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「子どもから教えられていますか」

2005年12月21日 水曜日

 親として子どもには様々なことを与えること、また、教えることが当然であり、子どもから教えられることは何もないという感覚になっている場合はありませんか。しかし、よく考えてみると親になって初めて気づくことのほうが多いのが、子どもを授かり家族になったことの中にたくさんあります。食事が与えられているのが当たり前、家があるのが当然といった考えから、子どものためにしてあげていることで、親のありがたさを教えられることが多くあります。

 親は子どもに元気でいきていくこと、他人に迷惑をかけないで正直に生きて欲しい、心の優しい人になってといったことなど様々な生き方を伝えて、育てることを大切にしていたかもしれません。しかし、子どもが幼いと忙しすぎてなかなか子どもの立場になることができない場合もあります。親として子どもの行為がかわいいと思えて気づくこともあります。自分中心であった自分自身も子どもを授かったことで子孫が残ったという感覚から、子どもがかわいくて仕方ないという態度でほっぺにチューをしたり、抱いたりする行為になります。また、親の願いだったことも親になって気づきます。親が自分に何を残したいのか親になって改めて理解できる場合となります。

 しかし、自分が親になり親として当然しなければならないことを一生懸命考えすぎ、実施しようとすると客観的に見えない場合になります。子どもを良くしようとして怒るときを思い出してみてください。カッとなり、般若の面のごとくに怒ることだけで子どもには通じていません。母親の怖い顔のみ印象的となり何を怒られたかまったく把握していないのが、子どもという場合もみられます。

しかし、大人が注意するのでなく回りにいる子どもが注意をすると、子どもは納得して注意の仕方を教えられる場面になる場合もあります。仲の良い兄弟姉妹がいて上の子が下の弟や妹に対して注意をしている場面を見ていて教えられることがあるはずです。ひらがなが読めなくても兄や姉はゆっくりと教えています。縄跳びが跳べなくても「前に出してちょんとやればいいよ」と具体的に自分が教わったやり方で弟に通じるように教えています。跳び箱が跳べないと「手の付き方はこうするといいよ」とモデルになって示しています。下の弟や妹に対して丁寧に時間をかけてゆったりと教えている場面になります。親ならすぐ怒鳴ってしまう場面でも、怒っている姿は兄や姉も強い口調であるが弟に理解しやすいように教えています。「大きくなったら自分が困るからな、今、がんばるときだ」と言ったことを自分の体験から伝えています

 親はこのように困ったことがあったはずですが忘れています。しかし、兄弟・姉妹は年齢が近いためにはっきりとつらいことを把握してそれを乗り切る力をつけてくれます。このような兄弟に育てることも大切ですが、年齢が近いことで共感することが安易と言えます。親はなかなか共感することが困難ですが、少しでも親として子どもの立場になって共感して「生き方」を伝えたいものです。子どもがかわいいと感じることで子どもの姿から自分は親になれてよかった、子どもと共に成長を感じる場面を与えられて子どもを授かってよかったという感覚になり子どもから改めて自分の生き方を教えられる場面にもなります。

子どもが大きく成長したことで自分も親として子どもから学ぶこと、小さかったときの自分を思い出してこんなにも自分も成長・発達したことを子どもから教えられることになります。しかし、忙しいという感覚で走り回るだけの生活、また人任せの生き方だけでは子どもから学ぶことにはなりません。時にはじっくりと子どもが何に興味・関心をもって生活しているか、そして、今自分は父親や母親として子どもの何を大切にしていかなければならないかということを認識することといえます
子どもと共に育ちたいものですね。


園長  飯田和也

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