岐阜県中津川市 学校法人 緑ヶ丘学園 誠和幼稚園|誠和幼稚園ブログ

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言葉を獲得する時は聴き上手となる、他も一緒ですね

2009年10月8日 木曜日

 赤ちゃんがぶーぶーと唇を震わしたり、指を口に入れて遊んでいたり、ぶーと声を出し始めたとき、自分のぶーぶーと言った音が自分の耳や頭の中の骨などを通して聞き始めます。「言う・・聞く・・ 言う」という言葉を獲得する最初の段階と言われています。この自分で声を出し始めて自分自身で楽しんでいる時に、母親は赤ちゃんの声をきちんと聞くチャンスと言えます。「あ、ぶーぶー」と言い始めたなと黙ってみているのでなく、ここで大切なのが可愛いなあと思って見つめ、ぶーぶーと声を出して赤ちゃんのまねをすることです。この可愛いなあと思う時に母親の笑顔があり、赤ちゃんは母親から愛されていると感じることができ、そこで母親の笑顔を見つめ、その時に自分と同じようなぶーぶーと言う声を聞きます。ぶーぶーの出所の唇を見るようになり、母親の唇からぶーぶーという音声が流れることで、自分も真似してぶーぶーと発声するようになります。この母親に愛されることで赤ちゃんは母親を 受入れることになります。このかわいいなあ、と言う気持ちが将来、自分で○○するという主体的な行動の元にもなります。大切なことは、赤ちゃんが真似したくなる母親の態度が必要になります。そして、ぶーぶーという声と一緒にミルク瓶が出されることで、ぶーぶーとミルク瓶が結びつけられることになってきます。何度もぶーぶーとミルク瓶と結び付けられながら、ぶーぶーと言うとミルク瓶が与えられ、 そしておなか空いた時、のどが渇いたときにぶーぶーというとミルク瓶が与えられると「ぶーぶー」という言葉を自分で言いたくなると思います。 

 このように言葉を獲得する過程を心理学者は説明しています。私達は赤ちゃんの周囲にいる母親や家族、そして保育者の可愛いと思う笑顔が重要と理解したいものです。

 言葉を獲得する時に、最も大事なのが愛されていると感じる雰囲気です。母親の可愛いなあと感じることで、 赤ちゃんは温かい愛のある空間が与えられ、自分から○○するという意欲に結びつきます。主体的になっているサインを出しているのを無視されたり、もっとやって御覧なさいと言った母親や周囲から押し付けられることは意欲をなくしてしまいます。

 食事の場面でも、離乳食が始まった時に、可愛いなあと思ってスプーンに食べ物を載せて「あーんして」と言う時に、何とか早く大きくさせたい、食べさせたいという気持ちで与えると、一生懸命に食べさせなければならないという気持ちになってしまい母親からは笑顔が消えています。「可愛いなあ、すこしでいいよ、 食べられるだけでいいよ、匂いをかぐだけでいいよ、味を少し味わうだけで最初はいいよ、また、もぐもぐしてね。 かみかみしてね」といった優しく・分かりやすい言葉かけと温かい愛のある雰囲気が与えられることで食べられた喜びが与えられ、 もう少し食べてみようかといった意欲に結びつきます。

 言葉の獲得と同様に食事においても、周囲にいる母親や家族の温かい触れ合いとして(可愛いなあ・上手でなくてもいいよ・失敗するのが当たり前だよ・ゆっくりでいいのだよ)と、相手を思いやる心で触れ合うことが、生きる力を伸ばす原則となります。しかし、だんだん子どもが大きくなると「かわいい」 という気持ちが少なくなり、早く大きくさせたい・急いで大人にしたい、何でも上手にできるようにさせたいという願いが強すぎると一生懸命に大人がなりすぎてしまいます、 そのときの親の顔には笑顔がありません。時々、子どもたちから「園長先生、今日、お母さん、ものすごく怖かったよ、口は大きく真っ赤で、眼はらんらんと火のように燃えて、おかあさんの頭からは角が生えていたよ」と報告があります。焦らず・怒鳴らず・時にはおおらかにいたいものですね。反省を踏まえて・・。 


園長  飯田和也

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