岐阜県中津川市 学校法人 緑ヶ丘学園 誠和幼稚園|誠和幼稚園ブログ

誠和幼稚園ブログ_タイトル画像

誠和幼稚園ブログ

過去の記事

誠和幼稚園ブログ - 共に育つ

子どもに自分より 小さい子を紹介するとき

2008年7月16日 水曜日

 子どもたち全員の前で、新しい子が入ってきた日に園長として次のような言葉をかけました。自分たちより年下の子に対して「新しい子が一番嬉しいこと、それはお友達の笑顔があると安心するのだよ。『ちっちゃい子で可愛い』と思って遊んであげてね。可愛いと思って遊んであげていると素敵な笑顔になっているよ。新しい子はどうしていいかわからない、そんな時友達の優しい笑顔があると嬉しいよ。また、小さい子に『有難う』を教えてあげてね。みんなが『有難う』を言っている姿を見せることで、「ありがとう」と言える様になるからね。先生や友達から○○してもらったとき『有難う』が言えると気持ちいいね。みんなで『可愛い』と思う笑顔と『有難う』が言える友達になってね。」と話しました。

 このように新しい友達とはじめて出会うとき、園でも家庭でも約束事を具体的に伝えることです。黙っていてはどのように触れ合っていいか理解できません。また、どう言葉をかけていいかもわからないときです。不安なときの子どもの心を理解し、この場所や触れ合い方では『人を大切にする場』そして『自分は愛されていると感じる場』ということを最初に味合わせることです。子どもたちに仲良くしてね、優しくしてね、だけでなく具体的に伝えるチャンスが最初にあります。この約束事をすることで『子どもが可愛いねと思って優しくしているときを見つけたら』『優しくしてあげて、先生うれしいよ』とか『有難う』という姿を見つけたときに『有難うが言えて、気持ちいいね』という共感する言葉が出てきます。このような具体的に共感する態度により子どもの心は大きく左右されます。このようなチャンスを見つける眼を親として持ちたいものです。持っていないとせっかく安心して自分を表現できるチャンスを逃し、不安と不信感、恐怖感などが続き情緒の安定した生活と出会うのが遅れてしまう結果になります。

 新しい子どもたちにとって自分がどのように受け入れられるか、心配なときに先生や子どもたちから「失敗してもいいよ」『自分のこと受け入れてくれている態度』を示されることでこの園に入ってよかった、新しい場でも頑張れそうだという感覚になります。安心できる場を作ってあげられる先生や保護者でいたいものです。もう、大きくなったんだから『頑張れ』ではどのように頑張ればいいのか理解できないのが子どもです。

 この事例のように家庭でも最初に具体的な約束事を示し、説明することで子どもは安心して『自分から○○する』という主体性が育ちます。これからの生きる力の中でもっとも大切なことが困難を乗り切る力を育てると同時に『言われないでも自分から○○する』という能力を見つけ、子どもに気づかせる働きかけといわれています。さらに、子どもに指示したり、頼んだことが出来ているのを『見ようとしない、見ない、見れない』という態度でなく、見つける眼と見つけたら『有難う』という感謝の言葉を子どもに発することで子どもは『認められている・受入れられている・愛されている』という気持ちになり、人を妬まなくなったり、人の話を聞こうとする態度が養われます。

 このように具体的な約束事を決めることは家庭で共通にしなくては効果が上がりません。園では教職員全員が同じように『可愛いねと思って保育すること』『お互いが有難うのいえる生き方をすること』という共通の考えで保育することを時々確かめています。家庭で同居している祖父母がいれば必ずほめることや叱ることが同じ考えで態度に示すことです。もし、ちがっていると一番困るのが子どもです。するとかんしゃくもちとなってしまうことになります。



園長  飯田和也

<< 一覧へ戻る

ホーム教育目標幼稚園の生活子育て支援募集要項アクセス誠和幼稚園ブログ