岐阜県中津川市 学校法人 緑ヶ丘学園 誠和幼稚園|誠和幼稚園ブログ

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感性や考える力を身につける

2010年2月12日 金曜日

 ある日、飛行機に乗ったとき、飲み物を 運んできたアテンダントが、わたしの締めていたネクタイのトトロを見て「気になっていました。私もトトロが好きなんです。 素敵ですね」 と言葉をかけてきたので「ありがとう」と言った後、彼女はすぐさま「どなたがお選びになりましたか」という問いかけがありました。 ほとんどの大人は「かわいい・いいですね。面白い」という言葉で終わってしまいます。しかし、アテンダントは接客のプロとして人を大切にする、相手を思いやるという技術や知識、心遣いがありました。 そこで「教え子からのプレゼントです」というと『いいですね。今日はお仕事ですか』そして・・・。このように話が弾むのでした。

 私は、トトロのネクタイを園長の小道具として時々身に付けて園にいきます。泣いている子をそっと抱いたり、遊んでいる子によっていくと「あれ、」という顔をして泣き止んだり、「あ、トトロだ、園長先生可愛い」といって見つけて触ってくる子や声をかけてくれます。多くの子どもたちはネクタイをすぐ見つけたり、 よってきます。しかし、トトロのネクタイをしていても研修会で大人は気づかないことが多く見られます。「トトロのネクタイしていますよ」と言わないと気づかないことが見られます。大人・保育者として『子どもが自分からかかわりたくなる環境』雰囲気を大切にすることにより「自分で○○する」という主体性を子どもたちに身につけることが求められています。子どもたちの会話の中で『別に』とか「どっちでも」という自分を主張できない態度をしている場面があります。人とのかかわりが希薄となり自分ひとりでいてもいい、他人はどうでもいい、自分さえ生きていればいい、なんとなく生きていけばそれでいいと『かかわりの薄い』また「感性が弱い」友達や大人とのかかわり方が気になります。

 このような「どちらでも」「別に」といった態度から他人を 観察する眼が育っていない、相手の表情や気持ちを感じない生き方になっているのではと考えさせられます。きれいに咲いている花を見ても「きれいな花ね」といわない、『面白い話を聞いても』 面白いと感じない、『美しい景色の夕焼け』を見ても「わあ、 きれい」といわない、「きれいな鳥の声を聞いて」も「素敵な音色」といわなくて育ったのでないでしょうか。

 日本には四季があり、美しさ、暑さや寒さを感じて生活するすばらしい時と場所があります。この感性を大切にすることで美しいものを美しいと感じ、それを残そうとする心が育ったり、観察する力から考えることが身につきます。そこには自分で工夫する創造力の芽となります。幼児期にうつくしい風景、不思議な出来事、面白い人の行動など観察する力を育て、感性を豊かにすることで「自分から○○する」力になります。ここで大事なことが乳幼児の近くにいる大人が感動する態度「わぁ!きれい」「素敵」『おもしろい』「あれ、不思議」「おお、すごいぞ」『ひゃあ!冷たい』『あったかい』といった豊かな表現をすることで、そこには温かい雰囲気があり、一緒に楽しむ乳幼児がいます。

 乳幼児は、周囲にいる大人の温かい雰囲気が与えられる事、またモデルがあることで、安心して笑ったり、怒ったり、泣いたり、様々な言葉を発したりできます。そして、この自分から「出来事や人とかかわる」ことができ社会的態度が育っていきます。このような体験を幼児期にすることで大人になってから「人とのかかわりとの距離感」を大切にした生き方ができます。また『相手への思いやり』も身につくことになります。

 この飛行機の中でのかかわりから「人とのやり取りのキャッチボール」のできる生き方のヒントを与えられたことを感謝します。 


園長  飯田和也

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