岐阜県中津川市 学校法人 緑ヶ丘学園 誠和幼稚園|誠和幼稚園ブログ

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「友達見つけるまでお母さん心配しすぎないで」

2006年3月27日 月曜日

 四月になると幼稚園や保育園、小学校、中学校では新しい友達との交わりがあります。親は、友達を作ることができないで一人だけポツンと寂しく過ごしているのではないかと心配する場合があります。幼児、児童でも新しいクラスになる時どのように友達と話したらいいか、優しい子がいるか、意地悪する子はいるかな、どんな先生かなといった不安なこともあります。また、どんな幼稚園・保育園・学校だろうと心配になるのが当然です。このような子どもが情緒の不安定なときに、母親から「がんばって友達をいっぱいつくりなさい」「意地悪されたら、負けないでいじめ返しなさい」「泣かないでがんばって遊びなさい」「はやくなんでもできるようにしなさい」といった言葉をいつも言われていたらどのようになるでしょうか。友達関係で誰とでも積極的に入っていける子にとっては平気な場面となります。しかし、多くの子どもにとっては「不安・心配」なときが、始めての友達や教室、庭、遊具、道具との出会いとなります。

 このような子どもの心の動きがあるときに「がんばって友達作って」という励ましをするお母さんや先生がいます。特に「友達たくさん作ってがんばって」と言われることで萎縮することになる場合もあります。自分は必死でクラスの中に入り、友達を作らなければならないとがんばっているがクラスの雰囲気が怖い、先生が判らない、友達を理解できないのに毎日、「がんばってね」と励まされるだけでどうしていいかわからない、どうやって友達作るのか判らないという気持ちのときもあります。

 このような子どもの心のときに、「最初は、友達をみているだけでいいよ、声を聞いているだけでいいよ、匂いをかぐだけでいいのだよ」と言った言葉かけが大切になります。子どもにとっては「どのようなクラスの雰囲気で友達は何しているか。うるさい子は、乱暴な子は、静かな子は、優しそうな子は、かわいい子はいるかな」と観察しています。「友達を見つけて仲良くしなさい」と誰かに言われないでも自分にとって「肌が合う子」「うまが合う子」を見ています。最初の日に見つける子もいます。なかなか見つからないで一週間かかる子もいます。半月かかる子もいます。一ヶ月・二ヶ月時間がかかることもあります。

 この観察しているときにちょっかいを出してくる男の子・女の子がいます。相手は「気になるアイツ」として感じ、周囲の子に対して積極的な行動をする子がいて意地悪ではないがかかわってくる子もいます。

 最初から友達をたくさん作って遊べる子もいますが、そうでない子には、「共に泣いてくれる子、喜んでくれる子一人でいいよ」という言葉をかけてあげることも大切となります。観察しているときであると信じて、親という漢字のように高い木の上から背中を向けないで見守るという時期と言えます。そのようなときにクラスの先生が同じように「共に泣いてくれる友達一人でいい、また、今はできなくても先生が間にはいっていてあげるからいい」といった触れ合いが必要なときと言えます。そのようなときに自分のことをほめてくれる友達や先生がいれば周囲から認められる、愛されると言った感覚になり「自分の意思で判断する」という自発性を気づき自分から少しずつかかわる力が沸いてきます。

 自分からかかわりたくなる雰囲気を 親や先生が作ることが大切な時期といえます。 親の我慢と子どもの能力を信じて見守ることになります。どんな新しい環境になっても母親が子どもの「困難に出合っても自分で乗り切る力」を持っていると信じてあげることが重要になります。親から信じられていることで子どもは自分を信じ、いやなことやいじわるする友達に出会っても自分で乗り切る力をもつことになります。「共に泣いてあげ、良い箇所 をひとつ伝えられる母親でいたいものです」 


園長  飯田和也

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