岐阜県中津川市 学校法人 緑ヶ丘学園 誠和幼稚園|誠和幼稚園ブログ

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いじめにあっても逃げないで乗り切る力

2006年12月19日 火曜日

 親としてわが子がいじめられていると気づいたとき、どのように対処していいか戸惑うことがあります。いじめを受けている子にとって親や友達や先生の対応によって「生きる力」になり、たった一言で「生きる望み」をなくしてしまう場合があります。いじめられているときに「もう死にたい、悲しい、つらい」というサインを見つけたとき「あなたならきっとがんばれる、がんばってね」といった安易な励ましは避けたいものです。死ぬほどがんばっている時、もうがんばれない、また「死にたい」といった甘えたい相手にサインが出ているときなど、「甘えたいときに励まされるほどやるせない」という心情も気をつけたいものです。生きる意欲をなくす言葉や態度には注意したいものです。

 「もうこれ以上がんばれない」というサインが出たとき「共に泣いてあげること、相手の苦しみを受け止めて共感すること」、さらには、言葉をかけるとき「あなたには得意な絵があるじゃない、歌、うまいといわれていたね、計算が速く友達もほめていたね、字がきれいといわれていたね、また、幼稚園や保育園のとき踊りが上手だと友達や先生に言われていたね、友達に優しい子と先生にいわれていたね」といった子どものいいところをひとつ伝えてあげたいものです。幼い時に先生や友達から受け入れられていた、認められていた、愛されていたことを思い出し自信を取り戻し、生きている喜びを味あわせることも大切と思います。いじめられているとき「愛情の反対と言われている無視されている感覚」がもっとも辛いはずです。そのような一人ぽっちという感覚を乗り越え、自分には生きる力があったという心情を思い出させることで「生きる力」を見つけてあげたいものです。

 親として「あなたはお父さんやお母さんにとっては、かけがえのない命の光のような存在だからね」といったことを言葉で伝えたり、抱きしめてあげたり、手をそっと握って母親の肌のぬくもりを伝えることも重要といえます。いじめられて辛いとき、自分のこと信じて泣いてくれる友達一人いたら、いじめられているとき自分のこと理解し、温かく見守ってくれる先生一人いたら、最後まで自分のことすべて受け入れてくれるお父さん一人いたら、生きている喜び、生きていたい意欲、愛されることで我慢する態度、受け入れられることで生きていようという心に結びつく場合もあります。

 いじめられているときに親として、いじめている相手やグループとの距離を置いて向き合うことも教えたいものです。がむしゃらにぶつかれという態度だけでなく、相手に対して挨拶はするがさらりと受け流す生き方もあるということを伝えることといえます。また、どうしようもないときには距離を置いて自分の得意なことに熱中してすごす時期も大切だということも必要になります。一人で良いから同じ考え、趣味を持っている友達を通して生きていくことも大切ということです。また、様々なことで「ねたむ」ことの強い相手が周囲にいる場合もあります。そのような相手からねたまれているときには、ねたんでいる相手に対して自慢をしない態度をして、付き合うということを教えることも重要になります。このようにいじめられているときに親として乗り切る生き方を伝えることが大切になります。

 また、いじめの問題は人生の中で乗り越えなければならないひとつといえますが、幼児期に人とのかかわり方について愛されることや人を愛すること、また、あるときは距離を置いて自分を見つめることも大切といった「人生の師」としての親でありたいものです。 


園長  飯田和也

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