岐阜県中津川市 学校法人 緑ヶ丘学園 誠和幼稚園|誠和幼稚園ブログ

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生活の中で我慢が出来、自信をもつ生き方

2010年7月22日 木曜日

 我慢が出来ないために友達に対して一言多かったり、友達が並んでいても横から入ったり、友達や先生が話していても聞かないで自分勝手に自分のことだけを話したり、クラスの中で全員が絵本や紙芝居を見ているのにぺらぺらと話していたり、最後までじっと我慢して○○するという態度が出来ない子どもが見られます。

 このようなことは子どもだけと思っていたら最近は大学生や大人まで目につくようになりました。小さい時から親や友達、先生からの触れ合い方・しつけなど環境や経験の結果と思われます。三歳ごろまでに大人から認められ、受入れられ、愛されることで我慢し、人を愛する自発的な行為が育ちます。しかし、乳幼児が自分でするという気持ちが育っているのに無視されたり、止められたり、愛されることが少ない育ちにより、自信を持ったという感覚がなく、自分でするという行為に結びつかない場合になります。この自信が持てないために自立できないことになり、周囲の環境にかかわる意欲的な行為が少なくなっている場合があります。

 三つ子の魂百までという言葉があるように三歳ごろまでどのような体験をしたかが問題となります。乳幼児の体験としてじっと母親の声を聞いたり、周囲の鳥の声や様々な音に対して乳児は自分で聞いています。 また、母親や父親の愛してくれる姿を一生懸命見たり、兄弟姉妹の行動を見たり、周りの赤ちゃんの泣き声や声をきいたりします。 そして、自分を可愛がってくれる家族の行為や保育者の行為を見つけ大好きな相手であれば真似しようとします。さらに面白いと感じることがあると(オー・オー) と声を出して感動する乳児になります。このような態度は聞いてとか見て、真似してということを親や保育者は言いません。しかし、 乳幼児は自分から見たり、 聞いたり、 模倣したり、面白い・おかしい・ 楽しいと感じて言葉や態度を自分から表出して思考力を発揮しています。 三歳ごろまでに十分聞いたり、見たり、 触ったりさせることで考える力を身につけることが親や保育者として最も大切にしたいものです。認められ、受入れられることで自分は愛されていると感じて自信を持つ生き方に結びつきます。

 このような三歳ごろまでの体験を元に親や保育者は子どもには様々な可能性があることを信じることになります。 しかし、 せっかちな親や何とか他の子どものように上手にさせよう、それも同じように教えたり、教材を与えて一生懸命頑張らせれば誰でもすぐにできるという考えの大人からの働きかけは、乳幼児にとって全て自信に結びつくとは限りません。ここで大切なことはお母さんや先生から多くのことを要求しません、一つでいいからできるような自信に結びつくような 働きをどのようにするかが重要になります

 例えば、自信を持っていないために集団での声は小さく、人前でオロオロと心配な態度をし、大人の顔色を見ている場合があります。絵も描きたいことが判らないため、遊びも遊び方が理解できない、話すことも話す内容が把握できないといった場合に大きな声でなくてもいいよ、描きたいところを一つでいいよ、遊び方も上手でなくていいよと具体的に自信をひとつ持たせるような働きかけをすることで自信を持つことになります。自信を持つことから自立して自分でするという意欲的な態度が見られるようになります。自分でするという言葉が出れば意欲となり表情も明るく、声も大きく、行動もテキパキとした行為に結びつきます。自信が自立、そして意欲となり生きる力に結びつくことを大切にするには、三歳ごろまでの行為で大人が押し付けるのでなく、自分から聞く・見る・真似する・面白い・楽しい・嫌だ・悲しい・という言葉や態度を見つめる眼を持ち、共感し見守る触れ合いをすることで認められ、愛されていることで我慢すること、そして共感や見守られ、受入れられる態度から自信となります。 


園長  飯田和也

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