岐阜県中津川市 学校法人 緑ヶ丘学園 誠和幼稚園|誠和幼稚園ブログ

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幼児教育は「生きる力」「生きる喜びと困難な状況への対処する力」を育てること。

2006年9月28日 木曜日

 幼稚園教育要領は「生きる力」を重視し、保育所保育指針は「生きる喜びと困難な状況への対処する力」を育てることを重視しています。このように幼稚園でも保育園でも幼児教育の重要性が叫ばれています。それは将来、小学校・中学校・高等学校になって自分勝手な行動で人を殺したり、人に平気で迷惑をかける大きな事件が目立っています。また、このような生き方をしないため「自由の後に責任がある」という幼児教育を行うことです。親として幼稚園も保育園も地域を含めて「生きる力」を育てることです。しかし、自分の家族だけが幸せであればいいというのでなく地域を含めて子どもたちに「生きる力」を身につけさせたいものです。

  どのように「生きる力」を身につけさせるかは、自分は「今日一日、食べることができた」という生きている喜びを感謝し、そして、「もっと生きていたい意欲」を持たせることが重要といえます。さらに、生きている喜びを味併せるには、「自分から考えた、見つけた、気づいた、人に言われないでまねした、工夫した」という主体性を尊重する幼児教育を親が理解し家族でも見つけ、そこを受け入れたり、認めたり、共感することが重要になります。

 折り紙の場面で先生の折っているのをじっと見つめ、面白いと感じ、先生の折り方を真似し、先生のように上手に折れなくて、曲がっているが紙にアイロンを工夫してかけている子どもたちがいます。このような子どもたちに対して、折らせることにこだわっている今までの教育では「生きる喜び」を味併せることには結びつきません。

 先生は「はい、ここをもっと併せて、はい、ここをこうやって折るの、はい、もっとまっすぐにして」と言った上手に折らせることだけの言葉かけで終わっている実態です。しかし、「生きる喜び」を考えた先生やお母さんの言葉では「先生・お母さんのように真似できたね、工夫して指をいれて折ったね、持ち方面白い持ち方だね、先生と違って指二本でアイロンかけられたね、自分で考えて併せたね」といった子どもの折っている時の行為を「受け入れ、認め」そして「共感」することで、子どもたちは、先生やお母さんから「愛されている」と感じます。このような場面から「生きている喜び」に結びつき、先生やお母さん大好き、愛されていると折り紙しているときでも心の結びつきとなります。

 しかし、今までの教育は上手に折らせることに囚われ、できる子にとっては楽しい折り紙でした。折りたくないとき、気分が乗らないとき、難しくて折れないときの子がいます。このようなときの子どもでも自分なりに「面白いと感動する時、まねする時、できるところだけ折ってアイロンかけるとき」と言う「自分で〇〇する」主体性のときがあります。また、「一人ひとり違っていいとき」の発達の中で個人差の激しい時もあります。兄弟でも性格や能力の違いが見られ同じようには育つことはありません。

「できた・見て、こんな風に折れたよ、見て・見て」とサインを出している子の知的発達を先生やお母さんが見つけることで、この子の能力はこんなにもあると言うことを信じることです。子どもは先生やお母さんから信じられることで「生きている喜び」となり主体的な行動に結びつきます。このような知的発達の場を先生と親が見つけ、共感し子どもに気づかせるのが「生きている喜びを味わい、困難に出会っても乗り切る力」を身につけさせるのが幼時期の教育といえます。

園と家庭、そして地域の協力により「生きる力、生きている喜び」が育つような「教育」が日本中に広がることを願っています。 


園長  飯田和也

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