岐阜県中津川市 学校法人 緑ヶ丘学園 誠和幼稚園|誠和幼稚園ブログ

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お母さん、そんなに心配な顔して見送らないで

2009年6月7日 日曜日

 わが子が初めて幼稚園・保育園・小学校などに行くとき、子どもは「サア、どんなところかな・どんな友だちと出会うかな・先生は誰かな・楽しいことはあるかな」といった心弾ませている時があります。元気で明るく出かけようとしている時に、お母さんが「泣かないでね」と言いながら母親が泣きそうな顔して見送ったり、「友だちと仲良くできるかな」と言いながら怖い顔で見ていたり、「トイレ失敗しないでね、園についたらトイレ行くのだよ、なにか始める前にトイレ行ってね」と何度も何度もトイレの失敗をしないように言い過ぎてしまう態度、「給食、いっぱい食べてね。また、少しでも頑張って食べてきてね」と頑張らせて食べさせようとする態度で送ったりすることが見られます。

 このような心配しすぎる顔、言い過ぎる言葉かけ、頑張らせようとする態度、そのようなときの母親の顔からは笑顔が消えています。心配しすぎたり、頑張らせようと一生懸命になっているときの母親の心には、「子どもの様々な能力を信じること、辛いことを乗り切る力があること、そして、何をしてもわが子は可愛いと思うゆとり」が見られません。一生懸命に早く上手にさせよう、慣れさせようという気持ちが強い時、また、周囲の子どもとまったく同じように大きくさせようという「ゆとりのない」母親の態度から、子どもたちは頑張って園に行かなければならない、トイレも失敗するとお母さんに叱られる、頑張って給食を食べないといけない。早く慣れないとダメという気持ちを強く持たなければと感じることになります。乗り切る力があり、何でもできる子は新しい環境に対しても心配なく集団に入っていきます。しかし、ほとんどの子どもたちは、新しい場や先生、友達に対して緊張の連続でストレスがたまることもあります。

 この新入園や新学期は、子どもにとって肉体的・精神的に疲れます。少しでも緊張しすぎないため、またストレスを少なくするには、母親の笑顔とおおらかな態度で、子どもが辛い時・苦しい時乗り切る力を持っていることを信じて見守る力が要求されます。どのように信じるかというポイントとして一年前の身体発達・知的発達・情緒的発達・社会的発達を見つけて大きく成長・発達した能力を信じることといえます。一年前の身体発達を思い出してください、手先の発達では、ボタンもかけられなかったこと、スプーンも鉛筆も上手にもてなかったことが少しずつ使えるようになっていることを見つけてください。また、しっかりと歩けなかったことが転ばないで歩けるようになったこと、ズボンも靴も一人ではけなかった事がはけるようになり、自分からできるようになっていることを見つけてください。知的発達では、挨拶も出来なかったことが『おはよう・おやすみなさい・有難う』と言えるようになったり、こちらを見なさいと言われなくてもじっと見つめたり、聞いてねと言われなくても自分からよく聴くようになったり、真似してといわれなくても、自分からお父さんやお母さんのしゃべり方、笑い方、寝方、テレビの見方がそっくりになっている主体的な場を見つけてください。情緒的発達では、一年前は、すぐに泣いていたのが、今は我慢できて落ち着いて安定した状態を見つけてください。社会的発達では、一年前は周囲の大人や子どもと関わらなかったのが、今では自分から関わって発達していることなど見つけることが出来るはずです。

 この四月は、親として子どもの困難を乗り切る力をもっていることをどれだけ信じ、言い過ぎないで我慢して「親」という漢字のように、木の上に立って長い眼で見守る親でいたいものです。

 明るく・やさしい笑顔と元気な声で「○○ちゃん、いってらっしやい」笑顔でやさしく『お帰りなさい』と迎えてあげてください。 


園長  飯田和也

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