岐阜県中津川市 学校法人 緑ヶ丘学園 誠和幼稚園|誠和幼稚園ブログ

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自分が使える時間が命、命は生きている時間

2007年1月10日 水曜日

 95歳の日野原重明医師の言葉から教えられたこと、それは正月の番組で『子どもたちに命の大切さを教えているが、眼に見えない命を説明していないのが問題である。命と言うと心臓を示すことがあるが心臓はモーターでポンプの道具にすぎない。命は眼に見えないけれど子どもが使っている時間が命である。また命を大切にするには相手を許すという生き方を教えることも必要である』といった話から私たち親や保育者として「生きている時間、自分が使える時間、生きている喜びを味わうことが出来る時間」が命ですよと言うことを子どもたちに伝える工夫が大切と教えられました。また、相手にも命があることを理解し、相手の行為を許す生き方も身につけたいものです。

 子どもが親に勉強しないから、夢がないと兄弟姉妹になじられて相手を殺したり、命の大切さを教えられていても、相手を殺してしまう実態があります。幼いときに「生きている時間、自分が使える時間」は限られているということ、大切にする態度をどのように身につけさせるかが課題といえます。 しかし、テレビの中ではどのように自分で使える時間が命であるかと、いうことの方法や手段は話されていませんでした。幼児教育の専門家として改めて考えたいと思い自分の意見をまとめてみました参考にしていただければ幸いです。

 乳幼児が生きている時間・自分が使える時間を気づくには、愛されていることで生きている喜びを味わう充実感、満足感となって幸せな一時という時間を気づくことになるのではないでしょうか。人は嫌なこと、辛いこと、苦しいことは早く忘れたいものです。しかし、嬉しいこと・楽しかったことなど心に残したいものです。赤ちゃんのときに母親の胸にしっかりと抱かれたときの温かい温もりを与えられ愛されている、自分は幸せだ、そのときの母親や父親の温かい笑顔から生きている喜び、ここを命の源として抑えたいものです。親も保育者もまず乳幼児が多くの人に愛されている、といった感覚を家庭や保育の中で味あわせることが大切といえます。貴方のことを愛していますよ、そしてこの愛されている感覚をしっかりと受け止めて欲しいという願いで触れ合うことです。

 親のそばにいるだけで楽しい、嬉しい、気持ち良いという一時を味あわせること。あなたと一緒にいる時間を過ごせて幸せということを「言葉」で伝えることで『自分が使える時間。生きている喜びを味わう時間』これが『命』と言う実感を持たせることです。子どもは環境や育ち方によって命の感じ方は違います。親から食事を与えられなく、着るものも満足に与えられないような状態のとき、言葉で「貴方は邪魔だ、悪い子だ、汚い子だ」といった受け入れられていない状態が続いていたら生きる喜びを味わうことになりません。自分を否定された生活からは生きていたいといった命を大切にしたい、楽しい時間を使っている命という感覚に結びつきません。

 幼稚園や保育園、学校で子どもから「先生助けて、お母さん見て、お父さんできた、描けたみて、少し食べた見て、歌うから聞いて」と言うサインがでたとき、愛情の反対の無視・無関心と言う態度があります。子どもからの様々なサインを無視する態度をするのでない。「おなかすいた早く食べたい」そしておなかいっぱい食べられて満足した時、大好きな兄弟姉妹や友達と楽しく遊んで充実している時『あなたの使っている時間のためにじっくりと時間を割いていますよ』といった貴方が使う時間・生きている喜びとしての命を感じる時を大切にする態度をすることです。このように親も保育者も友達も兄弟姉妹が共に生きている時間を共有することで、生きている喜びを味あわせ、それが人の命というものですと説明し、自分も実感することを人生の中で時々持ちたいものです。 


園長  飯田和也

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