めての場面で不安と恐怖で何もできないと言う情緒の不安定な時に母親の態度により、子どもは安心したり、反対に不安定となってしまいます。

 

 母親が早く友達の中に入らせたいという気持ちが強すぎると《ハイ、大きな声で名前を言いなさい》《テレない・恥ずかしがっていないで元気な声で挨拶しなさい》という集団に早く慣れさせなければならない・友達と早く仲良くすることが重要などと母親の都合で接すると、子どもは萎縮したり・頑張らなければならないと緊張しすぎて、どのように頑張って良いか不安になってしまう場合となります。

 

 このように大勢の前に出ると何もいえない子は感性が豊かで、知的発達が高く観察力が鋭いことと言えます。見なさい・聴きなさい・触りなさいといわれなくても「自分で○○する」という自発的行為がすばらしい子どもといえます。将来、素晴らしい能力を発揮する子どもたちということを、親として信じてあげて欲しいとお願いしたいものです。

 

 このような子どもに対して「今日は友達の動きを見ているだけで良いよ・匂いをかぐだけで良いよ・友達の声を聴いているだけで良いよ」という最初の出会いを説明・指示したいものです

 

 しばらく周囲を見たり・聴いたり・状況を判断し次に落ち着いてきたら、今日は「○○」と名前だけ言えば良いよ。名前を小さな声で言ったり、口の中でもごもごと言えるようになります。

 しかし、まだまだ大きな声では言えません。少しずつ聞こえる声になったら、さらに「○○です、よろしく」と「よろしく」が言えると良いね、「よろしく」だけでいいよ。

 

 親は焦らないこと・言えないからと怒らないこと「怒ったら負け」を肝に銘じておきたいものです。次に「○○です、遊ぼうね」と《遊ぼうね》と言えたら最高です。

 

ここで大切なことは「言葉は聴いてくれる人がいるから話したくなる」という聴き上手な先生や友達が重要になります。初めての場で緊張と不安なために周囲を判断することが偏っている感性が鋭い子には、一つ一つを具体的に説明することで納得させることで情緒が安定します。

 このような子どもたちの感性が鋭く知的発達が高いことを見つけ、その知的能力の豊かなことを親として気づかせることが重要になります。

 

 そのためには、わが子の知的発達が高いことを信じることが大切になります。いつもきれいな色・形・景色を気づいたり、味では苦い・おいしい・甘い・しょっぱいなどを指摘したり、寒い・暑い・冷たいなどを体で示していること気づくことで感性が鋭いことを気づき、一緒になって共感する親でいることで、能力があることを信じる親になります。

 

 一生、わが子の能力を信じる親でいたいものです。親に信じられている子どもは幸せを味わい、自信を持つことが出来、そして自立できて、さらには積極的に人や物にかかわる意欲のある生き方が出来ていきます。

                園長  飯田 和也

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