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「共感すること」

2006年2月28日 火曜日

お母さん(先生)、子どもの内面を見て共感していますか。

 子どもが「・・ができた、できない」という場面だけを見て評価すると偏った視点になります。目につきやすい箇所だけを親や教師が子どもを捉えていたら子どもは大変不幸となります。それは描いたり・作ったりする技術はまだ完成していない時の子どもにとって、多くのことができる他の子と比較されたら劣等感をもってしまう場合になります。

子どもがお母さんの顔が形になってかけるようになったから大きくなった・成長したという「できた、できない」という理解だけで子どもの発達を見ていませんか。「もっとお母さんそっくりに形もわかるようにかけないかな」と上手に描けることだけを発達していると捉えて見ていませんか。大人にとって子どもを理解するときに表面だけを見るのでは本当に把握したということにはなりません。子どもがお母さんの顔をじっくりと観察し眼や唇、鼻の形や肌の色を同じように描けるようになった、それも他人から言われないで、自分から顔を描けるようになったこと、工夫して自分なりに描けるようになったという子どもの心に寄り添い、子どもの気持ちになろうとすることで共感的に理解しようとすることが内面を推理することになります。

共感とは「他人の体験する感情や心的状態、あるいは人の主張などを自分もまったく同じように感じたり理解したりすること」引用:広辞苑/岩波書店

 このように子どもの表面的な態度をとらえるだけでなく子どもの内面を理解しようとすることが最も相手を「受け入れ、愛する」には大切となります。子どもは自分の内面を理解されることで「受け入れられている、みとめられている、愛されている」といった感覚になり生きている喜びを味わい「生きていたい」という意欲になります。共感するには、相手の心に寄り添うことが大切になります。相手が「今」どのようなことに興味・関心をもって行動しているか、楽しんでいるか等わかろうとする気持ちを持つことと言えます。早く上手に何でもできるようにさせたり、食べさせたり、作らせたりといった押し付けるしつけや教育をすることは共感することとはいえません。子どものテンポに合わせようという気持ちがなければ共感になりません。子どものテンポは一人ひとりが全部ちがっているのを配慮することです。アンダンテという音楽の標語があります。「程よくゆっくり歩く速さ」という言葉ですが、自分の「アンダンテ」は腕の長さによります。人の腕の長さは全て異なっていることで、歩く速さは違うことになります。個人差を理解したいものです。

「今日、貴方は子ども対して何回、共感しましたか」と問われたとき、ほとんど共感することなく見ている自分、やらせることに捉われていた触れ合いを見直すことも重要になります。毎日の中で「はやくしなさい」「早く・早く」と押し付けが多いということを反省することも大切と言えるのではないでしようか。一日を振り返ったとき一回でもじっくりと子どもが何に対して興味・関心を持って遊んでいるかを見ていたかを見直すことも大切と言えます。幼稚園・保育園・小学生になっても共感してくれるお母さんやお父さん、先生との出会いがあることで自分は「ほっと」することになるのではないでしようか。自分のことわかってくれる人が一人でもいることで「つらいとき、かなしいとき、嬉しいとき」話す相手がいることで安心して相談することや報告することで生きている喜びを味わうことになります。家庭や園で生活する中で共感してくれる人、一人いることが生きる力になると信じています。親子で共感すること、兄弟姉妹でお互いが受け入れ、共感すること、教え子と共感することで心の交流ができることが生きていく上で大切になります。 


園長  飯田和也

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